本日、
のち、
の予報。

うちの田んぼの近況です。
手前は耕していない不耕起、苗代、そして、耕した田んぼになっております。

畦では、エンサイ(クウシンサイ)=空芯菜

畦豆(ダイズ)がすくすく育っております。
畔は草が生えてきたので、一度梅雨の間に除草に入ろうかと思います。



田んぼの写真は難しいですね~。
一枚だと分かりにくいので、何枚かご紹介します。


先月の23日以降全く水を入れていないので、あれこれ2週間(14日間)雨水のみで、ここ2日間概ね一度田んぼの表面が見えてきたので、今晩の雨からまた深水に戻したいと思っております。


指の間隔が15cmなので、かなり田植えから1カ月で大きく、そして本数も増えてきました。
本数も1数本~25本と畦際と中心部で開きはありますが、概ね分けつ本数が取れてきた感じです。
これから如何にこの本数をすべて穂に、そして米に移行させるかが大切な時期になってきます。


田んぼの草も全く生えてきておらず気持ち悪い位です。
地面に見える緑は、断水した際にそれまで浮いていた浮き草が地面にへばりついている様子です。


土の固さは、まるでシュークリームの中に入っているホイップクリームとカスタードのハーフ&ハーフのクリーム状態で、
手で触るとぷるるんとしており、かなりきめの細かいクリーム状の土で、田んぼ特有のへ泥くささもあまりなく、不思議な状態です。
今年で慣行の田んぼから無農薬自然稲作に移行して3年目です。
この3年間も全くと言っていいほど草が生えない田んぼでした。草を抑えることは再現性が高くできるようになってきました。
今後の課題としては、稲そのものが本領を発揮できるために、健康に育つためにできること、してはいけないことを見極め、お世話すること。
現在、4a(4畝=400㎡)です。10a(一反=1000㎡)に換算すると9~9.7俵になり、上々で、食味も120点(デジタル食味計)なので、かなり理想的です。
しかし、現在はまだ初年度のダイズ後作のビギナーズラックと、去年9俵で分けつ不十分でまだ本領発揮できていない様子。
だったので今までが、助走のようなもので今年からがようやく本格的なスタートを切った感じがします。
まだまだ野菜ほどはわからないことが多く、課題もようやく見えてきた感じです。
また、水が十分来ない田んぼと不耕起という課題もクリアーしておらず、これからが楽しみです。
この後この田んぼでは、梅雨のうちに深水に戻し、最高分けつ期を迎えようと思います。
そして今週末に届くだろう鯉(1年魚)と鮒を投入し、今年こそハクビシンやタヌキ、アナグマから田鯉たちを守り育てていきたいと思います。
自給を志すとどうしても課題になってくる主食のお米の自給=稲作。
自給用の無農薬・自然稲作が誰でもできるよう、今後も研究していきたいと思います。
現在連載中の雑誌『田舎暮らしの本』(宝島社)以外でもどこかで、自給用の田んぼの育て方、そのポイントを講座できたらと思っております。
★無農薬・自然稲作(耕す田んぼの場合)のポイント★
1.まずは、田植えまでに草が生えない状態にしておく
①まずは、田の草が生えないように、初年度は大豆畑にする
②米ぬかを撒いて、秋起こしをし、春までにワラや切り株を完全に分解させておく
③仕上げ代かきまでに、最低1カ月水を張り、土を平らにして、水持ちもちよく、水温も保温しておく、
④田植えまでに、田んぼの草を一度生やして、耕して(うなって)おく。
⑤5枚以上の元気な成苗を準備しておく
2.仕上げ代かきから1週間以内にチェーン除草をする
①仕上げ代かきから4日以内に田植えを終える
②田植え後3日後に抜けないように丁寧に植える
③田植え後3日後にチェーン除草をし、翌日半生ボカシを撒く
④それ以降、1週間以内にチェーン除草を合計2回以上する
⑤イネが大きくなってから、草が生えていなくても田車を転がし、ガス抜きをし、根の周りの土に酸素を送り、草も生えず、稲も根が張れるようにする
3.田植えから除草が終わるまで3週間は田んぼの水位を10cm以上にキープする
①田植えまでに地温と水温を高めて温めておく
②田植えから3日間かけてイネの先端5cm位出るように深水にし保温する
③田植えから1ヶ月間は、早朝に水を入れて昼間水を温めておく。
④イネミズゾウムシの被害が平均1株10匹以上の場合のみ、浅水にし、稲の生育を促進する。
草が生えないけれど、稲はどんどん大きくなっていき、稲が大きくなってしまうと草はやっぱり生えて来ない。そんな田んぼです。
田んぼは一日にしてならず、今日のの野良仕事が明日、今年の収穫、来年の田んぼへつながっていくと思います。



