無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール (自然堆肥の切り返し、雑穀の脱穀)

2016-10-28 18:00:31 | 自然菜園スクール
本日、のち

まさに今が降っております。
雨が降る前に、雑穀の脱穀、調整が終わったことは嬉しいです。




先週、自然菜園スクール安曇野校では、入門コース、実践コース共同の自然堆肥の切り返しを行いました。

1週間前に、積み込んだ自然堆肥は見事に発酵が始まり、湯気が出ておりました。

自然菜園では、毎年堆肥を入れなくても良く育つ、日々の野良仕事がテーマですが、
元々化学肥料農薬で疲弊した畑、元々庭で菜園でなかった場所、病気や連作障害が出てしまっている畑でも自然菜園が始められるためには、完熟の自然堆肥があると心強いです。

自然堆肥は、売っておりません。自分の畑で生えてきた草を中心に、ワラやモミガラ、落葉と身近なものを加え、米ぬかなどで発酵させる自給アイテムだからです。
また、植物性主体の完熟堆肥もなかなか売っておらず、自分で作った方が早いし安心、お金を使わなくても使えるので、毎年10~12月にみんなで造って体験して体で覚えてもらっております。








一回目の切り返しが最も大切です。

その切り返しから、堆肥の積み込みの善し悪し、水分量の加減、発酵ムラなど調整しながら発酵を安定させていき、
病虫害、草のタネなどを発酵熱と菌で押さえてしまいます。

堆肥は手間がかかるものですが、手前味噌のようなもので、一度造り方をマスターすれば、毎年1回造って、熟成させれば、新しい菜園の拡大、クラツキ、有機物マルチと多様できとても重宝します。




その後は、生徒さんの丹波黒豆の枝豆の差し入れを食べながら、
蕎麦の脱穀に勤しみました。

このコンパネ脱穀式は、蕎麦の他、エゴマ、麦、ダイズなど雑穀の大半が脱穀できるので重宝です。




叩いても脱穀できない、タカキビやモチキビなどは、板に荒縄を縛り付けた洗濯板のようなものが脱穀に重宝です。


天気がだったため、の2倍ほど脱穀が大変でした。






写真は、アマランサスですが、蕎麦もフルイと唐箕を使い、脱穀後の調整をしました。




翌日、晴れ間を狙って天日干しするのもとても大切です。




エゴマや蕎麦の実には多くの生き物たち(虫)が住んでおり、そのまま袋詰めすると大変なことになるので、
天気の良い日に2日間位かけて広げて生き物たちを逃がしてあげてから、唐箕をかけ最終調整します。

エゴマやアズキは、洗って、干し直すととてもきれいになります。

自然菜園スクールも残すところ、あと2回12月で今シーズン終了です。

2017年のスクールはバージョンアップでお送りしたいと現在準備中です。

2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月は11/2(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。
・野菜の収穫・越冬保存のポイント/菜の花、野沢菜、ニンジン、ゴボウなど
・冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、有機物の種類と使い方、冬の米ぬか
利用法
・越冬野菜の越冬のコツ/保温材の使い方、モミガラ、ハコベ、ワラなど

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54 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-10-29 22:51:10
石黒匠さんへ

城山公民館の夜間講座、ご参加、可能ですよ。

遠方より恐れ入ります。
個人情報なので、住所携帯消してほしい場合は、コメント欄にお寄せください。

別段予約採っておりません。
たまに、公民館や赤日の都合で、第1水曜日出ない場合がありますのでご確認ください。

以下のホームページに会場のついて書いてございます。
http://39zzlife.jimdo.com/%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E8%8F%9C%E5%9C%92%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/%E7%84%A1%E8%BE%B2%E8%96%AC-%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B-%E7%84%A1%E8%BE%B2%E8%96%AC-%E8%87%AA%E7%84%B6%E8%8F%9C%E5%9C%92%E5%85%A5%E9%96%80-%E9%95%B7%E9%87%8E%E5%B8%82-%E5%9F%8E%E5%B1%B1%E6%95%99%E5%AE%A4-%E5%A4%9C%E9%96%93%E5%BA%AD%E8%8F%9C%E5%9C%92-%E9%95%B7%E9%87%8E%E5%B8%82-%E5%9F%8E%E5%B1%B1%E6%95%99%E5%AE%A4/
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個人情報消去 (石黒匠)
2016-10-30 06:29:25
どこぞの怪しい者と思われるのでは?(笑)
正々堂々と、書いておきましたが、生徒の一人として記憶に留めてもらえれば、消去しておいて下さい。
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無農薬大根の育成 (萩守正造)
2016-10-30 15:18:51
大根の種を何度も蒔いても虫に葉を食べられて途中で駄目になります、他の仲間は減農薬を葉や根元に撒いてグングン成長しています、何か良い策は無いですか
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コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-10-31 02:08:41
石黒匠さんへ

承知しました。
前投稿を削除しました。
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ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-10-31 02:17:22
萩守正造さんへ

そうなんですか。

もう少し詳しく教えてください。

1)ダイコンの葉を食べる虫の名前(ヨトウムシ、ネキリムシ、ダイコンハムシなど)がわかると、対策のしようがあるのですが、より詳しい虫の情報(色や大きさ、芋虫か、甲虫かなど写真)などあると助かります。

2)他の仲間は、とはなんでしょうか?お使いの減農薬とはなんでしょうか?

