山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ゴミムシがわが家を気に入った!?

2019-05-31 21:40:31 | 生き物

 日中は石や落ち葉の下に隠れ、夜になると徘徊して他の虫を捕食するという「アトボシアオゴミムシ」(オサムシ科)がやってきた。わが家がゴミ屋敷だと看破したのだろうか、灯火に群がる餌を求めてやってきたのに違いない。「アトボシアオゴミムシ」はゴミムシの名にはふさわしくないほどきれいでかっこいい。上半身は緑のメタリックカラー。背中の翅には黄色い斑紋でおしゃれしている。「キボシアオゴミムシ」とそっくりで同定が難航したが斑紋の形で「アトボシアオゴミムシ」と強引に裁定。

 むかしは水田の近くでよく見られたようで、農家にとって「ゴミムシ」は害虫を食べてくれる益虫だった。しかし、今はなかなか見られなくなったという。

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毎日「ムジナ」がわが家を徘徊

2019-05-30 20:22:14 | できごと・事件

 このところ、「ムジナ」こと「アナグマ」が、畑と自宅周辺に出没している。狙いはミミズの捕捉で畑のあちこちに小さな穴が続く。朝その跡を見ると新しいかどうかがわかる。

               

   

 コンポストもよく狙われるので網を覆ったが、それもついに破られ中身を食べられた。それなりにムジナも学習している。蓋の上に石を乗せてとりあえず様子を見てみる。

 イチゴの鉢の下を掘られた。これで同じ所を二度やられた。せっかく藁を敷いていたのにそれをどけて掘っていた。ミミズがいっぱい獲れたのだろうか。ムジナの傾向がわかった。石をどけてその裏を掘る、樹木や野菜の根っ子を掘る、枯葉・枯枝が積もった所を掘る、などだ。

            

 ラッキーなことに、ムジナはイチゴの実には無関心なことだ。おかげで野生化したイチゴはオイラの口に一瞬にして吸い取られていく。ムジナはときどき悪戯はするけど、野菜被害は少ないのでその「紳士的」な対応に感謝? ただし、トウモロコシと南京豆は完食されてしまう。破天荒なイノシシはブルトーザー並みに土地を改変してしまう。

   

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ノビルを食べ終わる

2019-05-29 21:06:50 | 食彩・山菜・きのこ

 5月の連休明けくらいに、畑の端に雑草と共に伸びていた「ノビル」を収穫する。根茎はラッキョウのように大きくなっていた。

 

 栽培した記憶がないのに、こんなに収穫したのは初めてだった。わが家の採集経済の真骨頂なのだ。

          

 泥を落として水洗いする。若いときは葉っぱごとみそ汁にしたこともあった。たしか甘みもあったように思う。

          

 定番の酢味噌にしていただく。しかし、収穫が遅かったので皮が硬かった。せっかくいただいた「いのち」なので、朝食のときに少しずついただく。5月上旬から毎日のようにいただいてやっと食べ終わる。

 しかし、ノビルは、オイラが不足している鉄分が豊富で、動脈硬化に良いとされるビタミン2や骨粗鬆症に効くビタミンKなどが豊かだ。きっと、これらのパワーが春の農作業の忙しさを担ったに違いない。わが家の縄文経済はまだまだ全開している。

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「ライレー」のオールドカーもイギリス車

2019-05-28 21:13:31 | 自動車・エンブレム

 炎天下でのオールドカーイベント(5/26)には数千人の愛好者が集まった。ふだんは人影の乏しい春野町に人と車が湧いてくるようだった。下田に上陸したペリーは日本人の好奇心に驚異したというが、そんな好奇心の塊りがオールドカーを取り囲む。オイラは車そのものにまったく興味はないが、フロントエンブレムだけは興味がある。今回はかなりクラシカルな車種が多くてほんの一部しか紹介できないが、おいおい登場してもらうつもりだ。

 1931年式の「ライレー」の「ゲームコックススペシャル」というスポーツカーも魅力的だった。

 

 皮バンドで車体を引き締めているのがなんともアナログチックでニヤリとしてしまう。車音痴のオイラでさえ、シンプルで大きなハンドルや二輪車のような車輪に目が行く。

              

