無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ジャガイモの切り方

2013-04-19 08:55:47 | 自然菜園の技術 応用
本日、の予報。

16~19日まで、友人宅におじゃましての醤油・味噌造り。
1年ぶりの仕込み中です。それはまたの機会にブログに書きますね。


週末のシャロムヒュッテでの「あずみの自然農塾」の準備もしております。

もう植えてしまった方もおられると思いますが、安曇野は今がジャガイモの植え時です。

種芋は、できるだけ良いのもを準備します。
種芋は、60~80gのSサイズか、手にはいらなければ写真のように150g前後のMサイズを使います。


種ジャガイモは放っておくと、芽が吹きすぎてしまうので、大きくてもこれぐらいまでのものにし、それ以上は取ってしまいます。

ジャガイモは、そのまま植えるのが自然なのかと思いきや、
元ジャガイモ畑でトラクターなどで耕されて粉々になったものの方が芽噴きが強く面白いものだと思いました。

自然菜園の自然は、2つあります。

1)まずは自然体で野菜と向き合えること。自然な人の菜園。
2)また、野菜は全世界の各地から日本に来ているので、現地の気候風土なども加味した野菜自身の自然。
この2つが、交錯するところに里山のような自然菜園は育まれていくと思います。


ジャガイモの故郷アンデスに想いを馳せながら、今回は、120gのイモを二つに切り分けます。


ジャガイモには、頭とお尻があります。


お尻と頭を結ぶように切ってあげると、芽吹きが揃い収穫期を逃しません。

実際に切ってみると、お尻から芽に向かって一筋の線が見えます。




私の場合、更に頭を切り落としてしまいます。

こうすることで、残った太い芽のみが出てくるので、芽かき不要になります。


60~80gのSサイズの場合、半分にはせず頭だけ切り落とします。

最小限の切り口にすることで、傷口から病気が入らないようにします。

ムギは踏まれることで、強くなります。
ジャガイモは、切られることで、芽吹きが強く揃う感じがします。
甘やかしたり、放っておくことだけが自然ではないようです。
野菜との会話ができたらいいなーと思います。


これは自家採種のうちのアンデスレッド(左)と下栗二度芋(右)です。

無肥料で自然菜園で栽培し自家採種することで、自分の家の在来種が育ちます。


生徒さん用のアンデスレッド。


無肥料栽培の北アカリ。


お気に入りのベニアカリ。


今年初めてのドロシーです。

最低3日。できれば良い状態で5日間前後、しっかり切り口が乾燥しカサブタになるまで日中風通しの良いところで干します。
灰は塗りません。

拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)では、ジャガイモについて余り触れることができなかったのですが、
ブログなどで補完できたらと思います。


◆お知らせ
せた農こと、「せたがや自然農実践倶楽部」からお知らせです。
前回『東京で自然農をはじめよう!』で講師をさせていただいたことをきっかけに、二子玉川にあるせた農の畑にお迎えして『自然農講座パート1:春の種まき編』を行います。

4/29(月・祝)『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート1:春の種まき編』

今月の菜園スクールは、
4/20(土)&21(日)シャロムヒュッテであずみの自然農塾
4/27(土)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
コメント (16)
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