うちの田んぼの近況です。
手前は耕していない不耕起、苗代、そして、耕した田んぼになっております。

畦では、エンサイ(クウシンサイ)=空芯菜

畦豆(ダイズ)がすくすく育っております。
畔は草が生えてきたので、一度梅雨の間に除草に入ろうかと思います。



田んぼの写真は難しいですね~。
一枚だと分かりにくいので、何枚かご紹介します。


先月の23日以降全く水を入れていないので、あれこれ2週間(14日間)雨水のみで、ここ2日間概ね一度田んぼの表面が見えてきたので、今晩の雨からまた深水に戻したいと思っております。


指の間隔が15cmなので、かなり田植えから1カ月で大きく、そして本数も増えてきました。
本数も1数本~25本と畦際と中心部で開きはありますが、概ね分けつ本数が取れてきた感じです。
これから如何にこの本数をすべて穂に、そして米に移行させるかが大切な時期になってきます。


田んぼの草も全く生えてきておらず気持ち悪い位です。
地面に見える緑は、断水した際にそれまで浮いていた浮き草が地面にへばりついている様子です。


土の固さは、まるでシュークリームの中に入っているホイップクリームとカスタードのハーフ&ハーフのクリーム状態で、
手で触るとぷるるんとしており、かなりきめの細かいクリーム状の土で、田んぼ特有のへ泥くささもあまりなく、不思議な状態です。
今年で慣行の田んぼから無農薬自然稲作に移行して3年目です。
この3年間も全くと言っていいほど草が生えない田んぼでした。草を抑えることは再現性が高くできるようになってきました。
今後の課題としては、稲そのものが本領を発揮できるために、健康に育つためにできること、してはいけないことを見極め、お世話すること。
現在、4a(4畝=400㎡)です。10a(一反=1000㎡)に換算すると9~9.7俵になり、上々で、食味も120点(デジタル食味計)なので、かなり理想的です。
しかし、現在はまだ初年度のダイズ後作のビギナーズラックと、去年9俵で分けつ不十分でまだ本領発揮できていない様子。
だったので今までが、助走のようなもので今年からがようやく本格的なスタートを切った感じがします。
まだまだ野菜ほどはわからないことが多く、課題もようやく見えてきた感じです。
また、水が十分来ない田んぼと不耕起という課題もクリアーしておらず、これからが楽しみです。
この後この田んぼでは、梅雨のうちに深水に戻し、最高分けつ期を迎えようと思います。
そして今週末に届くだろう鯉(1年魚)と鮒を投入し、今年こそハクビシンやタヌキ、アナグマから田鯉たちを守り育てていきたいと思います。
自給を志すとどうしても課題になってくる主食のお米の自給=稲作。
自給用の無農薬・自然稲作が誰でもできるよう、今後も研究していきたいと思います。
現在連載中の雑誌『田舎暮らしの本』(宝島社)以外でもどこかで、自給用の田んぼの育て方、そのポイントを講座できたらと思っております。
★無農薬・自然稲作(耕す田んぼの場合)のポイント★
1.まずは、田植えまでに草が生えない状態にしておく
①まずは、田の草が生えないように、初年度は大豆畑にする
②米ぬかを撒いて、秋起こしをし、春までにワラや切り株を完全に分解させておく
③仕上げ代かきまでに、最低1カ月水を張り、土を平らにして、水持ちもちよく、水温も保温しておく、
④田植えまでに、田んぼの草を一度生やして、耕して(うなって)おく。
⑤5枚以上の元気な成苗を準備しておく
2.仕上げ代かきから1週間以内にチェーン除草をする
①仕上げ代かきから4日以内に田植えを終える
②田植え後3日後に抜けないように丁寧に植える
③田植え後3日後にチェーン除草をし、翌日半生ボカシを撒く
④それ以降、1週間以内にチェーン除草を合計2回以上する
⑤イネが大きくなってから、草が生えていなくても田車を転がし、ガス抜きをし、根の周りの土に酸素を送り、草も生えず、稲も根が張れるようにする
3.田植えから除草が終わるまで3週間は田んぼの水位を10cm以上にキープする
①田植えまでに地温と水温を高めて温めておく
②田植えから3日間かけてイネの先端5cm位出るように深水にし保温する
③田植えから1ヶ月間は、早朝に水を入れて昼間水を温めておく。
④イネミズゾウムシの被害が平均1株10匹以上の場合のみ、浅水にし、稲の生育を促進する。
草が生えないけれど、稲はどんどん大きくなっていき、稲が大きくなってしまうと草はやっぱり生えて来ない。そんな田んぼです。
田んぼは一日にしてならず、今日のの野良仕事が明日、今年の収穫、来年の田んぼへつながっていくと思います。