秋祭りを呼ぶといわれる金木犀の花が満開になっている。
先月末頃から少しずつ開花し、今朝は数か所の木がほぼ満開になり、優しく甘い香りが風に乗って我が家の窓にも届いている。
金木犀の香りにはリラックス効果があることからアロマオイルや香水に用いられている。この香りを嗅ぐことで「オレキシン」という食欲を促進する脳内物質の発言量が抑えられるとのことだ。
先日訪れた、西条市の王至森寺(おしもりじ)には、巨木の金木犀があり、国の天然記念物に指定されている。また、環境省の"香り百選"にも指定されている。今年は例年に比べてやや早く咲いてもう既に散ってしまったようだが、平野部では今が盛りだ。
4〜50年前は、汲み取り式のトイレの消臭のため各家庭の庭には多く植えてあったのだが、現在はそれも必要がなくなって、金木犀の木がどんどん減ってきているとのこと。
オレンジの花と濃いグリーンの葉のコントラストがなんともうまく対比しているのだが、天候が悪いとすぐ散ってしまう。ここ数日の好天で目立っている木だ。