無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

春玉ネギの定植&温床の土堀り

2019-03-19 19:20:04 | 日々の自然菜園

自然菜園スクール2019 募集中~ 


【3月の講演・自然菜園セミナーのお知らせ】
1)3/2(土)新春・無農薬・自然菜園セミナー 第2回 「都会でもできる!自然菜園プランターの始め方」
2)3/6(水)長野(長野市)城山公民館『自然菜園入門講座』
3)3/14(木)長野(千曲市)戸倉創造館『無農薬無化学肥料で、できる!自給稲作入門講座』
4)3/16(土)17(日)自然菜園スクール【自然菜園フルコース】踏み込み温床など
 ※3/17(日)【自然育苗タネ採りコース】同時開催
5)3/21(木・祝)自然菜園スクール【自然育苗タネ採りコース】
6)3/23(土)自然菜園スクール【自然育苗SWコース】
7)3/24(日)自然菜園スクール【自然育苗タネ採りコース】
8)3/30(土)31(日)自然菜園スクール【自然菜園東京・大月校】


本日、

最低気温2℃。最高気温20℃の予報。先週は寒くて、氷点下だった最低気温も昨日から高まり、急に暑い日になりそうです。




先週末の今年の温床予定地は、一面タマネギ苗でした。

長野県は、寒冷地なので、基本玉ねぎは秋植えですが、寒地の北海道方式で春植えタマネギにも挑戦しております。




ハウスの中で越冬したタマネギは、露地のタマネギたちと違って、ハウスに守られているので、生育が早く、寒風の損傷がほとんどありません。

今年は、久々に黒マルチのタマネギ試験と、比較でいつも通りのワラマルチタマネギに加えて、本格的に春植えタマネギを1,000本位やってみる予定です。

比較することで、畑でいろいろ野菜から教えてもらえます。






まずは、大きくなりすぎた葉を食べるために、チョキチョキ切って収穫。
収穫した葉タマネギ(タマネギ)は、ぬたやお浸し、パスタ、ネギ味噌保存など春の貴重な葉物野菜になります。

土を振るい落として、苗取り。とっても簡単です。
箕2つで、タマネギ苗250本程度。








不耕起の区画や苗が細い場合は、棒で穴をあけてどんどん定植。

穴に有機物が入らないように、根をなるべくまっすぐ植えたいので、工夫をします。


去年の秋に半分植えたイチゴの残りを補植。


イチゴとニンニク、+春タマネギの畝です。




こちらは、耕した畑に、黒マルチでタマネギ。
その両脇に、移植ゴテを使ってタマネギ苗を植えていきました。

植えた後、さみしい感じだったので、完熟自然堆肥マルチをして置きました。


1日と半日で、1000本のタマネギを定植完了です。




タマネギを掘った後のワラの下は、いい感じの育苗土に仕上がっておりました。






ワラを回収して、土を掘り上げて広げておきます。

40㎝以上育苗土に仕上がっていました。
ハウスの中で広げて、空気を吸わせガスを抜き、水分量を調整して、わずかに残った未熟な有機物も分解を促進させ、1ヵ月位熟成させます

踏み込み温床は大変ですが、極上の育苗土が手に入るので、やめられません。

以前は、生徒さんの分まで畑の土を使っていたら、どんどん土が減ってしまったのですが、
今では、土が増えている感じです。

踏み込み温床+ネギ育苗×2年で、落ち葉やワラはほぼ分解され形が残っておらず、つぶれるほどのもみ殻と土、粘土が出来上がります。

まだ掘り上げが途中なので、今日中に終わらせて、
明日の自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース』温床づくりの仕上げに間に合わせようと思います。


自然菜園スクール『自然菜園フルコース』『自然育苗タネ採りコース』は、まだお席が空きがございます。
次回は、4/13(土)~14(金)です。
単発参加でも大歓迎なので、自給自足体験を一緒に行いましょう!