        

       

 フロント前には馬蹄形の飾りやエンブレムなどが並ぶがそれぞれの意味がよく分からない。現代のスマート過ぎる高飛車な高級車より好感は持てる。

 ボディ横には手動のクラクションがあり鳴らしてみたくなる誘惑と闘う。さらにはその横のオイル缶のメーカーは1911年設立の潤滑油会社「シルコリン」だった。シルコリンは超音速旅客機コンコルドやロールスロイスのエンジンオイルとしても採用される老舗だ。

                   

 「ブルーダイヤモンド」型の「ライレー」のエンブレムが正面にあった。ライレーは、イギリスのライレー家が1890年自転車メーカーを買収してから、1900年代から自動車生産を始める。一時はマンレースで活躍したものの、その後は経営不振が続き、1969年に生産終了。ブランド商標権はBMWが所有。森繁久弥もライレーの愛好者だった。

 

     

 

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木枠の自動車もオースチンだった

2019-05-27 19:31:15 | 自動車・エンブレム

 昨日の「オールドカー」イベントの盛況さが興奮をさらに呼ぶ。スポーツカー型オースチンセブンの近くにあった、木枠のついた「オースチンミニ・カントリーマン」も魅力的だった。英国のバン型のバックドアは観音開きが多いというが日本では珍しい。装飾ではあるが木枠付きフレームは人気があるようで、オーク材の木枠は幌馬車時代の名残らしい。

            

 フロントエンブレムには、イギリス王立自動車クラブの「RAC」(ロイヤル・オートモビル・クラブ、1897年創立)のメダルが誇らしくつけられていた。自動車王国だった大英帝国らしくその王冠は鈍く光っていた。

           

 フロント中央にはオースチンのエンブレムがあったが、その複雑な経営変遷はいかにも歴史的な風雪が込められている。現在販売されている新品のエンブレムメタルは、58000円もする。

   

 それにしても、ウッドフレーム付きの「ミニ」は記憶から捨てがたい。長く使用していると木材部分が腐っていく例もあるようだが、それをまた補修すること自体が愛好者にはたまらないらしい。この分野では日本は得意なはずだが、日本製のウッドフレーム自動車はあるのだろうか。

      

 

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充実してきた「オールドカー」イベント

2019-05-26 23:03:25 | 自動車・エンブレム

 今年も炎天下の春野ふれあい公園で行われた「オールドカーin K'zROAD」におもむく。会場に着くや最初に注目してみたのが、イギリスの「オースチン・セブン」のスポーツカーだった。このタイプは1934年製の希少価値あるもののようだ。アメリカのフォードと並ぶ現在の乗用車大衆化の先鞭となったタイプの車だ。また、この同一モデルから多数のモデルが派生していったタイプとしても際立っているという。

 

 オースチンセブンは、戦前イギリスで最大生産数29万台(1922-1939年)を生産するなど、大英帝国の技術力を世界に誇った。第一次世界大戦のときは2500人だったオースチンの従業員が22000人になるほどの特需・隆盛を誇示したが、現在では中国の「南京汽車」が商標権を保持するにいたる。

         

 フロントエンブレムには、イギリスらしい翼と自動車のハンドルをドッキングしていて自動車に賭ける夢が表現されている。2014年11月には、オースチンセブンだけが集まる第1回目イベントがトヨタ博物館駐車場で開催された。そういえば、昔のニュースや映画にでてくる乗用車はクラシカルな「セブンタイプ」だった気がする。

 

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これならひと月分くらい新鮮に保存できる

2019-05-25 20:33:55 | 路上観察

 山奥の集落に行ったらこんなものに遭遇する。冷凍庫?冷蔵庫?横に「新聞受」と書いてあった。これなら長期間出かけていても安心。古い日付でも新鮮なままで新聞を読めるわけだ!?

