無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール6月(自然菜園実践コース:梅雨の草刈り)

2013-06-23 22:22:15 | 自然菜園スクール
本日、


今日は、晴天に恵まれ、梅雨に晴れ間にAzumino自給農スクールの自然菜園実践コースが無事できました。

写真は、今が収穫時のタマネギについての説明をしているシーンです。
当スクールでは、美味しい野菜が自給できる技術や、お野菜をお買い物する際の知っておくとよい情報など色々お伝えしております。


菜園では、梅雨の時期の草刈り、草マルチのポイントを中心にお伝えしました。

まずは、野菜の状態、その周囲の草との関係性、野菜の根を想像しながらどう対処するのが良いのか、自然観察をします。


野菜の株元の草を中心に、のこぎり鎌で丁寧に草を刈って、敷いていきます。

野菜と夏草はしのぎ合っています。草を刈って株下に敷いてあげる草マルチで野菜の根はぐっと根を張ることができます。


周囲の草も刈って、風通しや光が良く通るようにします。
刈った草は、株下に草に重ねて厚く草マルチします。

ちなみに、刈っている草は、通路に蒔いたライムギやエンバクなどの緑肥ミックスです。




トマトのわき芽から地下部の根を想像しながら、剪定し、支柱に麻ひもで誘引して完成です。


ネギやジャガイモも最後の土寄せ、そして草マルチをたっぷり株下にすることで、収穫も、収穫後も安泰です。




梅雨なので、草が伸びているにもかかわらず、ミニキャベツは見事に結球し収穫できました。


ミニキャベツの裏を見ると、キャベツが美味しく育った軌跡が見てとれ食べるのが楽しみです。


収穫した後は、株元を写真のように残しておくことで、一回り小さいキャベツが秋に収穫できるのが楽しみです。


夏至を過ぎ、大豆の種を蒔いたり、


菜園区画を持っている本科生は、実際に自分の区画で学んだことを実践して身につけていきます。


区画を持たない参加者(聴講生や体験参加者)は、共有区でジャガイモの土寄せを体験学習しました。




午後は、雑穀を植えました。

写真は、今年お試しで行っている、紙マルチによるサツマイモ畝に、ゴマを植え付けている写真です。

紙マルチが自然とは思いませんが、無理なく自然体で自給をする際に、選択肢の一つとして今年初めての実験をしています。




耕していない区画に、糸をまっすぐ張り、その直線状に高キビ、アマランサス、モチキビを植えていきました。

自給を考えた場合や、空いている場所がある際は、どこでも育つ雑穀を育てると面白いものです。
スクールでは、体験を通じ、自分らしく自然体で、より自然に食べ物を育て楽しむ機会が持てればと思っています。


次回は、コムギの収穫、脱穀を7/13(土)20(土)に渡って行います。
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Azumino自給農スクール6月(自然稲作コース除草完了!)

2013-06-23 06:43:28 | 自然菜園スクール
本日、の予報。

今日は、Azumino自給農スクールの自然菜園実践コースの実施日です。


昨日は、自然稲作コースの実施日で、草取りにはちょうどい良い曇りの中、いろいろな方法で草と向き合い、稲が自然に育つお手伝いをしました。

このコースでは、通って学ぶ聴講生の他、育てたお米を分配する本科生や、体験参加など3パターンの参加者が、
イネが無農薬で、自然に育つにはどうしたらよいのか、その基礎と応用を様々な視点から学びます。


草取りの方法もさまざまで、稲が大きくなるまでのお手伝いとしてチェーン除草の後、

手押しの除草機「田車」を押すと、コナギなどが抜けて水面に浮いてきます。


イネに寄り添うように生えている草は、「ノゼり」野生のセリです。


「ノゼリ」は、茎でも根でも触れることができるので、「田車」では除草することはできません。




今年から見られるようになった「クログワイ」、芋で増える宿根草類です。野生のクワイの一種です。
草の種類によって、除草は異なります。




このような、芋や茎で増える草は、へたすると、爆発的に増え、来年以降イネが生育できない環境になりかねないので、
イネが大きくなるまでは、全部根ごと取ってしまうくらい丁寧に扱いたいので、

生徒さんと一緒に、手で除草します。


この田んぼの周囲は、山で林や森が多く、写真では見えにくいのですが、
葉を食べる「イネミズゾウムシ」は、無農薬栽培でよく見かける虫です。

葉を食べているうちに、根に潜り、産卵し、根を幼虫が食べ始めてしまうとイネは分けつできずに大きくなれなくなります。




そんな田んぼでは、合鴨が有効です。

今年は、去年この田んぼで育った2年目の合鴨と、


写真奥にいる、警戒心が溶けない今年のヒナ5羽合計8羽ほど1.5反の田んぼに放ちました。

無農薬栽培では、草取りや虫とりが農薬、除草剤を使わないので、薬剤ほどの効果的な方法というのはなく、
そのタイミングで一番合う方法がいくつかあり、タイミングと回数など重ねることで効果を発揮します。

イネミズゾウムシ大発生地区+痩せている+コナギ大量発生→合鴨投入といった感じです。
合鴨は、コナギやイネミズゾウムシを捕食し、痩せている田んぼに糞を落とします。

現時点では、合鴨が合う田んぼですが、どのくらいの羽数をどのタイミングで投入し、引き上げるかはたくさんの宿題の一つです。

自給用の田んぼでは、ただ単に無農薬だけでなく、愉しくそして美味しいお米を栽培することが重要です。
美味しいお米のために、合鴨の羽数を最小限にし、人も除草に入り、合鴨のために適度に草を残しておくのもポイントです。
草を全部残すとイネが草負けしますし、全部草取りをすると合鴨は食べ物がなくなってしまうからです。


田んぼの畦では、2週間前に蒔いた畦豆(丹波系黒豆)がすくすく育っています。
一部、欠株があったので、畦を修復しながら播き直しもしました。

畦豆(ダイズ)は、味噌や醤油といった自給したい食料になりますし、
稲刈り前の楽しみにの一つエダマメとしても魅力的です。

野菜の自給は最も人気がありますが、意外と食べる分であれば簡単に育ちます。
長期間の自給を考えると、穀類やイモ類を育てることで、貯蔵が効き、自給生活には欠かせないものです。

みんなで楽しく、美味しいお米を育てることをこのコースではみんなで学びながら行っていきます。
今回の除草で、田の草取りは終了し、あとは合鴨と鯉に任せ、イネの生長を見守るばかりです。

次回は、コムギの収穫、脱穀を7/13(土)20(土)に渡って行います。
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