ついにコムギの花が開花始まりました。
去年の小麦粉もそこが近いので、いよいよ新小粉に期待が高まります。
ブログにはいろいろな方からご質問をいただく機会が増え、嬉しい限りです。
今回もブログに無肥料栽培についてのご質問がありましたので、喜んでお応えしたいと思います。
(あくまで自分の経験と師匠たちの積み重ねからのお応えなので、そんな考え方があるのかぐらいに思っていただたいと思います。)
●ご質問●
私も不耕起です。去年から無肥料にも挑戦してます
玉ねぎは、今、収穫中で おいしいのができました
質問なんですけど、 教えてください
「レタスやキャベツ、白菜は無肥料でも大きくなるんでしょうか?」
今 レタスは生育中です
通常栽培してる人に 肥料をやらないと大きくならないと言われました。
また、「キャベツや白菜の虫対策」はどうされてますかよろしくお願いします
***********************************************************
僕も無肥料栽培大好きです。
無肥料栽培は面白いし、風味もアップしますし、保存性も高まるので最高です。
うちでもほとんどのものが無肥料で育っています。
畑の状況などで、無肥料栽培で食べたいけど無肥料で育たないときもあるので、
その時は、柔軟に近いうちに無肥料栽培できる環境を育てています。
さて、無肥料栽培でなぜ育つか、逆に言うと無肥料で育つ野菜は何か?
無肥料栽培で育ちやすいのは、こぼれ種から自生しやすい野菜です。
ミニトマト・シソ・サニーレタス・エゴマ・雑穀などいろいろあります。
つまり、野生の力を持っているものは無肥料でも育ちやすいものです。
逆に、ご質問に合った結球野菜「玉レタス・ハクサイ・キャベツ」は、野生の血が薄く、人工的に育成された野菜なので無肥料栽培で育てにくいのも確かです。
無肥料栽培には、シンプルな法則があります。
これらの法則を複合的に使うと、はじめは無肥料栽培で育ちにくかった野菜も育てやすくなります。
【無肥料栽培の法則】
①無肥料栽培しやすい品種を、旬に育てる。
②特に結球野菜の場合、野菜の株下の草を刈り、草マルチをしっかりする。
③無肥料栽培で自家採種する。
④マメ科の野菜や牧草を混植する。
⑤コンパニオンプランツを活用する。
⑥前作に麦・豆類などを育てる。
⑦水をうまく活用する。
つまり、野菜が自然に育ちやすいようにすることです。
ただ単に、肥料をあげませんでした。肥料をあげてもうまく育たない環境での無肥料栽培は難しいものがあります。
肥料のやりすぎは、かえって病虫害を増やし、育てにくになるので無肥料栽培の場合、病虫害が減る傾向があります。
ご質問に合った様に、ハクサイ・キャベツの病虫害は、①を守ればかなり軽減されます。
以前は、ずいぶん厳格に無肥料栽培にこだわって野菜の命を粗末にしたものです。
今では、若いころより柔軟になり、無肥料栽培を楽しんでおります。
2年目の山芋の自生(無肥料栽培中)
無肥料栽培で育った短系ゴボウ。(昨日掘り)
今年のトマトの無肥料栽培区。
エダマメ(宝石)を条間に蒔き、両側は赤クロバー草生。
●お知らせ
いよいよ明後日に開催予定の東京ワークショップ、
天気も持ちそうなので楽しみです。
自然農とプランター菜園を学べる
2.東京で自然農ワークショップが大好評につき第二弾です。
全く初めての人でもわかりやすく、自然農・プランターを始められます。
『自然農ワークショップ(初夏編)』&
『コンパニオンプランツで育てる無農薬プランター講座』
5/31・6/1参加者募集!(各講座20名先着順)
http://tegamisha.cocolog-nifty.com/ima/2009/05/post-5a9b.html
去年の小麦粉もそこが近いので、いよいよ新小粉に期待が高まります。
ブログにはいろいろな方からご質問をいただく機会が増え、嬉しい限りです。
今回もブログに無肥料栽培についてのご質問がありましたので、喜んでお応えしたいと思います。
(あくまで自分の経験と師匠たちの積み重ねからのお応えなので、そんな考え方があるのかぐらいに思っていただたいと思います。)
●ご質問●
私も不耕起です。去年から無肥料にも挑戦してます
玉ねぎは、今、収穫中で おいしいのができました
質問なんですけど、 教えてください
「レタスやキャベツ、白菜は無肥料でも大きくなるんでしょうか?」
今 レタスは生育中です
通常栽培してる人に 肥料をやらないと大きくならないと言われました。
また、「キャベツや白菜の虫対策」はどうされてますかよろしくお願いします
***********************************************************
僕も無肥料栽培大好きです。
無肥料栽培は面白いし、風味もアップしますし、保存性も高まるので最高です。
うちでもほとんどのものが無肥料で育っています。
畑の状況などで、無肥料栽培で食べたいけど無肥料で育たないときもあるので、
その時は、柔軟に近いうちに無肥料栽培できる環境を育てています。
さて、無肥料栽培でなぜ育つか、逆に言うと無肥料で育つ野菜は何か?