 さらに、宅急便も留守中でも受け入れ可能だ。これは数年前から話題の通販受入れ方法についてのかなり先駆的な代物だ。場合によってはチルドでもOKさ。郵便屋さんも遠くに郵便物を持っていかなくて済む。数十年前にも似たようなモノを発見したことがあったっけ。

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ハチクもアイスプラントも勢いあり

2019-05-24 22:01:36 | 野菜・果樹

 津軽博士からいただいた「アイスプラント」(ハマミズナ科)の苗がどんどん大きくなり、ついに収穫へと至った。以前、2回ほど挑戦したがいずれも収穫前に失速、さすが博士の苗は強い。

 この南アフリカ原産の野菜は、吸い上げた水分から塩分を隔離し、それが葉の表面に光り、そのため味もちょっぴり塩分がする。しかも、血糖値を下げたり、βカロチン豊富ときている。もっぱらサラダでドレッシングをつけて生食だが、食感のサクサク感が柔らかい。

                 

 

 旨そうな「ハチク」が裏庭に侵入してきたので、いただき。すると、山側にもどんどんタケノコを発見してしまい、合計16本。ついこの間収穫して、毎日のように食べていたばかりだった。

 それにしても、アイスプラントは隣の玉ねぎにまで侵入するし、ハチクは山から畑に侵出するし、想定外の収穫に胃が追いつかない。そのため農作業もいつのまにか本来業務が遅れてしまう。いつものことではあるけどね。

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収穫はしたけれど

2019-05-23 20:24:34 | 野菜・果樹

 冬越しを生き抜いた「同志」だったキャベツとパセリを収穫する。しかし、キャベツは防虫網が短くて片方の出口が開いている状態だった。すると、そこからモンシロチョウが潜入したらしく網のなかに蝶が住み込んでしまった。すぐに追い出せばよかったのに、そこはオイラの脇の甘さがまたもや発揮して、ほとんどのキャベツが虫食い状態になってしまった。しかし、何枚かの葉をめくっていけば中身は大丈夫だった。無農薬栽培を貫くには脇を固めなくちゃね。

 

        

 いっぽう、冬の寒さに元気のなかった「パセリ」が4月以降元気を回復。いつのまにか、防虫網を持ち上げるほどの大きさに成長。2cmはある茎はまるで木のように固い。50cmの高さはあるパセリを根っこごと引っこ抜いて近隣や知りあいにもらってもらう。和宮様は乾燥パセリを作って常備野菜にしようとしている。春野菜はそろそろ収穫後半となり、農作業は夏野菜へとシフトしつつある。

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図鑑に載っていない種が多い「ヒメバチ」

2019-05-22 22:19:39 | 生き物

 蜂と言えば、花に集まるハナバチ・ミツバチとか、人を刺すスズメバチとかが想起する。しかし、圧倒的なハチと言えば「ヒメバチ」だそうで、世界的には10万種もいるという。日本だけでも1500種いるらしい。庭にちょいちょいやってくるヒメバチを撮ってみるが、やはり図鑑には載っていない気がする。

            

 「ヒメバチ」は、甲虫やチョウ・ハチなどの幼虫・蛹に卵を産んで寄生する。最終的にはその寄生主を食い殺して成虫になる。一見、おとなしそうな蜂に見えるがなかなかの戦略家なのだ。

 

      

 同じ仲間かと思ったのが、「ハバチ」だった。背中に黄色い斑点があるのが似ている。こちらは植物の葉を食べるので「葉バチ」だ。葉や茎に穴を開けて産卵する。体形はくびれがなくてずんぐりしている。「クロムネハバチ」に似ているが微妙に違う気がして同定できない。食生活は肉食系のヒメバチ、植物系のハバチというわけでかなり違う。

 かように世界は広い。しかしながら、人間の覇権をめぐるトラブルは「ふりだし」からなかなか前に進まない。私たちの進歩とは5000年前と変わらない「進歩」ということか。世界を蔓延するポピュリズムは人類の原罪なのだろうか。戦力と財力以外の方法で平和協調を歩む決め手はあるのだろうか。それこそ、ヒメバチの生き方は「ジコチュウー」のトランプ、「中華」帝国、EU排外と同じなのだろうか。どう見ても人間のほうが罪が深い。蜂の一撃が欲しいものだ。

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