山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

モンキアゲハの産卵か?

2010-08-11 20:34:40 | 生き物
 わが家の庭の中央にはふぞろいの自然石を積んだカマドがあります。
 その脇の土の上でモンキアゲハがどうも産卵しているらしいのです。
 はばたきをやめたと同時にリキんでお尻から白いものを排出しています。

 ふだんのモンキアゲハはスピードが速くてなかなか画像が撮れないでいたので、とてもワクワクです。しばらく、野良仕事をやめて見ていました。
 なにしろ、日本最大級の大型蝶ですから。
 近寄ってもすぐには逃げなかったのでデジカメにおさまりました。
 ふだんのすばやいモンキアゲハからは考えられません。

 その営みから生き物としての尊厳が伝わってきました。
ちなみに、紋は白に見えます。だんだん黄白色になるそうですが。
 白くみえるとすると、モンシロチョウになってしまいますねー。
 
 
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甘さ控えめのマクワウリ

2010-08-10 19:32:10 | 農作業・野菜
 ほどよい大きさになったので試しにマクワウリを初めて収穫してみました。
 種の周りは予想どおりうまーい。
 白い果肉はメロンとまではいかないが、甘さ控えめな味。
 これぞ日本的な甘さぞ。

 そういえば、子どもの頃、マクワウリをおやつで食べたっけ。
 おやつとしては高級だった気がします。
 昭和30年代後半のプリンスメロンの登場で駆逐された果物ということです。
 プリンスメロンは、マクワウリとスペインメロンとの交配種だそうです。

 今年亡くなった同郷のタニさんにいただいたのが、このマクワウリでした。
 しかも、収穫第1号を私に手渡してくれたのでした。
 そんな想いがあって、挑戦してみたくなったウリでもありました。
 ほんのりしたこの甘さは、田舎暮らしをはじめて間もない戦友の優しさがじわじわと伝わるものでした。
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畑の小さな収穫祭

2010-08-09 19:50:14 | 農作業・野菜
 東京の客人とともにわが畑の野菜を収穫したところ、意外に品数が多いのがわかりました。
 ネギ・ニンジン・キュウリ・ナス・トマト・ゴーヤ・インゲン・ツルムラサキ・ミョウガ・オクラ・ヘチマ・シソ、それに野草のスベリヒユ。
 バジル・モロヘイヤ・金時草の収穫を忘れていたー!

 カボチャ・マクワウリ・エダマメのだだちゃ豆・キャベツがまもなくです。
 以前、ニンジンは手で抜けなかったんですが今はスッと抜けるほどに、土壌が少しづつ柔らかくなってきているのがわかります。

 きょうは雨が降ったり止んだりの一日で、対応が難しい一日でした。
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東京より涼しいなー!

2010-08-08 21:40:31 | 出会い・近隣
 東名高速の渋滞を縫って、東京から7人が泊まりに来ました。
 いずれも私の元職場の地域のかたがたです。
 こうした地域のかたの私心のない情熱のおかげで独創的なイベントを展開でき、感動をいくども共有したものでした。
 現状打破を標榜していた私の夢をつねに支え続けてくれたメンバーです。
 同時にそれは私の日々の苦悩や孤立を癒し、希望を求め続けることの大切さを示唆してくれました。
 さらに、かかわった人どうしのつながりを大切にし、どんな人をも切り捨てない寛容さがありました。
 
 わが道草庵に来てさっそく散策に向かったのは、近くの川でした。
 「東京は連日熱帯夜。エアコンが頼りの毎日。それに比べてここはなんと涼しい所か!」と、それぞれ何度もつぶやいておりました。
 ショウちゃんは散策にも行かず、すぐに我が家の電気配線の修繕にとりかかってくれました。
 久しぶりの再会に胃も心も満杯となりました。
 様々な心配りを随所でいただき、相変わらずだなーと感心するばかり。

 みなさんが帰った後、草刈をしながらそんな一人ひとりの顔をなぞりながら、心あたたまる余韻にひたることができました。
 ありがたいことです。
 
 辛いことがあっても、都内でもここ浜松市内でも人のつながりで救われている自分が今います。さらに言えば、緑に囲われた自然が私のささくれた心を癒してくれています。
 合掌!!
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野菜は食べないでおくれ!コガネくん

2010-08-07 14:33:04 | 生き物
 マメコガネのような小さい「せまだらこがね」を発見しました。
 背中の班紋はなかなか魅力的です。
 マメコガネは野菜をバリバリ食べてしまう害虫ですが、このコガネはどうでしょうか。
 イタドリが好きらしいです。
 触覚がアンテナみたいでかわゆいですね。
 どうか、野菜を食べませんように。
  (2009.8.2ブログ参照)
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ひぐらしの鳴く山里

