夏に時計の針を1,2時間進めて、明るい時間を長くしようという試み『サマータイム』。
東京五輪に向け、誰が言い始めたのだろうか『サマータイム』にしては・・・?という案が浮上している。
今年夏には猛暑日の気温が各地で記録され、40度を超える場所も出てきて、2020年東京五輪期間(7月24日から8月9日)は1年で一番暑い時期が予想される。このため、サマータイムを1年前から実施して、より涼しい時間帯に競技をしてはどうだろうか・・・という案が出て来たという。私には、なぜ、五輪期間がこの日程なのか理解できない。日程変更は無理なのだろうか?
サマータイム制度は東京五輪のためだけに実施するというのは滑稽千万だ‼
明るい時間が長くなれば、生活がその時間帯に集中して人々の社会生活も充実するという。が、睡眠不足などから心身の病気が増え、特に高齢者に認知症が増え、省エネの効果は意外と低いと訴える学者もいる。
我が国では戦後まもなくサマータイムが実施されていたが、確か1952年には廃止されたいきさつがあり、導入の失敗を繰り返すことにもなりかねない。
東京五輪、パラリンピックだけのために、思い付きで『サマータイム』実施を口走ってもらうのは困ったものだ。