本日、。
現在、ウコッケイが卵を温めて(抱卵し)ています。
最近めっきり寒くなったこともあり、3羽で一緒になって温めている珍しい光景です。
今年から月一度訪れながら自然菜園に移行している長野市の様子
先月ご紹介したブログの蒔いた緑肥作物(マメ科作物:レンゲ、クリムソンクローバー、アルサイククローバー、イネ科作物:ライムギ、ライコムギ)がさらに芽吹いていました。
灰色台地土という粘土質の強い元田んぼを自然菜園に切り替えるため、1m以上深く耕してくれ、さらに根に寄生する微生物の働きで土を豊かにしてくれる緑肥作物の効果は計りしれません。
1年を通じて、様々な緑肥作物を活用することで、来年から畑として使えるように計画しております。
長野市にある実験農場では、今まで化学肥料、農薬を使っていた畑を来年から自然菜園として使えるように、こちらも準備中でした。
とても粘土質が強いこと、スギナが多く生え化学肥料を使っていたため団粒構造や腐植があまり発達していないため、
そこで、水もちがよく、水はけのよい畑になるように、エンバクを中心に緑肥作物を育て、それをすき込んだ後、
更に2年間完熟させた自家製落ち葉堆肥をすき込み、先日畝立てを友人としてきました。
畝を立てるのは、秋の温かい日中が最適で、秋のうちに畝を立てておき、
その上から、米ぬかや油かすを撒き、ワラや草などで覆っておくことで、春までに土が調います。
イメージとしては、秋に落ち葉が積り、春までに落ち葉の下で土づくりが出来ているような感じです。
更に、今回は全く新しい畑を自然菜園に切り替えるため、通路に緑肥作物のタネを混ぜて蒔いておきます。
詳しくは拙著『これならできる!自然菜園』p16、p30~35をご参照ください。
今回混ぜた緑肥作物は、6種類。
緑肥作物の組み合わせは、3種類以上が好ましく、イネ科とマメ科など季節や目的に応じて内容を吟味し、ブレンドします。
イネ科:ライムギ、イタリアンライグラス、エンバク、ペレニアルライグラス、
マメ科:アカクローバー、クリムソンクローバー
通路に溝を掘り、1~2列通路の幅に応じて条に蒔いていきます。
通路に緑肥作物を導入することで、通路も固くならず、畝間を改善でき、野菜の株元に敷く草マルチ用の草も確保でき、
様々なタイプの畑を自然に育てやすい状況を作ってくれます。
自然菜園では、最初の1~3年は畑の状況などステージに合わせ必要とあらば、緑肥作物などを積極的に使い、
緑肥作物をテコに、野菜と草が共存できるよう導きます。
秋のうちに蒔いておけば、春にはある程度育っているので、来年の春からの栽培に間に合います。
春まきする場合は、緑肥作物の内容や割合を変えて早めに蒔いておくとよいでしょう。
自然菜園を始めて数年は緑肥作物が優先しますが、ついには緑肥作物もまばらになり、
自然草に切り替わり、より自然に育てる環境に移行します。
今まで農薬・化学肥料に依存していた畑は満身創痍です。人であれば、入院状態です。
まずは、リハビリ、その後は軽い運動、本格的なトレーニングが必要です。
それに代わるのが、完熟堆肥投入や、緑肥作物導入です。
来年から、何を育てていくのか今から計画を立てるのが楽しみです。
11月30日(火)NHKカルチャー(i-City21松本教室)
「日本みつばち自然養蜂のはじめ方(秋冬編)」
同場所で、毎月行われる自然菜園講座「無農薬・ずくなし家庭菜園教室」のご案内はこちら
【拙著のご紹介】
『これならできる!自然菜園』
『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』
好評発売中~
現在、ウコッケイが卵を温めて(抱卵し)ています。
最近めっきり寒くなったこともあり、3羽で一緒になって温めている珍しい光景です。
今年から月一度訪れながら自然菜園に移行している長野市の様子
先月ご紹介したブログの蒔いた緑肥作物(マメ科作物:レンゲ、クリムソンクローバー、アルサイククローバー、イネ科作物:ライムギ、ライコムギ)がさらに芽吹いていました。
灰色台地土という粘土質の強い元田んぼを自然菜園に切り替えるため、1m以上深く耕してくれ、さらに根に寄生する微生物の働きで土を豊かにしてくれる緑肥作物の効果は計りしれません。
1年を通じて、様々な緑肥作物を活用することで、来年から畑として使えるように計画しております。
長野市にある実験農場では、今まで化学肥料、農薬を使っていた畑を来年から自然菜園として使えるように、こちらも準備中でした。
とても粘土質が強いこと、スギナが多く生え化学肥料を使っていたため団粒構造や腐植があまり発達していないため、