無肥料栽培で育ちやすいのは、こぼれ種から自生しやすい野菜です。
ミニトマト・シソ・サニーレタス・エゴマ・雑穀などいろいろあります。
つまり、野生の力を持っているものは無肥料でも育ちやすいものです。
逆に、ご質問に合った結球野菜「玉レタス・ハクサイ・キャベツ」は、野生の血が薄く、人工的に育成された野菜なので無肥料栽培で育てにくいのも確かです。
無肥料栽培には、シンプルな法則があります。
これらの法則を複合的に使うと、はじめは無肥料栽培で育ちにくかった野菜も育てやすくなります。
【無肥料栽培の法則】
①無肥料栽培しやすい品種を、旬に育てる。
②特に結球野菜の場合、野菜の株下の草を刈り、草マルチをしっかりする。
③無肥料栽培で自家採種する。
④マメ科の野菜や牧草を混植する。
⑤コンパニオンプランツを活用する。
⑥前作に麦・豆類などを育てる。
⑦水をうまく活用する。
つまり、野菜が自然に育ちやすいようにすることです。
ただ単に、肥料をあげませんでした。肥料をあげてもうまく育たない環境での無肥料栽培は難しいものがあります。
肥料のやりすぎは、かえって病虫害を増やし、育てにくになるので無肥料栽培の場合、病虫害が減る傾向があります。
ご質問に合った様に、ハクサイ・キャベツの病虫害は、①を守ればかなり軽減されます。
以前は、ずいぶん厳格に無肥料栽培にこだわって野菜の命を粗末にしたものです。
今では、若いころより柔軟になり、無肥料栽培を楽しんでおります。
2年目の山芋の自生(無肥料栽培中)
無肥料栽培で育った短系ゴボウ。(昨日掘り)
今年のトマトの無肥料栽培区。
エダマメ(宝石)を条間に蒔き、両側は赤クロバー草生。
●お知らせ
いよいよ明後日に開催予定の東京ワークショップ、
天気も持ちそうなので楽しみです。
自然農とプランター菜園を学べる
2.東京で自然農ワークショップが大好評につき第二弾です。
全く初めての人でもわかりやすく、自然農・プランターを始められます。
『自然農ワークショップ(初夏編)』&
『コンパニオンプランツで育てる無農薬プランター講座』
5/31・6/1参加者募集!(各講座20名先着順)
http://tegamisha.cocolog-nifty.com/ima/2009/05/post-5a9b.html
とても参考になりました。
白菜、キャベツでも無肥料で育つんですね
ただ、無肥料栽培に強い品種というのが
市販のものでは、ないでしょうね~
今年、自然農法センターで種を取りよせたんですけど
品種が少なかったです
無肥料でも栽培できる環境を整えるのが何より大切です。
役に立ってよかったです。
うちでは、市販の「富士早生」「みさき」「おきな」でも十分無肥料で育ちます。
キャベツは3種類くらい育てて、春・夏・冬に合わせて品種を選ぶといいですよ。
自然農法センターも研修させてもらったから知ってますが、品種を作るのって大変。
一品種できるのに、何年もかかる。
市販のメロンは、品種になるまで10年もかかるらしい。
自分でF1でも、固定種でも3年も自家採種すれば自分の土地に合った品種になるのでやってみては?
ベランダにてプランターで野菜を作っています
が、自然栽培を希望しています。(2年目)
有機肥料を含んだ土ですが、プランターでも
無肥料で栽培出来るのでしょうか?
ネットでいろいろ調べたのですが、わかりませんでした。
葉物だけでも、作ってみたいのですが、宜しく
お願いします。
コメントありがとうございます。
プランターで自然栽培はできますよ。
自然の捉え方もそれぞれで、3つほどプランター栽培のやり方があると思います。
1)プランターだから、土が制限されるから有機物を補う方法
2)より畑に近い環境をプランター内で再現する方法
3)プランターで自然に育てやすいものをそだてること。
とまあ、自然の考え方でもやり方が3方向に変わってくるでしょう。
難しく考えずに、はじめての場合は、
無肥料栽培しやすいのは、根菜なので、
短期間で育つ根菜「ラディッシュ」「コカブ」「ミニニンジン」が簡単だと思いますよ。
ラディッシュやミニ人参は作りましたが、野菜ジュースにする葉物野菜を作っています。
(小松菜、ほうれん草など)自分で作ると安心してジュースに出来るので。昨年秋からはよく出来ましたが、今年の春からはアブラムシにやられて散々でした。
防虫網をかぶせても無理でした。
多分肥料のせいかな?
なにかよい方法は、ないものでしょうか?
野菜ジュースでしたら、野菜ケールとエンバク(麦)をプランター菜園して、青汁にしても面白いし、育てやすいと思います。
これからでしたら、イチゴなんてプランター向きです。
10月に東京でもイチゴプランター講座を予定しているくらいです。
あと、来年でしたら、ミニトマトに是非チャレンジしてください。
自然栽培で簡単に栽培できますよ。
よろしくお願いします。
そうですか。現代農業2005年3月号を持っていないので、詳細はわかりませんが、月の満ち欠けの播種などの適期には諸説あります。
私の場合、果菜類など満月がもっとも発芽しやすくなるので、それまでタネを播き、発芽の準備をタネにしてもらうには、新月過ぎに播くのが適切だと思いました。
うちでは水をあげず、自然に生えてくるのを待つため、播種から発芽まで通常よりゆっくりで時差があるので、現代農業の記事と時差が出たのでないでしょうか?
同様に、下弦の月に根の働きが最も良くなるので、それまでに定植を済ませ、根のダメージを少なくするには、上弦の月の地上部にエネルギーが集中しやすい時に、苗床から移植、満月に定植が適していると思いました。
現代農業の記事が読めないので、ご確認いただきたいのは、農家さんの記事かどうかです。農家さんの場合、とても技術が高く、仕事が早いため、時差が出にくいものです。
自然菜園の場合、自然なのでスロー菜園なので、月の満ち欠けの適期も適期に植えるのではなく、適期に合うように流れに載せるイメージで行っております。