山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ほだ木穴あけ作業完了

2011-02-28 18:26:17 | 農作業・野菜

 きょうは一日中雨でした。 昨日、ほだ木にきのこ菌打ちの穴開けを一日かかって完了しました。 途中で何本かはチェンソーで先端を切ったり、長いものや重いものは半分にしたりしたので、きょうは腕が重いです。 和宮様はキウイの剪定に専念していて、やはり手が痛いと申しておりました。 雨のおかげで、きょうはゆっくり骨休みができました。

                   

 おそらく1000箇所以上の穴を開けたと思いますが、隣の師匠が貸してくれた菌打ち用のドリルが大活躍でした。 高速でストッパーがついているのが特徴です。

 「雨読」では、このところ邪馬台国からヤマト政権誕生の古代史が面白くなってきました。 前々から、出雲王国の盛衰に関心がありましたので、ワクワクです。 最近発掘で注目されている奈良のマキムク遺跡も関連があるようです。 余白の多い古代の年表が少しずつ埋められていく作業は推理小説のようです。

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にぎやかにいのしし汁試食会

2011-02-27 20:40:09 | 野外活動

 昨日のいのしし汁試食会をやったわが道草庵庭は、16人の参加者で満杯だった。 ふだんは人間の存在すら確認できないほどの中山間地であるので、さぞやイノシシはびっくりしたにちがいない。

           

 この町で捕れたイノシシ肉をはじめ豊富な具材を竹筒に入れ、焚火や七輪に載せる。 煮えるまでの間、餅が焼かれたり、ドリンバー!?で飲んだり、たかちゃんが釣ってきた川魚や生落花生が焼かれたり、和宮様が作った松前漬けやチンジャオロース、団長が作ってきた漬物などで、もうすでに、お腹は満杯になっている。

                      

 この試食会は、4月にやる地域コンサートの昼食のメインメニューとなっている。 具材を自分で竹の器に入れて、炭のあるU字溝の上に載せて食べてもらうという趣向である。

       

 試食してみて参加者からはなかなか好評だった。 イノシシ肉が柔らかくてうまい、豆腐や汁が美味いということだった。 「当日はこれでいこう」とみんなで決定した。

 

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道草山のほだ木づくりに助っ人現る

2011-02-26 20:28:36 | 野外活動

 伐採しておいたコナラの木を玉切りにしてきのこのほだ木作りをしました。 道草山の斜面はかなり急なので作業は危険が伴います。ロープを使わないと下の小屋や人間に被害が出そうです。 助っ人に来ていただいたまちづくりの達人も必死に大汗をかきながら張りついています。

                           

 チェンソーのマロンさんの手馴れた手さばきでつぎつぎほだ木ができていきます。 そのほだ木を転がさないように降ろす作業はロープによって少しづつ安全に下まで降ろすことができました。

                           

 かなり太いほだ木もあり、おとな一人では持てないくらいのものもありました。 総勢16人の助っ人軍団で無事ほだ木ができあがりました。 持つべきは人のつながりですね。 そんな賜物がこの山です。 とても一人ではこの斜面では難しいです。  脱帽!! 感謝!!

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竹筒でイノシシ汁を作ってみた

2011-02-25 17:53:51 | 食彩・山菜・きのこ

 竹筒の節をきれいに切るのがやはり難しい。 この竹筒でご飯を作ったことは何度もあるけれど、汁を作るのは初めてだった。

 具には、近くのペンションのハンターからもらったイノシシの肉、ホウレンソウ、ブロッコリー、シイタケ、クズきり、桜エビ、フキノトウなど盛りだくさんに入れてみた。

 だし汁を入れてフタをしてからカマドの上に置く。 始めは強火でだんだんと弱火にしていく。 庭の枯木やゴミなどを燃やすのに時間がかかってしまって、なんだかんだで一日かかってしまった。

 

 竹筒は約1時間足らずでフタを開けてみた。 すでに水がかなり蒸発していたので、味噌を溶いたお湯を注ぐ。 まずは、シシ肉から食べてみる。 やー、ウマーイ。 柔らかーい。 さらには、シイタケ・フキノトウが匂いといい歯応えといい、サイコー。

 昨日、冬眠から目覚めた和宮様もズルズルーと最後の一滴まで食べ・飲みつくしてしまったのだった。

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荒野に畝一つ

2011-02-24 20:48:35 | 農作業・野菜

 早春直前であわてて畝を作り直した。 ここは大根を育てていたところだが、「深耕」が足らなかったせいで短い大根や二股の大根が多かった。 土壌もまだまだ改善されていない。  荒野に作った畝はまだまだ前途多難だ。

 粘土質の土壌が変わりつつあるけど、3月にはジャガイモを植えようと思っている。 願いをかなえてくれるだろうか。 土とこんな対話の日々が始まった。 

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隊長 颯爽と参上!