そこで、水もちがよく、水はけのよい畑になるように、エンバクを中心に緑肥作物を育て、それをすき込んだ後、
更に2年間完熟させた自家製落ち葉堆肥をすき込み、先日畝立てを友人としてきました。
畝を立てるのは、秋の温かい日中が最適で、秋のうちに畝を立てておき、
その上から、米ぬかや油かすを撒き、ワラや草などで覆っておくことで、春までに土が調います。
イメージとしては、秋に落ち葉が積り、春までに落ち葉の下で土づくりが出来ているような感じです。
更に、今回は全く新しい畑を自然菜園に切り替えるため、通路に緑肥作物のタネを混ぜて蒔いておきます。
詳しくは拙著『これならできる!自然菜園』p16、p30~35をご参照ください。
今回混ぜた緑肥作物は、6種類。
緑肥作物の組み合わせは、3種類以上が好ましく、イネ科とマメ科など季節や目的に応じて内容を吟味し、ブレンドします。
イネ科:ライムギ、イタリアンライグラス、エンバク、ペレニアルライグラス、
マメ科:アカクローバー、クリムソンクローバー
通路に溝を掘り、1~2列通路の幅に応じて条に蒔いていきます。
通路に緑肥作物を導入することで、通路も固くならず、畝間を改善でき、野菜の株元に敷く草マルチ用の草も確保でき、
様々なタイプの畑を自然に育てやすい状況を作ってくれます。
自然菜園では、最初の1~3年は畑の状況などステージに合わせ必要とあらば、緑肥作物などを積極的に使い、
緑肥作物をテコに、野菜と草が共存できるよう導きます。
秋のうちに蒔いておけば、春にはある程度育っているので、来年の春からの栽培に間に合います。
春まきする場合は、緑肥作物の内容や割合を変えて早めに蒔いておくとよいでしょう。
自然菜園を始めて数年は緑肥作物が優先しますが、ついには緑肥作物もまばらになり、
自然草に切り替わり、より自然に育てる環境に移行します。
今まで農薬・化学肥料に依存していた畑は満身創痍です。人であれば、入院状態です。
まずは、リハビリ、その後は軽い運動、本格的なトレーニングが必要です。
それに代わるのが、完熟堆肥投入や、緑肥作物導入です。
来年から、何を育てていくのか今から計画を立てるのが楽しみです。
11月30日(火)NHKカルチャー(i-City21松本教室)
「日本みつばち自然養蜂のはじめ方(秋冬編)」
同場所で、毎月行われる自然菜園講座「無農薬・ずくなし家庭菜園教室」のご案内はこちら
【拙著のご紹介】
『これならできる!自然菜園』
『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』
好評発売中~
そうですね。作付1カ月前までに、堆肥や肥料はすき込み、土に馴染ませてから種まき、定植が無難ですね。
堆肥と発酵鶏糞は、以上の直さんのご返答のように目的用途が異なる点はご注意ください。
10/31に教えていただいたテコ入れを、来年の3月末か4月にはいってから行った場合、一ヶ月くらいしたら、作付けしていいでしょうか?
元肥にする堆肥がないのですが、ブロイラーでない発酵鶏糞と米糠と薫炭で代用できるでしょうか?
城山教室は行けそうもないので、わかりにくくて申し訳ありませんが、こちらでお願いします。
鶏糞については、ニワトリの餌、飼育環境によって質や状態が異なり、栄養価もいろいろです。質が悪いものを使えば病虫害が出やすく、
良質なものでも鶏糞そのものは、ほぼ化学肥料的にストレートな効き方が特徴なので、やり過ぎの場合病虫害を招く強い肥料です。
鶏糞そのものを施しても、土を団粒化しフカフカにしたり、土の改良のための堆肥的な効果はほとんどないと言われています。
そのため、土づくりとしては、鶏糞を有機資材の一つとして、他のモミガラや落ち葉などと堆肥化することが効果的になってきます。
鶏糞そのものには以上の特徴があります。
また、鶏ふんの状態も大切です。
鶏糞には大きく分けて2種類あります。一般的に市販されているブロイラーの鶏糞は、短期間で機械乾燥されているため、発酵と書いてあっても水を含むと腐りやすく、病虫害が出やすいものです。
それに比べて、土の上で平飼いされた鶏の鶏糞は、長期間鶏が土と糞を混ぜて発酵、乾燥を繰り返したものなので、長期間鶏舎にあったものほど一般的なものよりは安定してきます。
それでも水に触れると臭くなるため、他の堆肥の材料一緒に使い更に発酵を進め、完熟堆肥にしてから使うのがもっとも無難で、土づくりになる方法です。
いずれにせよ、利用している有機肥料や堆肥は一度「腐敗チェック」すると簡単に完熟かどうかわかるので、今度「腐敗チェック」をブログで紹介しますね。
上のアドバイスにありました、鶏ふんの
発酵と完熟の差について教えてください。
また、「腐敗チェック」って簡単にできるものでしょうか?
