無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

踏みこみ温床、その続き

2014-03-28 21:58:55 | 自然菜園の技術 応用
本日、


先週、踏みこみ温床①
の続きです。

この踏みこみ温床の特徴は、堆肥の先生橋本式改良踏みこみ温床だということです。
つまり、踏みこみ温床の中にいれる有機物を前もって、山に積み発酵をはじめてから、踏みこみ点です。

先週、Azumiono自給農スクールの自然育苗コースで、積み上げた堆肥の山は、3日目で発酵温度40℃に達し無事発酵し始めました!


踏みこみ温床には、焼きたてのクン炭が必要なので、もみ殻からクン炭を焼き、






よく混ぜて、焼けていることを確認してから、たっぷりの水をかけて消火します。

クン炭の再燃焼による農家での火事が多くので、たくさんの水をかけ消火してから3日間放置して、完全に消化してから使います。


焼きたてのクン炭は、山火事の匂いがするため、ネズミが温床に紛れ込まずに育苗できるからです。

育苗する際に、ネズミが入ると育苗どころではなくなるので、木酢液やクン炭などを効果的に使い、ネズミの侵入を防ぎます。

ハウス内の温床予定地の穴には、木酢液の希釈液をかけ、クン炭を撒き、ワラを敷きました。


そこに、発酵した堆肥を3回に分けて踏みこんでいきます。


一度、発酵しはじめた堆肥を踏みこむことで、安定した踏みこみ温床になります。


敷き詰めた踏みこみ温床の上に、3cm以内に土を敷き詰めます。


その上から、焼きたてのクン炭を敷き詰め、水平にします。

土とクン炭を敷くことで、じっくりと熱を伝え、根をしっかり張ることのできる自然育苗用の温床になります。

この後は、寒冷地の安曇野では、ビニールトンネルとすれば、数日後には種まきができます。

これは苗が多い場合の踏みこみ温床で大掛かりですが、次回は、一番小さな踏みこみ温床をご紹介しようと思います。
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