2023年9月17日(日)
須坂は、長野県北部に位置し、1875年に小さな製糸業者が集まって日本初の製糸結社を作って以来、製糸の街として発展し、当時を裕福であったことを伝える蔵造りの商家や土蔵が残る。
須坂駅(長野電鉄)前の通り。
駅前の通りから入ったところにある飲み屋街。
銀座通り。蔵の街並みがある。土産屋や飲食店、CAFEなどは少なく観光的な整備や知名度は倉敷、喜多方ほどではないが、蔵の多さは匹敵するかと思う。
看板建築の呉服店。銀座通りにあり、電話番号が3桁なので早くから電話が開通していたことが窺える。現在は、もう営業しているような感じはない。
菅平高原を越えて上田・群馬県嬬恋方面に行く国道406号線沿いにもたくさんの蔵がある。歩道が狭くお歩きんや観光に不向きなのは残念。
国道406号から入った路地。
国道406号線に続く本町通りにも蔵造りの建物がたくさんある。この通りに製糸王と言われた越寿三郎の旧家があり、ガイドの方に案内してもらった。越寿三郎は須坂だけでなく県外にも製糸工場を作り、最盛期には従業員8000名の国内屈指の企業となった。その他にも、銀行、電気会社(中部電力の前身)、学校などを作り、渋沢栄一との交流もあったとのこと。
整備されすぎると情緒がなくなるし、整備しないと人が来ないし、バランスが難しいですね。
須坂は知名度がまだ低いためであろうか連休なのに観光客は少なかったですが、たくさんの蔵や白壁の商家など古い建物が残っていました。市の観光施設職員や偉人の旧家のボランティアの人に親切丁寧に説明をしていただき満足度が高い街でした。