無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

サトイモ・ショウガの収穫保存

2016-11-01 11:49:41 | 日々の自然菜園
本日、






昨日の予報では、今日2度目の霜が降りそうでしたので、前日菜園教室明けで休もうと思いましたが、気合いを入れてサトイモ、ショウガ掘りを行いました。

寒冷地なので、2度目の霜では芋も傷みやすくなるので、1度目の霜で収穫保存を基本にしておりますが、
霜の翌日大雨だったので、晴天続きに収穫したかったので掘るには最高の条件でした。

まずは掘って、どれを種イモに残すのか決め、その株は日中干しておきます。




食べる用の芋の株は、子芋、親芋にばらしてからすぐに水で洗ってしまい、乾くように日中干します。




種イモにするものは、うっすら乾いたら、ばらさずにそのままは保存場所に移動させます。






現在は、ハウス内に穴を掘って埋めると、水位が高いため越冬できないので、落葉広いなどで使うバケットにワラを敷き詰め、埋めない簡易保存用バケットで来年まで保存します。




ばらさないで半乾燥させた株をひっくり返し、並べて籾と土を半々に混ぜたもので隙間を埋めて保湿します。


その上で、モミガラをたっぷりかけて保温します。

途中、木酢液を薄めた水やクン炭を併用しネズミ対策も怠りません。


最後に、ワラで覆い、補強します。

こうすることで、湿度を保ちつつ、保温させ、サトイモの保存の適温12~15℃になるように、5℃以下にならいように保存させます。




ショウガは今年大豊作でした。

45㎝オーバー、大きすぎる感じもします。ショウガは保存(15℃で湿度90%)がとても難しく、寒冷地では種イモ保存をあきらめております。

これからショウガの佃煮、ジンジャーシロップ、乾燥ショウガ、冷凍ショウガにし、美味しく1年間いただきます。




収穫後の畝は、米ぬかをうっすら撒いてから、隣の田んぼの稲ワラをうっすらマルチして、来年の準備に養生します。

今年の大干ばつ、大雨にも負けず、
年々、サトイモもショウガも良く育つ畝になってきてくれているので、来年も楽しみです。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

明日11/2(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。
・野菜の収穫・越冬保存のポイント/菜の花、野沢菜、ニンジン、ゴボウなど
・冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、有機物の種類と使い方、冬の米ぬか
利用法
・越冬野菜の越冬のコツ/保温材の使い方、モミガラ、ハコベ、ワラなど

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23 コメント

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草マルチについて質問です。 (ヒカル)
2016-11-01 12:51:54
竹内様

ブログの更新を楽しみにしつつ、いつも勉強させて頂いております。

私の畑には、ツユクサが大変多く生えており、何も知らない私はそれすらも刈って、草マルチにしていました所、畝、通路構わずツユクサが生い茂ってしまいました。
ツユクサの茎の部分から根のような物が生えて、土中に潜り、枯れるどころか青々としています。
ツユクサは草マルチには向かない草ですか??
突然の質問で申し訳ありませんが、ご教授頂けると幸いです。

今年の7月から200m2程の農地を借り、竹内さんの「1m2からはじめる自然菜園」を参考に、まずは好きな野菜から栽培を始めています。

5年程の休耕地と言う事で、今年の7月には生えていた雑草(この時にもツユクサが多かった)を全て刈りました。

長々とスミマセン。
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大豆の栽培について (浜屋)
2016-11-01 15:36:45
今年初めて大豆(こうじいらず)を育てましたが、ツルボケをしてしまい、失敗してしまいました。大麦の後作で6月上旬に蒔いた大豆です。

①ツルボケを防ぐためには、もう少し遅くにまいた方が良いですか?
②今年も大麦を蒔きますが、まだ育っている大豆の脇にまいても大丈夫ですか?
③竹内さんの本には土寄せは書いていませんが、したほうが収量はあがりませんか?