※減農薬とは、一般的に出荷基準農薬回数の半分以下をさすので、農薬の回数が少ないのか、具体的に使用薬剤名を教えていただけると、虫対策に役立ちます。

3)後は、栽培情報ですが、どのような菜園なのか教えてください。

例えば、家庭菜園栽培歴5年。毎回耕している。使っている堆肥は、牛フン堆肥と鶏糞。草はすべて除草しているなど

もう少しわかるとお力になれると思います。お手数ですがよろしくお願い致します。
返信する
申し訳ありません! 体調が思わしくないので今回の講演会は断念致します。 (石黒匠)
2016-11-01 11:33:46
参加意欲満々でしたが、長距離の車の運転が困難な為、今回は自重して不参加とさせて頂きます。<(_ _)>

出来れば、今後、野菜つくり教室に参加し、実際にこの目で、この手で直に、先生の圃場の土に触れる事が、もっとも大切だと思っておりますので、その節は、宜しくお願い致します。

お手数を取らせてしまい、ご迷惑お掛けしました。

また、このページを利用させて貰い、質問も投げかけて掛けてみたいと思いますので、対応のほど重ねてお願い致します。
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コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-11-01 11:41:10
石黒匠さんへ

そうですか、お身体ご自愛くださいね。

城山の教室は、今のところ来年も継続したく、1月は第2週の水曜日に変更するなどありますが、ご確認の上いつでもお越しください。

自然菜園スクール各コースでは、技術や考え方をご指導させていただいておりますが、見学コースというものは、五感で感じてイメージできるようになるコースです。

もしご都合合えば、来年度の見学コース参加お奨めですよ。

ちなみに、見学会以外の見学は一切お断りしております。

・一人で田畑をやっておりますので、多忙でありご案内できないこと。
・田んぼに隣接しており、周囲の営農農家さんに車など含めご迷惑かけないため。
・またプライバシーや相手のことを無視した勝手な見学をお断りするためもあります。

コメント欄は無料菜園ご質問boxとしていつでもご利用ください。


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早速の質問です。 (石黒匠)
2016-11-01 12:24:36
竹内先生は、良い(遺伝子組み換えでない)油カスが手に入るのですね。此方で売られている(ホームセンターや種苗店)のものは、流通経路で怪しい油カスが混入されている物が多いように思っています。

今、此方では減農薬(除草剤を1回のみ使用)の米をコイン精米機から取り出した糠を集め使用し始めていますし、、近くに無肥料・無農薬を何十年も続けられているベテランの方(日本で最初にアイガモ農法を始められた方)から料金を払っての米糠も準備し、冷蔵庫で保管もしています。

もし、安心・安全な、油カスを手に入れるルートを、お知りなら、教えて貰いたいと思っているのですが...

返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-11-01 16:45:49
石黒匠さんへ

そうですね。

油かすに関しては、流通経路で混ぜられるというよりも、
大手油メーカーさんが、油を絞り、そのメーカさんで油かすとして大手ホームセンターに販売しているのが主流です。

大手油メーカーさんは、大部分輸入した菜種で精油するので、輸入の大部分は、遺伝子組み換え菜種なので、その搾りかすが油かすとして販売されているように思います。

米ぬかは、無農薬のものが一番ですがなかなか手に入らないと思います。
米ぬかに関しては、鮮度(酸化していない)ことの方が大切ですね。

一番いいのは、最初の数年は米ぬかなどを補っていくとしても、畑がどんどん良くなるにつれて、投入量や回数が減り、私の場合、野菜の生育などをみて、無肥料で育てるのか、ここは補おうかと相談しながらやっております。

米ぬかは肥料というより、生き物のエサであり、どんどん良くなるきっかけとして、補うと、数年にわたるどんどん良くなる歯車の潤滑油として少々で良くなるのが上等な使い方かと思います。

ちなみに私は、川合肥料さんから、遺伝子組み換えがない
プリンスエドワード島産キャノーラ種のものを購入しております。

米ぬかと異なり、油かすは貴重なので、私は、鶏のエサ、スクールの生徒さん分、タマネギ位しか使っておりません。
返信する
油粕の件ありがとうございました。 (石黒匠)
2016-11-01 22:22:52
そうですね。

自然農法は、いずれ自然の力で野菜を育んでいけるように、また、崩れかけている自然界の力を呼び戻すために初期だけ使用するものとの、基本理念が重要ですね。

利用する油粕も最小限で様子を見、そして要らなくなる事を目標にして行きたいと思っております。

ご紹介、ありがとうございました。
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