2010-08-06 19:22:34 | 生き物
 玄関前にヒグラシが落ちていました。
 よく見ると頭部が食べられているようで、場所的には食べたのはトカゲかなーと類推するものです。
 また、模様の緑色が色あせています。

 古今集に「ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは 風よりほかに訪う人もなし」
という読み人しらずの歌があるそうです。
 このあたりの地域状況にぴったりの歌です。
 1000年前と同じなのかもしれませんね。

 つまりは、きょうも人間に出会わなかった一日でした。
 古今集の歌では秋と人生の寂しさがシンプルに表現されていますが、ときは今、夏です。
 刻々と積乱雲が繰り出し、雨雲も流れていきます。
 ゴーヤ・オクラ・カボチャなどの野菜たちもつぎつぎと実をつけています。
 バッタがとくに目立つようになりました。

 流転する時間と空間がここにはあります。
 そこに人間の生活の営為とが共存しています。
 人間が自然の一部であるということでもあります。

 というふうに思うと、ヒグラシの鳴き声もいのちの共鳴に聞こえなくもありません。

アメリカが初めて参加した歴史的な原爆犠牲者慰霊祭。
 あまりにも遅い。あまりにも座視しすぎ。
 加害国も被害国も、歴史の大河に学んでない。
 人類はこの風化を阻止できるのだろうか。

 やっぱり、ヒグラシの叫びを感じる感性を磨きたいものだ。

 
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トマトハウスのコミスジ

2010-08-05 19:53:16 | 生き物
 トマトがいよいよ赤くなりはじめました。
 しっかりかかわらないと、あっというまに脇芽が大きくなってしまったり、葉がうどんこ病にかかっていたり、枝が混みあったり、となりのカボチャの茎が侵入してきたりします。
 
 そんなとき、ハウスの天井を見たら、なぜここにいるのかわかりませんが「コミスジ」♀?が止まっていました。
 食草がクズだそうなので、比較的ここらの地域では繁殖しやすい環境ですね。
 どうりでよく見られます。(つまり、荒地・雑草が多い)

 漢名では「小三条蝶」と表記されるように、白いスジが三本見られますが、似たような仲間が多いので、いつも「この子はだあれ?」と迷っていました。
 人間と同じように、蝶もいろいろ微妙なファッションがあるようですね。

 先日開拓した畑の道がもう雑草だらけ。歩けるようにまた草刈機の出番です。
 ついでに、道草山の道も草刈機で開通しました。
 
 
 
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ヘチマを食べる

2010-08-04 20:55:02 | 食彩・山菜・きのこ
 ヘチマの勢いがいいですね。
 初めての実ができました。
 近隣ではヘチマを植えている人はまだ見たことがありません。
 しかも、「ヘチマを食べるんです」というと、怪訝な顔をされてしまいます。
 今晩の夕飯はチャーハンでした。
 そこにヘチマを入れて食べたところ、ナスのような食感でした。
 味覚というより柔らかな食感を楽しむものかもしれません。
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水源は沢の水

2010-08-03 20:58:01 | できごと・事件
 わが集落の水源地は近くの沢の水です。
 ですから、大雨や台風があるときは、蛇口からの水が濁るときがあります。
 ひどいときはお風呂が泥水のようになってしまうことさえあります。
 
 そのために、回り持ちで水道当番が月ごとにあるのです。
 先月は私の当番でした。
 沢の水を引き入れるタンク付近に砂や枯葉などが溜まらないように保守・管理するのが主な仕事です。
 水源地にはヤマビルがいっぱいいるのが難点です。

 水量が多いので枯れる心配はなさそうです。
 ある意味では、定額で水を使い放題できるのが利点です。
 暑い日には道路にばんばん水撒きできるのがいいですね。

 灼熱の夏は畑の水遣りだけでも1時間はたっぷりかかります。
 今はバジル・スイカ・キュウリ・モロヘイヤ・大根の小さな苗が水を待っています。
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地域おこしのアート村構想

2010-08-02 15:10:47 | 行事
 私たちがこの地域にはじめて泊まった民宿が渥美さんの「晴れるや荘」でした。
現在は工房と喫茶のみの営業ですが、川石の猫絵アーチストとして活躍中。
 その渥美さんが地域おこしをアートでやろう(8/28・29、春野ふれあい公園)というものです。(中日新聞記事)

 地域の活性化を考える地域からの動きはとても貴重ですが、まだ主体が「外人部隊」の助っ人であるのが現状のようです。

 少数でも、アートの魅力と感動を創出できるかどうかが試金石だと私は考えます。
 地域イベントはへたすると、運動論だけに終わってしまいがちです。

 私なりにここで何ができるかを考えながら、この小さな芽の肥料になればと打合せに参加しました。
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