自然菜園スクール2019 募集中~ 



◆◇◆お知らせ◆◇◆

2019年土内容充実で、今年は、完全リニューアルで、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答

「これならできる!自然菜園入門講座2019」が2019年1~3月は、土づくりと菜園プランの講座を以下の通り予定しております。

3/ 6(水)-土づくりできる菜園プラン「夏野菜で土づくり」「春・秋・越冬やさいで土づくり」

新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

今年のテーマ「コンパニオンプランツで混植」

毎月2種類(年間24種類)のメイン野菜とコンパニオンプランツを紹介。各野菜とコンパニオンプランツをどのように栽培するとより効果的かなど体系的にポイント解説。

4/ 3(水)-「キュウリのコンパニオンプランツ」「カボチャのコンパニオンプランツ」
5/ 1(水)-「トマトのコンパニオンプランツ」「ナスのコンパニオンプランツ」
6/ 5(水)-「ピーマンのコンパニオンプランツ」「トウモロコシのコンパニオンプランツ」

座学は、野菜の栽培の流れをイメージしやすくなるだけでなく、失敗した本当の原因や準備ができるようになります。
菜園が忙しくなる種まき植え付けのラッシュ4~5月、草刈りと収穫が忙しくなる6~8月、あっという間に過ぎる9~12月とならないように、
1~2月に備えておくことをお勧めします。


お楽しみに~



新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。

千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。



場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)



現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。

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『踏み込み温床づくり』自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース」

2019-03-19 08:37:47 | 自然菜園スクール

自然菜園スクール2019 募集中~ 


【3月の講演・自然菜園セミナーのお知らせ】
1)3/2(土)新春・無農薬・自然菜園セミナー 第2回 「都会でもできる!自然菜園プランターの始め方」
2)3/6(水)長野(長野市)城山公民館『自然菜園入門講座』
3)3/14(木)長野(千曲市)戸倉創造館『無農薬無化学肥料で、できる!自給稲作入門講座』
4)3/16(土)17(日)自然菜園スクール【自然菜園フルコース】踏み込み温床など
 ※3/17(日)【自然育苗タネ採りコース】同時開催
5)3/21(木・祝)自然菜園スクール【自然育苗タネ採りコース】
6)3/23(土)自然菜園スクール【自然育苗SWコース】
7)3/24(日)自然菜園スクール【自然育苗タネ採りコース】
8)3/30(土)31(日)自然菜園スクール【自然菜園東京・大月校】


本日、

昨日のブログの続きです。










2日目の午後は、自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース』『自然菜園フルコース』合同の「踏み込み温床づくり」を行いました。

去年の温床は、長ネギ、タマネギたちの苗床でもあり、ホウレンソウや水菜が育つ春の自給菜園になっております。

「踏み込み温床」とは、堆肥づくりにおける発酵技術の結晶で、有機物が発酵するときの熱を封じ込め、夏野菜を春に育苗する温かい苗床のことです。

自然菜園では、温床のあと2年間タマネギや長ネギを育てることで、ネギとそこに群がるミミズたちによって踏み込み温床土が、育苗土に生まれ変わります。

温床=ネギ苗床=冬の野菜畑⇒育苗土というわけです。


温床の材料は、去年の秋から集めた、畦草、稲わら、広葉樹の落ち葉、もみ殻、ダイズガラ、ブドウの剪定枝などを袋などに入れて、
冬の間雪や雨で濡らして起き準備しておきます。


そこに、自然養鶏の床土(鶏糞床土)と、米ぬかを混合して、水を加えて発酵させます。


温床を作る前に、温床に欠かせないもみ殻で作る炭「クン炭」を焼くところを見てもらいます。

クン炭は自分で焼くと、無料で、かつ用途別に焼き分けることができるので、米どころの日本において優秀な農的資材です。




通常の踏み込み温床は、ミルフィーユ状態に、囲いの中に、有機物を交互に重ねていきます。
私も、それで何度も失敗した先輩方を見てきましたし、発酵ムラで切り返しに悩まされる経験をしましたので、
従来の方法では、均一に発酵させるのは難しいと思っていたところ、

三重県の堆肥の師匠橋本力男先生と出会うことで、事前に発酵させておく「橋本式踏み込み温床」をマスターしてからは、事前に発酵させておく方式をやっております。


前もって、材料を正確に計量し、窒素資材(米ぬか、鶏床土)の4倍の炭素資材(落ち葉、ワラ)の割合に混ぜてから、水分を70%測量し、


水をかけて、全体を最初ちょっと多めの水分量70%(途中、染み込まず、抜けていくので)材料と水を混ぜていきます。






それらを、拡販しながら運ぶのは、結構コツと体力がいるので、コツを伝えながら、全体まんべんなく材料が混ざっており、水分が70%位になったものをハウスの予備発酵させる場所に移動させて、富士山型(量が多い場合は連峰型でもよい)に積み上げていきます。

