田園地帯を歩いていると、この白い花が目に入ってくる。
8月下旬から咲き始め、今、まさに勢いがピークだ。
雑草の中に生えていたり、畦道の中で咲いて居たり・・・。
とにかく生命力が強い!
この花の名前は、"ニラ"。ネギ属のニラは根元のところから生えている葉っぱが食用、花が咲く前に根元から切るとニラ独特の匂いがする。
若い頃、レバニラ炒め、ニラ雑炊など好んで食べたが、ニンニクのような独特の匂いが口の中に残る。
既に咲き始めている気の早い“ヒガンバナ”とは同じユリ科。しかしこちらは球根に毒があり、モグラが田や畑に出没するのを防ぐため植えたといわれている。
ニンニクの白、ヒガンバナの赤・・・地方に増えた休耕田で、音のない“紅白歌合戦”が始まりそうだ。(笑)