無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

お年玉企画『現代農業2019 2月』プレゼント

2019-01-14 10:26:15 | 日々の自然菜園


2019年自然菜園スクール東京大月校(東京+大月)開校記念
2019年1/26(土)東京で自然菜園講演会、講座(2/10(日)「コンパニオンプランツ」、3/2(土)「自然菜園プランター」)決定!!


本日、予報。
昨日は、東京出張に行ってきました。再来週1/26(土)東京で講演会(↑)にも関係のある打ち合わせで、久々に東京駅を降りて、丸の内ビルで打ち合わせしてきました。土日の東京丸の内は、サラリーマンはほとんどいなく、お買い物と観光で沢山の人がいました。私もお上りさんの一人でした。(笑)


先日、取材協力したので、「現代農業」さんから最新号を届けていただきました。

去年3月に、「主要農作物種子法」通称「種子法」の廃止を受けて、農民の権利である自家採種も危ういのでは?と各自で、民間シードバンク設立や種苗交換会に熱い想いが集っております。




農文協さんもその世論を受けての雑誌「現代農業」での誌上タネ交換会を開催するとのご連絡をいただき、ご協力させていただきました。


詳しくは、本誌に書いてありますが、私の心の師匠でもある藤井平司さんが育成した大玉トマト「かがやき2号」を提供させていただきました。

なんだかんだで、トマトが60品種、ナスが8品種、ピーマン類6品種と育てている野菜のほとんど自家採種していることと、
品種を通じて各野菜の特長を教えてもらっている関係で増えに増えているので、トマトは、4年サイクルで育てている品種もあるくらいです。(笑)

トマト本来の香りと食感を求めて、種の師匠中川原さんから譲ってもらった藤井平司さんが育成したトマト品種たちは、
どれも現在市場に出ているトマトと異なり、昔のトマトらしさを維持し、藤井平司さんの想いを感じるトマトたちです。

野菜たちは、品種の生みの親の想いと、自家採種し続けた育ての親の想いが同時に発現するので、とても面白いものです。

今年は、長野県有機農業研究会、山梨種苗ネットワーク合同の第26回種苗交換会1/27(日)で「トマトの自家採種を続けて」という講演会させていただく予定です。

この講演会のお知らせがネット上に載っていなかったので、コピペですが、以下の通りです。

 トマトのことを知りたい! 50種類もの固定種のトマトを試験栽培し、その中から家庭菜園に向いた美味しいものを選別、育成、自家採種されている竹内孝功さんを講師にお招きし、トマトを中心に採種・育種について教えていただきます。
 また、トマトの自家採種を長く続けていて、ピューレの販売も手掛けている浜田潤子さんにも写真を交えてお話を伺います。昼食時は、トマト料理やそれ以外の料理(なんでも結構ですよ!)を持ち寄って、ワイワイ楽しく試食・交流会。
 種苗交換は種が無くても参加可能です。はじめての方も気軽に参加してくださいね!!

日時: 2019年 1月27日(日)  
開場 9:30~
場所: 佐久市生涯学習センター (野沢会館)
2F 野沢会館ホール

   (佐久市取手町183 tel 0267-62-0665) 
駐車場: 建物正面、および裏側
内容:
10:00~11:00 
講演  竹内孝功 さん「トマトの自家採種を続けて」
11:00~11:30  質疑応答
11:30~11:40  休憩
11:40~12:20  
事例発表  浜田潤子さん「あるもので何とか育苗」
~自家採種したクッキングトマト・ナツノコマの抱っこ芽出し、育苗からピューレの販売まで ~
12:20~14:00  昼食+持ち寄り試食交流会
14:00~14:30  栽培結果報告
14:30~15:00  持ち寄り種の紹介
15:00~16:00  種苗交換 
毎年、100種類前後の種が集まります。交換用の種が無い方もご参加ください

持ち物: 交換用種苗(有る人)、 弁当、 飲み物、
種を持ち帰るための古封筒など
持ち寄り試食交流会の料理1品 (可能な方)
参加費: 会員600円、会員夫婦800円
       非会員800円、非会員の夫婦1200円
◎持ち寄る種のある方は、申し込み時にお知らせください。
◎事前に交換する種苗の資料を送ります。締切日を過ぎても参加申し込みは出来ますが、
資料の事前送付は出来ませんので、当日会場でお受け取り下さい。

参加申し込み  2019年 1月15日まで
申し込み先  *なるべくE-mailで申し込んで下さい
mail: yamanashiseednet@ybb.ne.jp(関)
FAX:  0265-73-1263 (夜8時まで 渡辺)
問合せ・当日連絡先 050-7124-4013 (渡辺)


今回、自家採種について以下の感想を書いてメールしてくださった方に、抽選で2名の方、『現代農業2019 2月』をプレゼントさせていただこうと思います。

アンケート
1)「主要農作物種子法廃止」についてどう思うか?
2)このブログで一番気に入った記事はなんですか?
3)自家採種についてどう思いますか?自家採種したことありますか?

