無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール2015「自然育苗コース」から開校しました!!

2015-03-24 07:12:30 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。


Azumino自給農スクールでは、4年前から自然育苗コースができました。

□自家採種をした夏野菜(特に、ナス、ピーマン)の苗づくりがうまくいかない。
□苗づくりそのものがうまくいかない。(モヤシのように徒長してしまう)
□自然菜園に合った苗づくりが分からない。
□踏み込み温床を作ってみたい。

などのリクエストから誕生しました。

前半は座学で自然菜園の講座から勉強し、午後は実習で身体でおぼえていきます。




踏み込み温床はと、有機物(落ち葉やワラや米ぬか)などを水と重ねながら、踏み込みことで、発酵熱を利用した育苗床のことです。

通常の踏み込み温床は、材料的にもとても家庭菜園では難しく、技術も必要で、失敗しやすい高等テクニックでした。

失敗しずらい、師匠の橋本式踏み込み温床を改良したやり方をみんなで作っていきます。

材料を混ぜたり、埋めるための穴を掘ったりしている写真です。




水を加えず、ワラや落ち葉と米ぬかなどを分量を計りながら重ねながら混ぜていきます。

それをもう一度隣に、水を加えながら切り返していくことで、さらに材料がよく混ざり、水を含み、発酵のスイッチが入りやすくなります。


堆肥を入れる穴の半分と、予備発酵の山ができました。

橋本式踏み込み温床の最大の特徴は、師匠の橋本力男さんの長年の堆肥造りの知恵が詰まっております。

ただ踏み込んで行くと、発酵のバランスが悪く、発酵ムラでき、育苗するのに不安点な育苗床になりがちで、途中高温すぎたり、低温すぎたり、切り返したり、ネズミの温床になったり、失敗しやすいので、

踏み込む3~4日前に、事前に予備発酵させ、発酵のスイッチが入り、発酵がうまく始まったところで、踏み込んでい行くのが最大のポイントです。

教室後3日目で、70℃に発酵し、とてもよい状態で仕込むことができました。






お次は、育苗用の土づくりです。

今回は、市販の野菜の育苗土に、去年の熟成踏み込み温床の土と、バーミュキュライトとクン炭を加えたものに、

ジョウロで水分量が50~60パーセントになるように、水分調整をしました。


育苗土の以前の水分調整はとても大切です。

市販の土は軽く運びやすいので、水を吸いにくい状態だからです。

こうしたブレンドの育苗土を乾かないように袋に締って待機させて馴染ませておくことで、すぐに使えますし、発芽しやすくなります。

ちょっとしたことですが、とても重要な失敗を未然に防ぐ知恵が講座全般に詰まっています。

2015年も春分の自然育苗コースから無事スタートし、いよいよ春到来です。

今年も新たな出会いと学びに感謝です。


コメント (4)
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