
本日
。
【市民農園で、自然農のはじめ方】
前回に引き続き、市民農園で、自然農をおこなう
≪2≫種の選び方、野菜の育て方を紹介していきます。
1)まず、種の品種の選び方ですが、
市民農園の土地は痩せている場合や、
化学肥料で単純化していることも多く、
自然農向きの種子や、品種を選ぶことが大切です。
では、どのような種子や品種が向いているかというと、
①痩せ地や、荒れ地でも育つもの。
ミニトマト、ジャガイモ、サツマイモ、枝豆
二十日大根、サニーレタス、インゲン
など、元々栽培しやすいものが向いています。
②根張りの良い露地品種。
ハウス用の品種は、向きません。
昔から作られてきた、ロングセラーの品種や、
自然農で自家採種されてきた種子が向きます。
自然農仲間から分けてもらうほかに、
市販のもので、自然農しやすい種子は、
(財)自然農法国際研究開発センターの「自然農法の種子」
http://www.janis.or.jp/users/infrc/seedservice/index.html
がお奨めです。
③あとは、今年育て野菜から自家採種、
つまり、自分で種採りをして、翌年育てることをお薦めします。
というのは、種の方が来年の準備をしてくれているので、
そこで育った種を使うのは、理にかなっています。
それか、花を咲かせ、こぼれ種が毎年同じところで発芽してくれる
自然生えしやすいものを選ぶのもいいと思います。
シソ、ミニトマト、エゴマ、おかのり、イチゴ
ジャガイモ、大根などあります。
2)後は、自然農の野菜の選び方としては、
通える頻度に応じて野菜を選ぶのもお奨めです。
①ほぼ毎日通える場合。
何でも育てられる。
中でも頻繁に収穫した方がいい野菜
キュウリ、つるありインゲン、オクラなどの野菜は、
たまにしか行けない場合は、あまりお勧めできません。
②週一で通える。
夏野菜、ミニトマト、ナス、シシトウなど
果菜類は、収穫をマメにしましょう。
③10日以上頻繁に通えない畑は、
イモ類を中心に、大豆や、雑穀などを中心に育てます。
ジャガイモ、サツマイモ、大根、カブ
大麦は、炒って麦茶。
アマランサスは、お菓子用のフルイで調整。
大豆は、若い時枝豆として。
無理せず、自分のライフスタイルにあった菜園にするといいでしょう。
3)自然農の野菜の育て方の基本中の基本
Ⅰ.蒔きかた
①種を蒔く場所は、草の根を残して草を刈り、表土をどけます。
②種の大きさの2~3倍の厚みの土をかけ、しっかりで上から土で抑えます。
③刈った草を種の蒔いた上にパラパラ戻します。
Ⅱ.草の刈り方、草マルチ
①野菜の生長をみながら、野菜が大きくなるまで、
周りの草を(根を残して、)のこぎり鎌で刈って生長を見守ります。
②梅雨の期間中が一番草が伸びます。
6月~8月にかけて伸びてきた草をよく刈り、野菜の株下に草マルチします。
③8月に入って、土手や公園の草を刈り集めて、
夏野菜の株下に厚く草マルチします。
草マルチの上から一握りの生ヌカをパラパラ補なってあげます。
市民農園は、草が足りない場合があります。
もしくは、生やすことが禁止されている場合があります。
その場合は、赤クローバーや、えん麦の種を
空いたところで育てるのも手です。
不明な点は、遠慮なくコメント欄にご質問ください。
●お知らせ●
松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。
『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html
『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html
●お奨め講座●
私の日本みつばちの先生である山本晃久さんの
『日本みつばち初心者講習会』のご案内です。
日時:2009年3月29日(日)13~16時(12時半開場)
会場:ももせ第二公民館
地図
参加費:1500円(定員20名)
申込:松本日本みつばちの会
090-1651-5743代表山本まで

【市民農園で、自然農のはじめ方】
前回に引き続き、市民農園で、自然農をおこなう
≪2≫種の選び方、野菜の育て方を紹介していきます。
1)まず、種の品種の選び方ですが、
市民農園の土地は痩せている場合や、
化学肥料で単純化していることも多く、
自然農向きの種子や、品種を選ぶことが大切です。
では、どのような種子や品種が向いているかというと、
①痩せ地や、荒れ地でも育つもの。
ミニトマト、ジャガイモ、サツマイモ、枝豆
二十日大根、サニーレタス、インゲン
など、元々栽培しやすいものが向いています。
②根張りの良い露地品種。
ハウス用の品種は、向きません。
昔から作られてきた、ロングセラーの品種や、
自然農で自家採種されてきた種子が向きます。
自然農仲間から分けてもらうほかに、
市販のもので、自然農しやすい種子は、
(財)自然農法国際研究開発センターの「自然農法の種子」
http://www.janis.or.jp/users/infrc/seedservice/index.html
がお奨めです。
③あとは、今年育て野菜から自家採種、
つまり、自分で種採りをして、翌年育てることをお薦めします。
というのは、種の方が来年の準備をしてくれているので、
そこで育った種を使うのは、理にかなっています。
それか、花を咲かせ、こぼれ種が毎年同じところで発芽してくれる
自然生えしやすいものを選ぶのもいいと思います。
シソ、ミニトマト、エゴマ、おかのり、イチゴ