以上3点をご明記の上、件名「現代農業2019年2月号プレゼント係」と明記の上、

1)氏名
2)雑誌送付先のご住所
3)電話番号
4)メールアドレス

をご明記の上、以下のアドレスの@を半角に直して送ってください。
※件名やアドレスが異なる場合、抽選に漏れる場合がございます。ご注意ください。

takecook3@gmail.com ※@を半角に直して送ってください。

当選者は、発送をもってお知らせいたします。
ご応募締め切りは、2019年1月22日(火)まで、発送はそれ以降になります。

お楽しみに~。

今年は、完全リニューアルで、
「これならできる!自然菜園入門講座2019」が2019年1~3月は、土づくりと菜園プランの講座を以下の通り予定しております。

1/9(水) -土づくり講座「失敗しやすい土づくり」「無農薬野菜が元気に自然に育つ土づくり」
2/ 6(水)-菜園プラン講座「連作障害の引き金プラン」「コンパニオンプランツで混植菜園プラン」
3/ 6(水)-土づくりできる菜園プラン「夏野菜で土づくり」「春・秋・越冬やさいで土づくり」


新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

座学は、野菜の栽培の流れをイメージしやすくなるだけでなく、失敗した本当の原因や準備ができるようになります。
菜園が忙しくなる種まき植え付けのラッシュ4~5月、草刈りと収穫が忙しくなる6~8月、あっという間に過ぎる9~12月とならないように、
1~2月に備えておくことをお勧めします。

◆◇◆お知らせ◆◇◆
来月は、2019年1/9(水)です。第2水曜日になるのでご注意ください。


2019年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


◆次回以降の予定
来月は、2019年1/9(水)です。第2水曜日になるのでご注意ください。
1/9(水) -土づくり講座「失敗しやすい土づくり」「無農薬野菜が元気に自然に育つ土づくり」
2/ 6(水)-菜園プラン講座「連作障害の引き金プラン」「コンパニオンプランツで混植菜園プラン」
3/ 6(水)-土づくりできる菜園プラン「夏野菜で土づくり」「春・秋・越冬やさいで土づくり」


お楽しみに~



新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。

千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。



場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)



現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


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14 コメント

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簡易踏み込み温床について (中川 ナオミ)
2019-01-15 08:36:25
ご無沙汰いたしております。

簡易踏み込み温床について聞きたいことがありメール差し上げました。
3月中旬あたりから種を蒔こうと思っていますが、逆算して何時頃に温床を準備していけばいいでしょうか? 中に入れる資材にもよるのだと思いますが。

よろしくお願いします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-01-15 09:24:26
中川 ナオミさんへ

1)簡易踏み込み温床とは、ガーデンバックのミニマム温床のことでしょうか?

2)育苗する野菜は何でしょうか?春野菜、夏野菜?

3)つくる場所は、寒冷地?温暖地?暖地?で日当たりはいいでしょうか?

4)材料は、何を主体にしますか?

もう少し詳しく教えてください。あと何時頃ではなく、いつ頃でよかったでしょうか?
返信する
Unknown (中川 ナオミ)
2019-01-15 17:49:57
早速の返信ありがとうございます。

簡易踏み込み温床は、1m X 4mで30cm深さに掘り起こし、落ち葉や米ぬか、油粕を20cmまでサンドイッチ状に積み上げて10cmの土を入れるやり方です。場所は、寒冷地寄りで、日当たりはいいです。野菜は、夏野菜とサツマイモの芽出しなど。 資材は米ぬか、落ち葉は入れるつもりです。それと、"何時頃" すみません。 "いつ頃"です。 機能しないようであれば、収納ケースを使って育苗しようかと思っています。
返信する
育種について (ハト畑)
2019-01-15 23:35:43
初めまして。京都でトマトなどを栽培しています。

いまちょうど藤井平司さんの本を読んでいました! こんな記述があります。

--
とにかく、品種改良を長年やってきた私が今、思っていることをまとめてみますと、品種改良は、人間と作物とが同じ地域に住み、お互いの生活内容を理解して、まともな栽培で、共に生活体験を積み重ねてこそ、役立つ品種が生まれるのです。品種改良は珍妙なものをたくりだすことではない。あくまでも生活に役立つ品種をつくることが目的です。(藤井平司『甦えれ!天然農法』新泉社、p258)
--

