現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※近日中に、実技編もアップグレード予定ですお楽しみに~
本日、のち。
コンサルと打ち合わせで出張しており、何かと忙しい今日この頃。
今年2回目の雪でした。
まだ、本格的な雪というより雨がみぞれ、雪として残った程度ですが、ここから一気に冬が本格化するので、それまでに畑でできることしておきたい限りです。
先週末の自然菜園スクールの自然菜園コース(入門&実践)合同では、越冬野菜の最後のお世話と、来年不耕起1年目を迎える自然菜園区の来年への最後のお世話をしました。
ソラマメ
米ぬかを補った後のタマネギ
ニンニクとタマネギ
エンドウと大麦
たちにモミガラを根元に保温、防寒として撒きました。
寒冷地で標高750mなので、越冬野菜たちにとって厳しい冬がやってきます。
積雪の多いところでは、雪そのものが保温、防寒になりますが、降っては止み、溶けては降るを重ねる当地では、しっかり野菜たちが根を深く張った後、モミガラなどで根元を保温してあげることで、大きな寒暖の差をなくしてあげます。
来年からは不耕起1年目の自然菜園区では、最も厳しい2年目の峠を越えるために、冬草の生えていないところや野菜の生育がいまいちだったところに、米ぬかを補っておきます。
サツマイモも2年目は減収するので、刻んだつるの上から補っておきます。
サツマイモの連作は4年目以降から軌道が安定してくるので、ネズミがきにくい、サツマイモが良く育つように一手間かけてあげます。
トウモロコシ2年目も米ぬかが同じイネ科由来とあってちょっと多めに刻んだ残渣の上から補っておきます。
通路も硬くなりがちなので、緑肥作物の両側のネズミやモグラの通路を踏んだ後に、余ったモミガラや米ぬかを撒いておくといいでしょう。
通路も立派な野菜の根を張る第二の畝です。冬の間に回復させておく必要があります。
ランチは、1DAYカフェでスペシャル弁当をいただき、身体の寒さを吹き飛ばしました。
いよいよ午後は自然堆肥づくり。
去年造って発酵熟成が進んだ完熟堆肥を触って臭いをかいでもらい、完熟堆肥の種類や質や用途について解説いたしました。
去年の完熟堆肥は、袋詰めしました。
その完熟堆肥があった場所で堆肥づくりは始まります。
まずは、モミガラをしき
一輪車で計量して、炭素資材(今回:モミガラ、畦枯草、小麦ワラ、蕎麦ワラ)とチッソ資材(今回:米ぬか、鶏床土)を8:2の割合に混ぜ重ねていきます。
あとは材料を混ぜながら、水分量を目標60~70%にし、富士山型に積み重ねていきます。
発酵と保温の促進のために、絨毯など通気性のある保温材を発酵が安定するように、方位や風向きなどを考えながら巻いていきます。
本当は、堆肥小屋で行えば、屋根も床もありいいのですが、ここは家庭菜園ならではの工夫で、
♯1100以下の通気性のある薄地の養生用のブルーシートをかぶせておきます。
今回は、雪や雨や11月という寒い時期なので、保温や防水も兼ねてもう一枚のシートをかけて
最後にタイヤと石で飛ばされないようにしました。
次回2週間後(本当は1週間後)に切り返しを行い、発酵で失われた酸素と水分を足してあげ、越冬させてあげて、来春から切り返して完熟、熟成を目指します。
自然菜園2年目は峠なので、自然菜園を軌道に乗せるために、完熟堆肥とネギでクラツキしたいですし、
新たに畝立てする際は、最低限のテコ入れとして完熟堆肥があると大助かりです。
自然菜園は軌道に乗せるのに最低3年。3年後~信じられない位美味しく、育てやすくなるのも自然の営みの結果だと思います。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
◆次回 12/6(水)
・冬の土づくり/クン炭づくり、3種類のクン炭
・土壌分析を活かした土作りのコツ
・今年の栽培の反省と改善のアドバイス