本日、。
朝起きたら、家の前が雪で真っ白です。
昨日、安曇野地球宿さんで1泊2日の今年度最後の「Azumino自給農スクール」も大雪が積もる前に無事終えることが出来ました。
「Azumino自給農スクール」一年間、みんなで自然菜園と自然稲作ができよかったです。
今年最後の野良仕事は、麦踏みと堆肥造りの続きになりましたが、
この2つは共に、自然菜園をステップアップさせるのにはとても大切な野良仕事です。
それは、畑に麦を育てることで、土がムギの根で深く耕され、ワラが自給でき、草マルチの上からワラマルチを重ねることで、団粒構造が発達し、
更に自然菜園の土が一層育つからです。
つまり、菜園にムギを育てることで、深く浅く土が耕され育ちます。
そして、『これならできる!自然菜園』(農文協))でも、自然菜園にはステージがあり、更に土づくりにステップが3つあるとご紹介したように、最初からなんでも良く育つ畑(ステージ2~3)以外は、
初期に、完熟堆肥の投入が有効で、そのための堆肥造りも先月行いました。
堆肥と緑肥(麦)をWで活用することで、短期間で土がよく育ち、持続可能な菜園の基礎ができます。
前回、11月に仕込んだ堆肥にかけてあったブル―シートや絨毯をはがすと、
有機物が発酵し、白っぽく乾燥していました。
65℃以上の発酵熱で、水蒸気は拡散し有機物は乾いてしまうので、このままにしておいても発酵は止まり、よい堆肥にはなりません。
そこで、水を加えながら、参加者全員で堆肥の切り返しを行いました。
水を加え、空気を入れながら切り返すことで、堆肥は再度発酵し始めます。
お味噌や醤油造りのように、発酵を活かした自然堆肥造りは確かに手間はかかりますが、
美味しい野菜が育つ菜園の初期には、とても役立つ手立てになります。
再発酵がスムーズに進むように、再び絨毯などを覆い、堆肥の発酵を促します。
市販の堆肥の多くは、産業廃棄物で、必ずしも良質とは限らない点と、輸入飼料と抗生物質などを中心に短期間育てた家畜の糞尿が主流です。
できれば今回のように、身近な畦草や、ソバやムギのワラ、モミガラなど地域で手に入りやすい有機物資材を中心に、
堆肥そのものも自給できると、畑によっても風土を活かした土づくりになるのでお奨めです。
実際に、草や落ち葉をふんだんに使った草質完熟堆肥(自然堆肥)で育てた野菜は、風味がよくなり、保存もよく、自家採種できる野菜が育ち最高です。
Azumino自給農スクールでは、拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)でもご紹介した自然菜園のつくり方や、野菜の栽培方法を基本から実践方法まで学べるスクールです。
さらにパワーアップする2013年のスクールの各コースの生徒さん募集は1~2月末の間で行います。
自然育苗コース(旧:育苗コース)3~5月
自然稲作コース(旧:田んぼコース)3~12月
自然菜園コース(旧:畑コース)3~12月
自給農コース(旧:田畑コース)3~12月
来年度は、更に出版記念で、本に書いたこと、書けなかったこと、それらをわかりやすく体験しながら学ぶ場にできればと、準備しておりますのでお楽しみに~。
12月5日(水)は長野、12日(水)松本で、
無農薬ずくなし家庭菜園教室です。
長野メルパルク教室
長野城山公民館教室
松本教室
【拙著のご紹介】
『これならできる!自然菜園』
『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』
好評発売中~
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