慶応大学病院近藤医師の語る免疫療法・ワクチン療法の神話
平成25年10月26日
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免疫力という言葉が良く使われる。大学病院では
’免疫細胞療法’が行われ、免疫力を強化することが、
癌を防ぐ条件にもなっているようだ。
近藤医師はその著の中で、免疫療法=詐欺師という、書き出しで
以下のように見解を述べている。
”欧米の医学界では、
’がんに対して、免疫力を強化しても無意味だ。効果無し。’
というのは常識です。
免疫細胞療法は,見向きもされないどころか、免疫と
名前のつく療法で患者を集める医者は詐欺師扱い
にされます。
なぜなら、免疫細胞は外から入ってきた異物を敵と
認識してたたくのですが、癌は自己細胞が変異した
ものです。”(引用以上)
と述べ、人間の持つ免疫システムが、癌細胞を敵とみなさない
ところに、癌の発生する理由があるとしている。
だから、免疫を強化するという意味合いが癌に関しては
成り立たないというのだ。
私たちの体には約2万3千個の遺伝子を持つ細胞がある
という。
その中で、複数の遺伝子の突然変異によって、癌化された
ものを癌細胞と呼び、その病巣には、直径1mmに育った
時点で約100万個の癌細胞を持っているという。
癌と診断されたらホットケ療法を主張する近藤医師の
その理由がここにある。
”本物の癌なら、それ以前に血液にのって、あちこちに
移転している。”
と近藤医師が言う理由は、ガン細胞が1mmになる前、
たとえば、0、1mmでも”移転”する能力があるほど
癌細胞は強力だからだという。
それが、医師の提唱している、癌のホットケ療法 の
一番の大きな理由でもある。
近藤医師が言うように、”がんは当初から、移転する能力
がある。
癌が大きくなってから移転するという説は間違い”
という説は、最近の分子生物学の研究からも判明して
いるようだ。
世間でいうところの ”早期発見” は癌の一生の中では
すでに熟年に差し掛かっている時期にあたるというのも、
その理由からだ。
早期発見と意味に近藤医師は疑問を次のように示す。
”今の医学ではどんあに、早期にがんを発見しても、
直径1センチ前後からその時すでに、癌細胞は最低でも
10億個に増えて、とっくに移転もし終えています。”
としたうえで、
”こうして、癌が10億個に増えている理由は免疫力が
云々という前にすでに、NK細胞が、癌細胞を敵として
見分けられなくなっているという証拠でもあるわけです。”
と免疫療法の矛盾点を指摘する。
現在、免疫細胞療法に 患者のがん組織を採取して、
大概で樹状細胞や 細胞障害性リンパ球と反応させたり、
癌細胞の構成タンパクの断片(ペプチド)と反応させて、
体内に戻す療法があるという。
それによって、樹状細胞や 細胞障害性リンパ球が
体内の癌細胞を、敵と認識、攻撃して減らすように
させるというのがその狙いであるが、近藤医師は
これらの療法も ”焼け石に水”としている。
追跡調査データでは”実際、胃癌手術をしなかった患者
の生存率の複数のデータでは、抗がん剤を使った人、
免疫療法をやった人の5年先の生存率は どちらも
20%以下”で低いのだが、
”治療を何もしなかった人のほうが、はるかに長生きで、
50%” と このデータによれば 何もしない人の生存率
のほうが、高率を示している。
近藤医師は子宮頸がんワクチンの世間的常識に対しても
次のように述べている:
”最近、子宮頸がんワクチンと称し、バビローマ・ウィルス
の予防ワクチンの接種が、小中学生の女子たちにも強く
すすめられています。
これもがんの予防には無意味です。
子宮頸がんの原因は、性行為で感染する、
ヒト・バビローマウイルス。
このウイルスは子宮頚部の上皮を増殖させ、イボを生み、
粘膜も増殖させて、がんとまぎらわしい病変を
つくります。
これはDNAの異常ではなく、感染が原因の、単なる、
上皮細胞の慢性変化、慢性感染症です。”
実際、近藤医師が何人かの、子宮頸がん患者に対し、
治療せずに、放っておき 様子を診ていると、ゼロ期
と思われた数人の病変は自然に消えたとしている。
近藤医師は言う:
”国が診察をしきる、スウェーデンの統計などを見ると、
子宮がん検診で発見されたゼロ期のがんは 99%が
癌モドキ です。”
したがって、ワクチンによって、本物の子宮頸がんを
防いだという実証例は一つもないばかりか、副作用の
不安のほうが強いと 著書に記している。
”子宮頸がんワクチンは、肩近くの筋肉に注射するので
痛みが強く、失神・意識消失・発熱・頭痛などの訴えが
続出しています”と副作用について述べている。
さらに、癌のみならず、予防接種と称して、ワクチンは
赤ん坊の時から、ほとんど義務付けられて打つべきものだ
という常識がある。
私は、自分の息子の 幼年時代に、ワクチンは施すことを
やめた。
その理由は、ワクチンによって強烈な副作用が、種痘ワクチン
接種後、息子にみられたからだった。
種痘を摂取させたあと、高熱が出て近くの町医者に行くと、
川崎病 の疑い有りと言われ大病院の紹介状が出された。
しかし、私は、どうにか、自宅で自然治癒力セラピーを
姑の応援を受けて施術することで 難を逃れた。
それ以来、幼い息子には、予防注射は受けさせなかった。
無謀のようで、人様にお勧めできるような話でないと
思っていたが、あれから30年近くたって、専門家から、
さまざまな”ワクチンの効用の疑問性”が指摘されるとは、
当時は想像だにしていなかった。
近藤医師は 予防接種ワクチン効果についても、
以下のように記している:
”インフルエンザ、はしか、日本脳炎、なども含む
すべての予防ワクチンには、脳症や急死を含む、
重い副作用のリスクが伴います。”
近藤医師は これらのことを踏まえた上で
”医師の説明をうのみにしない”という心構えと、
”セコンドオピニオン、場合によってはサードオピニオン”
を求める”慎重さを薦めている。
もし、入院後でも、”しまったと思ったら、転院する権利
があります”
として、”病院は、うかうかしていると命をとられます。
決してお任せにしないことです。”
と、患者の、”お任せします”態度に対して、要注意と、
進言している。
この近藤医師の言葉を読みながら、命は 薬任せ、
医者まかせではなく、自分で守るもの~とつくづく 思う。
参考文献) ”医者に殺されない47の心得” 近藤誠著 2013、 株)アスコム