すみませんが、よろしくお願いします。
返信する
追記 (浜屋)
2016-11-01 15:41:58
追記ですが、前作の大麦は不調でした。(虫に食われる、実がならないなど)
大麦の成功にも左右されますか?
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ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-11-01 16:50:18
ヒカルさんへ

そうですか。

その場合、まず
①ツユクサの根本からしっかり刈りましょう。
②草マルチにする際に、裏返しにして重ねましょう。
③ツユクサはステージ2で野菜がまだまだ育ちにくい状態を示しているので、

草マルチする際に、米ぬかなども一緒に補いましょう。
補われた米ぬかなどが発酵すると、ツユクサも発酵し、再生できなくなるからです。

④ツユクサを刈る時期に梅雨(7月)や雨が多いと再生します。8月など乾燥し猛暑の時に刈って敷くと絶えやすいものです。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-11-01 17:02:07
浜屋さんへ

そうですね。

大麦が不調の原因が、肥料過多であれば、アブラムシなどがやってきて、その後のダイズもツルぼけします。

通常、大豆の前作の麦がよくなると、余計な養分を麦が吸って、しかも耕してくれるため、ダイズはツルぼけせずに良く育つものです。

大麦の失敗の要因はなんでしょうか?

①ツルぼけを防ぐ一番の方法は、ダイズの前作にしっかり麦を育てることです。

ダイズとムギの品種が生育時期がちょうどいいバトンになっているかどうかです。

ムギを刈った後に、ダイズが育ち、ダイズの収穫後にムギを播けるような関係の品種がベストです。

あとは、耕すか不耕起栽培するなどどのようにバトンを渡せるかが工夫の仕様です。

ツルぼけを防ぐには、ダイズを苗で育てておいて植える方法もありますが、手間がかかります。

②ダイズが育っていると書いてありますが、どの程度育っていて、あと何日で刈り取りができるか、栽培地の風土、株間、条間によると思います。

ダイズがまだ青く、ダイズで込んでいる場合、大麦はまだ播けません。

ダイズがもう少しで刈り取りできそうな場合や株間条間が採れるのであれば蒔くこともできます。

現状が写真などでわかれば具体的にアドバイスできるのですが、ご質問だけでは答えるのが難しいです。

③耕して育てている場所では、土寄せした方が収量がよくなります。

私の場合、不耕起が前提なので、土は水はけが良く団粒構造も発達しているため、無理な土寄せはせず、草マルチのみで十分良く育ちます。

不耕起栽培+草マルチは、ダイズの栽培にとても合っているので、土寄せなみ、それ以上の収穫が見込めます。
返信する
ご返信ありがとうございました! (ヒカル)
2016-11-01 21:13:28
竹内様

丁寧なご説明を頂きありがとうございました。
ツユクサが生える段階ではステージ2なんですね。また、米糠を使って敢えて発酵させて抑える発想に至りませんでした。なるほどです。
本当に勉強になります。
これからも雑誌やブログなどで色々学ばせて下さい。
ありがとうございました。
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コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-11-02 07:12:09
ヒカルさんへ

お役に立てて良かったです。

200㎡もあると何かと大変かと思います。
また何かございましたら、ご質問くださいね。
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大豆の栽培について (浜屋)
2016-11-02 07:52:02
ありがとうございます。
大麦は条まきでまき、米ぬかも多かったので、失敗したのだと思います。今年は点まきにして何も入れずに育ててみます。
不耕起なので、草マルチでしてみます。
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コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2016-11-02 08:04:15
浜屋さんへ

そうでしたか。ムギ類への米ぬかの補いは、葉の色を観ながら2月までに終わらせるのが得策ですよ。
返信する
里芋と生姜の後始末について (村上)
2016-11-27 18:02:39
著書とスクールの単独参加で勉強させていただいています。ありがとうございます。

来週、里芋としょうがを掘る予定です。ほった後、藁がない場合は、米ぬかをまいたのち、里芋、しょうがの葉の部分を草マルチにしておけばよいのでしょうか。
ほかにもしたほうがよいことがあれば教えてください。
また、交互作をするために、植えた場所に印をしておくのでしょうか。

雑草についても教えてください。畑を初めて2年が過ぎて、スギナから、ツユクサ、オヒシハ、最近はハコベも見えるようになり、雑草の種類が変わってきたことを感じます。草マルチにするほど背丈はないですが、表面を覆ってきています。エンドウ、にんにく、たまねぎなどのまわりのものはそのまま共存でよいのしょうか。

また、今、野菜がなくて空いているところはどうしていくとよいのでしょうか。
そのままにする、市販の燻炭などをまく、米ぬかと草マルチ、あるいは、収穫でなく土をよくするためのエンドウなどマメ類を次の苗植えまでの間のみ育てる、のがよいのかなど、教えてください。よろしくお願いします。
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