北海道洞爺湖サミットが終わった。
どうも、お祭り騒ぎで終わった感が強い。ブッシュ米大統領が、『素晴らしいおもてなしをしていただいた』と述べるなどの発言からも伺える。それに、主催者(日本政府)がマスコミ関係者に贈った“お土産”の素晴らしさ!?これは新聞記事で見たことだけど。。。。
先進8カ国と新興国の環境問題に関する温度差がありすぎる。
福田総理は記者会見で『昼夜を分かたず真剣なで本音の議論が出来た・・・』と会議の成果を強調しているが、実際にはどうなんだろう。
緊急の課題である2050年に向けた地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減問題は具体策を見ることなく、次の会議に先送りという『日本独特の妥協』で終了したということだ。
また、食糧問題についてもあまり大きな動きがなかったようで、個人的に期待が大きかったため、現実とのギャップがありすぎたのだろう。
世界をリードする先進国の首脳が霧の洞爺湖に集まって世界規模の会議を開いたが、全く3日間の天候(霧のベールに包まれた会場)のようなサミットだったと言える。
まぁ、あの、根回し型政治家福田さんが議長となって開かれたサミットだから、仕方ないかもしれないが、日本としては“北朝鮮問題”を扱ったことだけが少しの前進かもわからない。