2011-02-23 21:02:40 | 出会い・近隣

 昨日、突如隊長たちがさっそうとわが家にやってきた。 今週、竹筒しし汁の試食会をするための準備に孟宗竹の食器作りに馳せ参じたというわけだ。 孟宗竹は近所の山に華ちゃんと採りに行ったが、2本だというのに軽トラの荷台に竹が満載となった。

 早目に来た隊長は汗びっしょりになりながら、先日伐ったコナラの木の一部を玉きりしてくれた。 これはシイタケ菌打ちのためである。 全身を装備した隊長の姿は、まるできこりのようなきびきびした頼もしいお兄さん(褒め殺し!?)のようだった。

                                

 オイラが伐採に失敗して枝に引っかかったY 字型の2本の切り株を座れるようにしてくれたのだ。 つまり、前は惨憺たる傷口のような様相の切り口だったからだ。 そこに座って眺望をしばし愉しんでいた隊長。 滴る汗をぬぐうすがすがしいわれらの隊長の姿が道草山の風景になっていたのだった。 

 もちろん、庭では焚火の昼食が待っている。 うどん・そば・サンマ・イカ・イノシシの焼肉、三崎産のマグロ・焼き芋等に舌鼓を打ったのは言うまでもない。 食べるのが忙しくてデジカメで撮るのを忘れるくらいだった。 調理を手伝ったカオちゃんが焚火の臭いが素敵だというのが素晴らしい。 多くの女性や若者が臭い消しに躍起になっているなかで、この自然の醸す煙を受け入れるとはすごいことだ。

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いよいよ地上に出たフキノトウ

2011-02-22 19:40:39 | 農作業・野菜

フキノトウが出てきました。 町なかでは当たり前でしょうが、ここではやっと春の妖精が地中から出てくれました。

                           

 まだ、たった2つだけですが、去年の例では、もうすぐ30くらいはいっせいに出始めます。 早春を現すような薄緑がじつにワクワクさせてくれますね。

 

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光明寺の栄枯盛衰

2011-02-21 19:03:43 | 歴史・文化財

 遠州光明寺跡地のてっぺんからの眺望は素晴らしい。 天竜川やアクトタワーも見られた。保存会の人が道や草刈等をやることで、藪の状態からこれだけの見晴らしができるようになったということだ。 ここは同時に戦国時代は山城だったので、にらみを利かした場所でもあったわけだ。  右の大木がタラヨウ。

              

 この階段を登りきるときっと光明時の本殿が迫力を持って見えてきたのであろう。 しかしいまや、廃墟のせつなさが漂っている。

                    

 石塔らしきものもあちこち散在しているがまともなものはこれくらいだった。 これもきっと、常夜灯なのだろうけど、火袋の部分が欠落している気がする。 弘化3年(1846年)、名古屋の人が奉納したものだ。

     

 痕跡を探していると、小さな小屋の中に木造が見えた。 荒削りだが、いつごろのものだろうか。

                   

 よく見ないと、この小屋にある木造の存在もわからない。 江戸幕府スタートの慶長8年(1603年)には、徳川将軍家の祈願所となり、その後ずっと保護を受けていたほどの大きな寺であったらしい。

 人間の営みのはかなさをまわりの樹木が癒してくれている気がした。 タラヨウの見事な大木が往時を静かに伝えてくれている。

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信仰と山城の光明山へ

2011-02-20 21:14:46 | 旅行・散策

 きょうは弁当を持って遠州の山岳霊場光明山へトレッキングだ。 山頂の光明寺は行基が717年開創し、秋葉山とならんで昔から有名な信仰の山だ。 芭蕉の弟子である其角も訪れており、俳句を残している。

                    

 そこに至るにはかなりの急坂を登らなければならない。 汗をビッショリかいて上着を2枚脱いだほどだ。

 この界隈はイノシシが背中をこすった木(白い跡)がけっこう見られるほど、かれらの解放区のようだった。

 山頂前の「観察の森」は、ツクバネガシ・カゴノキ・クマノミズキ・クロバイなどふだんなかなか見られない樹木があり、貴重なコースであることがわかった。

            

 しかも戦国時代ここは山城として今川氏・武田氏・徳川軍らが使った見晴らしの良い拠点だった。 家康にちなんだ旧跡があちことあり、家康が隠れたという巨大な鏡岩があった。

 頂上の光明寺は、昭和6年の大火事で全山焼失してから、まだ再建されていない。 

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今年最初の畝づくり

2011-02-19 19:41:21 | 農作業・野菜

 やっと畑で動き始めた武兵衛。 春の予感を感じながらの畝作りです。 汗がじっとりですが、春を呼んでくれそうなさわやかな風が小気味いいです。

             

 なんども土中のフキノトウを壊してしまいました。 いくつか隣に緊急移植をしました。 まもなく、フキノトウも食べられるぞー。 

                   

 なんとか、夕方には最初の畝が完成しました。 3月にはこの畝にジャガイモを植える予定です。

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