参加者全員で息と力を合わせて、移動させました。

やってみるとよくわかるのですが、材料と水を完全に混ぜるには結構難しいものです。
そのため、材料比、攪拌、水分量がうまくいかないので、従来の踏み込み温床や堆肥がうまく発酵しないかがよくわかります。

教わったことは、すぐに忘れたりしますが、自分で体験したことは思い出せますし、自分で気づいたことは一生の宝になります。


♯1100の薄地のブルーシートとジュウタン、タイヤで覆って完成です。

あとは、4日で、45℃以上に発酵してきたら、材料比、攪拌、水分量がぴったしだったことがわかります。
今回は、ハウスなので、3日で45℃でたら、成功です。(今日、3日目の朝で、45℃達しました!)

この予備発酵こそが、「橋本式踏み込み温床」の最大のポイントで、発酵が確実に始まったものを3/21(木・祝)『自然育苗タネ採りコース』で、踏み込んで温床に仕上げていきます。



当日は、今月で一番の寒さだったので、おやつはお汁粉でした。

温かい部屋で、野良仕事の後のお汁粉(ココナッツ黒米お餅&サツマイモ)は最高でした。

ワークの最後は、シェアリングで、感想や質疑応答を行いました。

★参加者の感想は
「やってみると、大量だと混ぜるのが大変だけど、お一人用のミニマム温床ならやってみたい」
「本に書いてある意味がやっと分かった」
「自分たちでも堆肥を作ってみたが、発酵がうまくいかない理由が分かった」
など、大変な野良仕事にもかかわらず、前向きで、寒くて身体は疲れても、参加者の笑顔が印象的でした。


3/21(木・祝)『自然育苗タネ採りコース』
までに、この予備発酵させた堆肥を入れるスペース=現在春植えタマネギ苗床なので、昨日からタマネギの定植を行っております。

春植えタマネギの植え方は、明日以降のブログでご紹介しますね。

生徒さんの分の苗も育てているので、大量の発酵熱が必要です。
お蔭様で、今年もみんなの力を借りて、踏み込み温床での育苗が始まりました!有難いことです。

異常気象でも負けない、生命力を引き出す自然育苗を今年も試み、育苗を極めていきたいです。

自然菜園スクール『自然菜園フルコース』『自然育苗タネ採りコース』は、まだお席が空きがございます。
次回は、4/13(土)~14(金)です。
単発参加でも大歓迎なので、自給自足体験を一緒に行いましょう!


自然菜園スクール2019 募集中~ 



◆◇◆お知らせ◆◇◆

2019年土内容充実で、今年は、完全リニューアルで、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答

「これならできる!自然菜園入門講座2019」が2019年1~3月は、土づくりと菜園プランの講座を以下の通り予定しております。

3/ 6(水)-土づくりできる菜園プラン「夏野菜で土づくり」「春・秋・越冬やさいで土づくり」

新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

今年のテーマ「コンパニオンプランツで混植」

毎月2種類(年間24種類)のメイン野菜とコンパニオンプランツを紹介。各野菜とコンパニオンプランツをどのように栽培するとより効果的かなど体系的にポイント解説。

4/ 3(水)-「キュウリのコンパニオンプランツ」「カボチャのコンパニオンプランツ」
5/ 1(水)-「トマトのコンパニオンプランツ」「ナスのコンパニオンプランツ」
6/ 5(水)-「ピーマンのコンパニオンプランツ」「トウモロコシのコンパニオンプランツ」

座学は、野菜の栽培の流れをイメージしやすくなるだけでなく、失敗した本当の原因や準備ができるようになります。
菜園が忙しくなる種まき植え付けのラッシュ4~5月、草刈りと収穫が忙しくなる6~8月、あっという間に過ぎる9~12月とならないように、
1~2月に備えておくことをお勧めします。


お楽しみに~



新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。

千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。



場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)



現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。

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