「かがやき2号」気になります!
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-01-16 07:58:34
中川 ナオミさんへ

そうでしたか。いつ頃温床にするかというと、
・どんな温床か(深さと材料と造り方)
・どこに設置するのか(外トンネルなし、あり、ハウス内)
・地域風土(寒冷地、温暖地、暖地)
・何を育苗するのか(春野菜、夏野菜)
によっていつから育苗するかに合わせて、発酵しはじめて最高温度(地温夜15~昼30℃)のあたりで、夏野菜の育苗を始められるようにします。

通常うまく発酵すると、積み込んでから1週間後位~1か月間がもっとも温度が高くなります。

うまくいかない場合は、温度がなかなか上がらない。もしくは、上がるが、すぐに下がってしまうので毎週混ぜることが多いのでやってみて、自分の地域風土に合っている時期と材料と造り方を工夫してみてください。

コメントで気になった点をいうと、
1)寒冷地よりですと、30㎝ではちょっと浅いと思いました。50㎝は欲しいですね。うちは寒冷地で、50~80㎝の深さでハウス内で行っております。
2)落ち葉を使う場合は、落ち葉がくっつきやすいので、落ち葉の半分の量のモミ殻があるといいですね。
3)10㎝も土を乗せると発酵温度が上がらずうちは、3㎝前後でクン炭も使用しております。
4)サンドイッチ状に積み上げるとありましたが、なかなか均一に発酵しずらいので、私は、このブログでご紹介したように、予備発酵させております。
https://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/0bfc9d83e5283a16b02d1801237f11f3
5)ネズミ対策と保温も大切なので、工夫してみてください。
といった感じで、近ければ、一度自然育苗タネ採りコースでも行う3/17(予備発酵)21(踏み込み)を実際に体験できると財産になると思いますが、どこかで体験できるといいですね。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-01-16 08:06:02
ハト畑さんへ

そうですね。藤井平司さんの本は、人間のためだけの栽培ではなく、野菜の生理に適った農の伝統的な在り方を詳しく解説してあるので、農家ではなかった私が、ゼロから自然農法を学ぶ上でとても勉強になった本です。

私もいくつかオリジナル品種を育成しておりますが、「まともな栽培で、共に生活体験を積み重ねてこそ、役立つ品種」、含蓄のある言葉です。

今は、その品種を維持する方法、そして家庭菜園がタネから育てる楽しみを伝えたい気持ちでいっぱいなのです。

藤井平司さんの「かがやき2号」「南桜2号」「FOP」など5品種ほどやっておりますが、藤井平司さんの世界を実感できる品種だと思います。
返信する
育種 (ハト畑)
2019-01-16 12:53:36
竹内孝功さま

お返事ありがとうございます。
ブラックチェリートマト、シンディーオレンジは種とりをしています。でも育種とは呼べないレベルです。

竹内さんのこのブログでも育種について触れられていたと思います。それを読んで自分のやっていることが恥ずかしくなりました。年々、味は良くなってはいるのですが、「育てる」という視点が欠落していたな、と思ったのです。

藤井さんの種にいつか出会いたいものです。『本物の野菜つくり』は繰り返し読んでいます。学ぶところがたくさんあります。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-01-16 18:12:08
ハト畑さんへ

そうでしたか。私も育種の師匠中川原さんと比べるとまだまだです。

中川原さんが生んだ自然農法の種子の話は一読お奨めです。http://www.infrc.or.jp/seeds/8513/

今年は、藤井さんのトマト全種類育てる4年に一度の年なので、自然菜園見学コースで見れると思います。
https://39zzlife.jimdo.com/

オレンジの中玉いいですよね~。うちも育成中でまだまだですが、毎年1年も重ねるとあっという間に3年5年経ちます。お互いいい品種を見抜けるようになりたいものですね~。
返信する
Unknown (中川 ナオミ)
2019-01-17 18:24:23
詳しく説明いただきありがとうございました。

そうですよね。 寒冷地寄りなので、30cmでは浅いかなと私も思っておりました。 
家庭菜園程度なので今回は衣装ケースを使いハウス内で育苗できたらと思いました。

是非、機会があるときに竹内さんのコースを体験したいと思っています! 

時間を割いていただきありがとうございました。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2019-01-18 10:21:40
中川 ナオミさんへ

そうでしたか。夏野菜の場合、加温よりも夜間の保温15℃がテーマになると思います。以下に保温できるようにするか、不織布など使って工夫してみてください。

わたしも衣装ケースなどを使いいろいろ工夫してみています。手軽に行える育苗方法を確立したいものです。
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