去年の土づくり?ごめんなさいどんなことアドバイスしましたか?夏野菜が無事育ったところでは、土がかなり育っています。後作に春野菜は最適地です。
追肥に関しては、砂地の場合特に病虫害につながりやすいので、腐敗してものは使わない点が重要です。
堆肥や発酵鶏糞は、使う前に必ず腐敗チェックをしてみてください。
発酵鶏糞でもいいですが、発酵鶏糞は養分になっても、土をフカフカにしたり、腐植を多くしたりする土づくりにはなりません。
元肥には、堆肥。追肥に完熟鶏糞がお奨めです。
ブロイラーの鶏糞は、抗生物質など多用で、土が病気がちになりやすものです。余り主力で使わない方が、いいと思います。
ダイコンは、低温で肥大生長がよくなくなります。今年のような干ばつ高温でも、長野県のような寒冷地では初霜から逆算して適期に播種することが大切です。
やはり、越冬野菜は無理ですか~。うーん、残念ですがあせっても仕方ないですね。砂地に向く野菜もけっこうあるのですね。楽しみです。
ところで、三月末か四月に入ってから教えていただいた土作りをしても、夏野菜できたら春野菜に間に合うでしょうか?そのころまで使えないところがあるのです。
また、追肥は、糠と籾殻のぼかし、油かすの液肥などでいいのでしょうか。去年作った堆肥がだいぶいい感じのような気がするのですが、落ち葉をたくさん使ったので、ちょっとためらっています。
投入する堆肥は、もし上記のものが使えない場合、発酵鶏糞でいいでしょうか?
いくつも申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
長葱の後に播いた、のらぼう菜、チンゲンサイ、順調です。毎日、ムシャムシャ食べてますよ~♪大根の生長がいまいちなのが残念ですが。
城山教室、いいですね。できたら伺いたいです。
混ぜるとこで、自然淘汰され一番合った緑肥作物が育ってくれます。
面白いですね。
しかも数年すると
草が復活する・・・!?
不思議で面白い世界ですね。
サツマイモ良かったですね。草を刈って敷くは、魔法ですね。
今度砂地であれば、もっとサツマイモが美味しく育ちますよ。
サツマイモの他にも、スイカ、ラッカセイ、カボチャ、そしてトマト、ダイコンも向いております。
ただ、砂地は養・水分、保肥力が極めて悪く、肥料や堆肥をそのまますき込んでも肥料やけしたり、後半には肥料切れしたり、追肥が必要です。
私なら、今育てている畑の粘土土を、今度の砂地にすき込むのがいいと思います。
1㎡あたりの砂地に、2㎏程度の粘土土もしくは、バーミュキュライト0.5Lを目安に投入し、耕します。
ただし、これは養・水分、保肥力をあげるだけなので、加えて堆肥3L/㎡もすき込んでください。
お年寄りの忠告から今年の越冬野菜は、難しいと思うので、来春からスタートの準備が必要だと思います。
土の改良前の土壌分析をしてから、1ヶ月後の改良後の土壌分析もビフォアーアフターで調べます。
来春から、砂地の場合追肥が不可欠になってくるかと思います。今のうちからご準備ください。
ちょうど、来週11月7日(水)18:30~長野市城山公民館で「無農薬・ずくなし家庭菜園」がございます。ご都合がつけばその時詳細をアドバイスできると思います。土や畑の写真を持ってご参加ください。
先日、待望のさつまいも堀をしました。慣行農法のものと比べると地上部の葉が寂しくて、ちゃんと育ってるかな~とはらはらしながら見守っていましたが、そんな心配は無用でした。ほどよい大きさの芋がごろごろでてきましたよ!!そしてもうひとつ感動したのが、なんと手で掘れたことです!決して決して、竹内さんのお話を疑ってたわけではないですよ。でも、草を刈っては敷き、刈っては敷いてるだけで粘土質の土がこんなになるなんて、本当にびっくりでした。
…という感動も束の間、かくかくしかじか、いろいろありまして、一転して来年度から砂地
で野良仕事をすることになりました。
つきましては、砂地の土の育て方を教えていただけないでしょうか。焼けてしまって、麦も、最近は豆も育たないと年寄りは言ってます。
急な話ですが、もしできれば越冬野菜を、間に合わなければ春からスタートできればと思っています。土壌分析もしてないので、データ不足で申し訳ないのですが
ご指導のほどよろしくお願いいたします。