無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

講演「トマトの自家採種」種苗交換会

2019-01-28 14:42:26 | 出張菜園教室

自然菜園スクール2019 募集中~ 



【1・2月の講演・自然菜園セミナーのお知らせ】
1)1/26 (土) 東京「東京・大月校開校記念」講演会 『無農薬自然菜園で、安心・安全な野菜を育ててみよう!』終了
2)1/27(日)長野(佐久市)長野県有機農業研究会、山梨種苗ネットワーク合同の第26回種苗交換会 講演「トマトの自家採種を続けて」終了
3)2/6(水)長野(長野市)城山公民館『自然菜園入門講座』
4)2/14(木)長野(千曲市)戸倉創造館『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』
3)2/10(日)東京新春・無農薬・自然菜園セミナー 第1回「コンパニオンプランツの混植で、少量多品目の無農薬家庭菜園の始め方」


本日、

昨日は、長野県有機農業研究会、山梨種苗ネットワーク合同の第26回種苗交換会、一昨日は、東京で、2日間連続講演会をさせていただき、今朝は起きられず、、、久々に昼過ぎまで爆睡でした。






長野県有機農業研究会、山梨種苗ネットワーク合同の第26回種苗交換会では、

自家採種をし続けてきたことをトマトに特化して発表してほしいとのことでしたので、

自然農法を志し22年間を振り返しながら、自然農の川口由一さんに教わったタネ採りや、本格的に育種、自家採種を教えていただいた(公財)自然農法国際研究開発センターの恩師の一人中川原敏雄さんについて、トマトの自家採種をまとめてお話させていただきました。

なんだかんだで60種類のトマトの自家採種し続けている私ですが、トマトをよくわかるようになったのも、恩師たちや先輩方の助言のもと、
多様な個性的なトマトたちとの自家採種の結果でした。

そして、採種農家研修(研究)を受け、現在採種農家でもあるので、その知見が役に立てばと想い講演させていただきました。


現在の日本のトマトは、そんなに個性がありませんが、外国のものや原種トマト、昔の固定種たちは、とても個性的です。
個人的には、トマトは徘徊半つる食虫植物だと思っております(笑)が、トマトの食用の歴史はたった200年足らずにもかかわらず、この200年で最も人に愛されて、進化変化してきた植物(野菜)だと思います。

事例発表  浜田潤子さん「あるもので何とか育苗」
~自家採種したクッキングトマト・ナツノコマの抱っこ芽出し、育苗からピューレの販売まで ~











標高1000mをものともしないアイディア栽培と、センスの良い加工品と愛犬とにじみ出る人柄、浜田さんの発表もチャーミングかつ、センスの光る素晴らしいもので、多くの経験からの学びに富んでおりました。


一品持ち寄りの自家採種野菜たちの料理も生産者ならではの工夫と個性が光り、お腹いっぱい食べすぎました(笑)


講演と一品持ち寄り、持ち帰ったタネの栽培結果発表などの後、

昨今の種子法廃案、種苗法の改正、種子の世界支配の真っただ中、
90種類もの自家採種種子(芋)が整然と机に並び、各々持参の封筒などに種を持ち帰る姿は、
農民としての自家採種の権利を分かち合う場として、実にほっとするものがありました。

いささか2日間の講演で、ハイテンションだったので、種苗交換会で話過ぎた嫌いはありましたが、
タネ好きの私には、たまらない豊かな時間でした。

食べ物を種から育てること、種を維持することは、当たり前のことですが、なかなか当世では稀有なことになっております。

タネは、生きているので、ただ持っていても死んでしまいます。種を育て、種採りをしまた蒔く、そんな営みが今後も見直され、人が集い、種が集う場が各地でできたらいいなーと思いまいした。


今年は、完全リニューアルで、
「これならできる!自然菜園入門講座2019」が2019年1~3月は、土づくりと菜園プランの講座を以下の通り予定しております。

1/9(水) -土づくり講座「失敗しやすい土づくり」「無農薬野菜が元気に自然に育つ土づくり」
2/ 6(水)-菜園プラン講座「連作障害の引き金プラン」「コンパニオンプランツで混植菜園プラン」
3/ 6(水)-土づくりできる菜園プラン「夏野菜で土づくり」「春・秋・越冬やさいで土づくり」


新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

座学は、野菜の栽培の流れをイメージしやすくなるだけでなく、失敗した本当の原因や準備ができるようになります。
菜園が忙しくなる種まき植え付けのラッシュ4~5月、草刈りと収穫が忙しくなる6~8月、あっという間に過ぎる9~12月とならないように、
1~2月に備えておくことをお勧めします。

◆◇◆お知らせ◆◇◆
来月は、2019年1/9(水)です。第2水曜日になるのでご注意ください。


2019年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


◆次回以降の予定
来月は、2019年1/9(水)です。第2水曜日になるのでご注意ください。
1/9(水) -土づくり講座「失敗しやすい土づくり」「無農薬野菜が元気に自然に育つ土づくり」
2/ 6(水)-菜園プラン講座「連作障害の引き金プラン」「コンパニオンプランツで混植菜園プラン」
3/ 6(水)-土づくりできる菜園プラン「夏野菜で土づくり」「春・秋・越冬やさいで土づくり」


お楽しみに~



新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。

千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。



場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)



現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。

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