ジャガイモ、大根などあります。
2)後は、自然農の野菜の選び方としては、
通える頻度に応じて野菜を選ぶのもお奨めです。
①ほぼ毎日通える場合。
何でも育てられる。
中でも頻繁に収穫した方がいい野菜
キュウリ、つるありインゲン、オクラなどの野菜は、
たまにしか行けない場合は、あまりお勧めできません。
②週一で通える。
夏野菜、ミニトマト、ナス、シシトウなど
果菜類は、収穫をマメにしましょう。
③10日以上頻繁に通えない畑は、
イモ類を中心に、大豆や、雑穀などを中心に育てます。
ジャガイモ、サツマイモ、大根、カブ
大麦は、炒って麦茶。
アマランサスは、お菓子用のフルイで調整。
大豆は、若い時枝豆として。
無理せず、自分のライフスタイルにあった菜園にするといいでしょう。
3)自然農の野菜の育て方の基本中の基本
Ⅰ.蒔きかた
①種を蒔く場所は、草の根を残して草を刈り、表土をどけます。
②種の大きさの2~3倍の厚みの土をかけ、しっかりで上から土で抑えます。
③刈った草を種の蒔いた上にパラパラ戻します。
Ⅱ.草の刈り方、草マルチ
①野菜の生長をみながら、野菜が大きくなるまで、
周りの草を(根を残して、)のこぎり鎌で刈って生長を見守ります。
②梅雨の期間中が一番草が伸びます。
6月~8月にかけて伸びてきた草をよく刈り、野菜の株下に草マルチします。
③8月に入って、土手や公園の草を刈り集めて、
夏野菜の株下に厚く草マルチします。
草マルチの上から一握りの生ヌカをパラパラ補なってあげます。
市民農園は、草が足りない場合があります。
もしくは、生やすことが禁止されている場合があります。
その場合は、赤クローバーや、えん麦の種を
空いたところで育てるのも手です。
不明な点は、遠慮なくコメント欄にご質問ください。
●お知らせ●
松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html
『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html
●お奨め講座●

私の日本みつばちの先生である山本晃久さんの
『日本みつばち初心者講習会』のご案内です。
日時:2009年3月29日(日)13~16時(12時半開場)
会場:ももせ第二公民館
地図
参加費:1500円(定員20名)
申込:松本日本みつばちの会
090-1651-5743代表山本まで
家庭菜園の場合
お隣の畑の栄養過多で虫が発生。
防虫ネット張ってないところに、虫が飛来なんてことはありませんか?
近所に牛糞大好きオジサンが居るのでちょっと最近の心配事です。
また、最近は鳥がキャベツやほうれん草を美味しそうに啄ばんでいきます。
大豆を植えた時と同じように糸を1本上に張っていますが、新芽が出たそばから啄ばまれるらしく、光合成が充分できず、弱ってきています。糸をカブの真上1本からカブの左右2本に増やすと鳥からしてみると少し嫌かな?とも思うのですが。
やってみる価値ありますかねぇ???
まず虫の件ですが、
「原因と結果の法則」といいますか、
有機肥料のやりすぎでメタボでになった野菜には、
虫が来ます。
どんなに近くても、健全に育っている野菜には虫は来ません。
ただ、モンシロチョウ・ヨトウガなど飛来して卵を産む昆虫の場合、
キャベツや白菜などついでに卵を産んでいく場合があります。
ですから、キャベツ・白菜など育てたい場合は、ある程度大きくなるまで、
寒冷紗などトンネルにして覆うことをお薦めします。
それと、鳥の害ですが、
鳩の場合、植えた野菜の直上10cmに、鳥の嫌がる糸を張ると有効です。
ホウレン草が食べられるのは、珍しいです。
もしかしたら、鳩以外の鳥かと思います。
たとえばカラスなど
カラスなどは頭がよく、学習力があるので、
カラスと知恵比べしてみましょう。
たとえば、猫のぬいぐるみを置くなど
小さな菜園でしたら、
ネットを買ってきて、ふんわり被せたり、
寒い季節は、キャベツ・白菜を育てるように
寒冷紗・タフべルなどでトンネルか、べたがけして野菜だけ被せてしまう方法があります。
大がかりが嫌いな場合、僕もそうですが、
カラスなど歩いて菜園内に入ってくる場合、
菜園の周りを、鳥の嫌がる糸で高さ10cm四方で囲ってしまうと、かなり効果的な場合があります。
ただ、菜園があまり大きいと、
菜園内に直接飛来してしまうので、また別の方歩を考えないといけませんが、、、
やってみて有効でしたらまたコメントくださいね。不明な時も同様です。
ご質問ありがとうございました。
虫の件は納得です。
健全に育てていきたいと思います。
鳥は、鳩ではなく、ヒヨドリです。。。
ムクドリだったかヒヨドリだったかと思い検索したら、たまたま、こんなのがHITしました。
http://narc.naro.affrc.go.jp/kouchi/chougai/wildlife/bulbul.pdf
防鳥ネットしか対応策ないように書いてありますが、
ヒヨドリが好む果樹が周囲に実るまで、地道に知恵比べをしてみます。
成果があれば報告しますね!
自然の餌がないときに、よく被害にあいます。
ヒヨドリは、美味しい野菜を知っているのかも、、、
家庭菜園のような小さな畑なら防鳥網(網目2~3cm)で覆うのが一番です。
防鳥網の上にヒヨドリが乗って作物に垂れ下がらないように、高さを十分確保しましょう。
あとは、いろいろな野菜を多めに育てて、
ヒヨドリの残り物を食べるといった
敵対よりも融和の関係も大切です。
成果の報告待ってます。