山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山並み見ながら古民家カフェ

2024-12-09 21:06:16 | 市民活動・まち育て

 昨日は、山並みが素晴らしい市内砂川(いさがわ)にある「風香(ふうか)つきみ亭」を初めて訪れる。昨年11月に開業した古民家カフェである。お昼近くだったせいかお客が10人以上もいて30分ほど待ってしまった。場所はオラがいつも気に入っている一等地にあるビューポイントだった。カフェの裏側は、数百年にもなる風格ある「カゴノキ」が鎮座し、その隣に公民館・元寺院が控えている。もちろん、目の前はこの地区で一番風光明媚な高台にある。雨上がりの山並みの雲海にははたと見とれてしまう。

 

 急峻な斜面には端正な茶畑が山並みと競うように緑の模様を形成する。しかも、この茶畑は先験的な「有機 JAS認定農地」となっている。そうした魂は、若い入植者を呼びおこし市内の静かなムーブメントともなっている。その雄大な自然背景とみずみずしい人間のネットワークは、荒廃し無気力になっている日本や地域の資源ともいうべきものだ。「カフェ風香」はそんな息吹に囲まれているわけで、ぜひ成功させたい交流スペースだ。

 

 「風香」の正面は、お店というより民家そのものだった。休みは水・木曜日、営業時間は8時~18時まで。オラはお弁当を注文した。残念ながらその撮影を忘れてしまったが、幕の内弁当のようなデザインでとくに地元野菜を使った混ぜご飯は味のコクが沁みてうまかった。冬でなければ、山の景観を楽しみながら外でお弁当をほおばるのが最高に違いない。

 

 店の中は、テーブル・イスもあり、座卓もある。天井は手を伸ばせば触れる高さにあった。きっと、高台にあるので風よけのために天井を低くしてあるのかもしれない。天井の仕様はわが家のボロ家と同じだった。所々に、陶器や置物があり、ゆったりくつろげるように工夫されていた。

 

 奥には、見事な和ダンスが鎮座していた。欅の模様だろうか日本らしい木目模様が生かされている。また、タンスの隅金具も手が込んだ職人技が光る。周りの障子やガラス格子戸も昭和レトロを感じさせるインテリアとなっていた。築100年を越す古民家はここで育った若い柔軟な発想を持つ女性の手で見事に改装・復活していた。コンサートも主催していたり、新聞にも紹介されたようで今のところ客足は順調のようだ。 

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