無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園緑肥mix(レギュラー&市民農園用)2種類新発売!!

2017-12-27 13:23:45 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


本日、

あたり一面真っ白です。


昨日は、雪が降る前に、友人たちと餅つきが無事終わりました!!



先日、松本の老舗種苗店「つる新種苗」さんから、自然菜園コラボ商品「自然菜園緑肥mix」の完成サンプルが2種類3サイズ、6袋到着しましたのでご紹介いたします。

自然菜園緑肥mixは、菜園のバランスを調えてくれる緑肥作物をミックスしたもので、20年の研究の結果、この度2種類新発売できる運びになりました。

自然菜園で、野菜と草が共に育つために、自然草を刈り敷きながら(草マルチしながら)野菜を育てます。

その際に、菜園によっては、野菜が草に負けてしまったり、草が生えてこなかったり、市民農園のような場所では生やしていけないルールがあったり、意外と草との付き合い方は難しく、挫折しやすいものです。

そこで、研究の結果、通路の真ん中か、畝と通路の境に数種類の牧草もしくは緑肥作物を生やすことで、誰でも簡単に草マルチが可能になり、お世話がしやすくすることができました。

自然菜園緑肥mixの5大効果としては、

①草マルチ効果
野菜の株元に刈った『緑肥mix』を敷き重ねる(草マルチする)ことで、草抑え、乾燥防
止、地温上昇防止、雨の跳ね返りによる病気予防などにより、野菜が生育促進する


②堆肥効果
草マルチが分解される過程で、土着菌やミミズなどの分解者により、腐植化され、土の
団粒化を促進してくれる。
株元15㎝以上残して高刈りした『緑肥mix』は草よりも再
生が速く、堆肥の材料の確保としても使用できる。

③草抑え効果
生育が旺盛で、通路や空いた場所も根を張り、生えてくる草を抑えてしまう。また、花
を咲いた時期に、株元15㎝以上残して刈ることで、芝生のように新芽が更新され、数年
間草を抑えてくれる。休遊地における草刈り軽減に効果的。

④バンカープランツ効果

バンカープラントとは、通路や菜園の周囲に育てることで、天敵(益虫)を呼び、住処 となり、野菜の虫害が軽減する。
草マルチにすると、地蜘蛛やゴミムシ(ヨトウムシな どを補食する)補食動物である天敵の隠れ家やアジトになり相乗効果でより効果的。

⑤通路が固くならず、水たまりができにくい効果
通路の踏まないスペースで育てることで、通路に根が張り、雨の後でも水たまりがなく なり水はけが良くなる
その効果を高めるためには、通路の『緑肥mix』の株元に、モミ ガラやバークたい肥など炭素が高い有機物を敷きつめるとさらに効果的。





種類は2種類で、緑肥作物のブレンドが違います。




『自然菜園緑肥mix レギュラー』

1年生と多年生6種類の緑肥をミックスしました。
混ぜた緑肥作物は、えん麦 赤クローバー クリムソンクローバー イタリアンライグラス ペレニアルライグラス オーチャードグラス。

無消毒種子でブレンドしたので、しっかり覆土しないと鳥などに食べられてしまうので、ご注意ください。

1年草と多年草をブレンドすることで、1年草のエンバク、クリムソンクローバー、イタリアンライグラスがまず先行して生育し、菜園の手ごわい草を抑えてくれます。
そして、株元15㎝位を残して刈り、草マルチとして利用しているうちに、じわじわと多年草のアカクローバー、ペレニアルライグラス、オーチャードグラスが生育してくれ、翌年からは多年草に自然と切り替わっていきます。

最初から多年草の種子だけを蒔いても自然草に負けてしまうのですが、ブレンドすることによって地域風土に合った緑肥作物がメイン、そうでないものがサブとして生育してくれるので、同じ種を蒔いても蒔く時期や風土によって育ち方が自然に変わるのが特徴です。

元々は、地域風土の菜園に合わせて、ブレンドしておりましたが、一応えん麦 赤クローバー クリムソンクローバー 、オーチャードグラスでの4種類の黄金比が見えてきたので、それを公表してきましたが、手に入りにくいものや高いものははずしたり、中にはアカクローバーの代わりにシロクローバーを混ぜて失敗したとの報告が多々あり、
なかなか全種類を黄金バランスで配合するのが難しいとのことでしたので、ブレンドしたものが欲しいとのご要望に応えて、今回ブレンドしたものを新発売することになりました。

その際に、寒冷地~温暖地~暖地、痩せ地~肥沃地、乾燥地~元水田でもよく育つように、イタリアンライグラスとペレニアルライグラスもさらに配合したスペシャルブレンドとして、新発売することになりました。


サイズは、1㎏、500g、250gの3袋で、


500gと250gは写真のように、袋の大きさは同じですが、厚みが2倍違います。





今回、『自然菜園緑肥mix・市民農園用』も新発売しました。

生育が早く毎年蒔いて毎年枯れる1年草のみのミックスです。
多年草を生やせない市民農園には特におすすめです。

1年草のえん麦、イタリアンライグラス、クリムソンクローバーのミックスです。

※注意:種をこぼすと、雑草化するので、絶やしたい場合は、種をつける前に刈り敷くこと。蒔いた時期や風土によっては、一部越冬する場合もございます。

イタリアンライグラスは、背丈が高く、元水田のような排水性が悪い畑でも生育が良い品種を使っております。

レギュラー同様、無消毒種子でブレンドしたので、しっかり覆土しないと鳥などに食べられてしまうので、ご注意ください。

裏技としては、耕作放棄地にこのブレンドを蒔いて、種をつけたら、乗用トラクターで鋤き込むことで、再度また生えてくるので毎年剥げてしまった所に蒔き足す程度、クリムソンクローバーの赤色が綺麗な畑として、景観よく、しかも鋤き込むごとに土が団粒化してきて土が肥沃になる点です。

耕作できない農地の維持管理にむいております。ただし、畑にもどしてから1~2年は、雑草化した緑肥作物たちが旺盛なので、作物が負けないように、草マルチかビニールマルチが必要になります。




レギュラー、市民農園用もいずれも取り扱い説明書と、『自然菜園ハンドブック』の緑肥mixのページのコピーが同封されております。

緑肥作物は、痩せ地でも肥沃地でもよく育つ強い作物なので、ヘタに畝の上や無計画に使用すると、野菜も草も育ちにくくなるので、よく読んでご利用くださいね。



次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~冬編~」

◆次回以降の予定
【今月のテーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
コメント (10)
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