自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

漱石の意見

2013年05月23日 | 廻りまわって”心の浄化”につながるかも・・・

モナリザの魅力 平成25年5月23日

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以下の記事は、時々、まだ、読んでいただいているようです。

口元を、いつも、ちょっと上向きにするように、意識していると、

手相の 太陽線 というわれる、願い事がかなう人望を示す線~が

はっきりしてきたという知人がいます。

”モナリザの微笑み”の要領ですが、結構、難しいですね・・・

平成24年106日(土)

 

先日、TVの奥様向けワイドショー番組で、

”10年前のモナ・リザ の絵が、

本物と証明されたと話題にしていた。

あのルブル美術館に飾ってある、有名なモナ・リザを描いた

レオナルド・ダ・ヴィンチが、手がけたもう一枚の、モナ・リザ

の絵が存在するということになる。 

その絵のモデルは、10歳ほど、若づくりであるというほかは、

構図も、タッチも、微笑みでさえ、モナ・リザと同人物としか

言いようがなかった。

それにしても、モナ・リザの微笑み は、どうしてこんなに人々を

魅了するのだろう? 

文豪、夏目漱石も、この微笑みを題材にして小説を書いている。

その小説の中で モナ・リザの唇には女性の謎がある。 

だが、誰もその謎を解いた人はいない。 と記している。

この絵のモデルは、ジョコンダ氏に嫁いだ、モナ・リザという名の女性で、

晩年のダ・ヴィンチが4年の歳月をかけて描いた肖像画といわれる。

(15031505年)

もし、ワイドショーで話題になったように、”10年前のジョコンダ夫人 

も ダ・ヴィンチが描いたとしたら、ずいぶんと

思い入れが深い女性であったに違いない。

これだけ、神秘的で、魅力ある女性が、天才ダ・ヴィンチの心を

つかんだとしても不思議はない。

ダ・ヴィンチは科学者であり、発明家でもあり、建築家でもあり、

彫刻も残した。

 

でも、ジョコンダ夫人の魅力は、彼自身にも永久に謎であったのでは

ないだろうか? 

もし、モナ・リザの微笑みの口元が、少しでも違っていたら 表情は

ずいぶん変わっていただろうから。

唇がもう少し厚かったら? 口がもう少し大きかったら? 

歯を少し出して笑っていたら? 

彼女の唇はそんなに厚くはない。 

むしろ、上唇は薄い。 

口角はわずか

に上がっているが、それでも、小さい口だ。

モナ・リザの絵の、口の部分を手のひらで隠してみる。 

笑っている

眼もとのはずだが、無表情になる。

その眼はむしろ、クールにじっと相手を見つめ、感情を表していないと

いってもいいぐらいだ。 

ということは、口角がわずかに上がっているので、目元も微笑んでいる

ように見えているのかもしれない。

口というのは、このように、人の表情を左右する。

口元がだらしないと、顔のしまりがなくなる。 

口もとを尖がらせると、不満気な顔つきとなる。 

口角が垂れると、怒り顔に見える。 

同様に、唇の色艶も、表情にアクセントを与える。 

自然なピンク色の艶は健康に見えるが、娼婦のような毒々しい口紅

の色合い、真っ赤な、熟れきった性を強調するような

色合い、異なる色合いによって、女性の心理を無言で伝える。

唇はある意味でセックスシンボルでもあるのだろう。 

マリリンモンローが唇をつぼめて、相手を誘うような表情が有名だ。

 

厳格なイスラム教の国では アバヤという黒い服で体を覆い隠すが、

その時、髪の毛とともに、必ず、口元も隠す。

その理由は、夫以外の男性に性的刺激を与えないためとされる。

女性の体の線、髪の毛や口元は、性的な欲望を起こさせる

体の部位として、公(おおやけ)に表すことを禁じている。

唇というのは、それ以外の理由でも、原始的な器官といえる。

食べるために必要な部位だから。 

食べ物の通り道の登竜門である。

さらに、言葉が出ていく、門でもある。 

言葉は心から出る。 

眼は口ほどにものを言う という言葉があるが、

口は眼ほどに心が見える ともいえるかもしれない。

こう考えると、モナ・リザが、どのような声色で どんな言葉を、

何色の唇から発したのかと、気になるところだ。

唇から、表情が決まることを、この絵は教えてくれている。 

モナ・リザのような魅力的な表情を真似することは

なかなか容易でないにせよ、意識的に口角を上げるだけでも、

顔つきがきっと、優しくなることだろう。 

先日 ある事を集中していた友達に、ちょっとしたお仕事を頼んだ。 

中断させてしまうので、少々遠慮気味にお願いした

のだが、いいわよと、ニコリと微笑んで、 すくっと 立ち上がった。 

その笑顔に 何故か、ホットした。

数日後、彼女はこんな話を回想して話してくれた。

テニスでね、いつも、微笑んでいる女性(ひと)がいるの。 

すごく、気になるの そして、

イライラする時って誰でもあるでしょ? そんな時には、

努めて微笑むようにしているの。そうすると、何かするとき

気持ちよくできるのよ。” 

それが自分の心掛けていること と 

友人はさりげなく、言った。

 

普段から そのような心がけなので、あの時、気持ちよく、

ニコリと微笑んで、すくっと立ち上がってくれたのだと思った。 

たとえ、内心は え?今?こんな時に? と思ったとしても。

無意識に出た微笑みだったので、余計に心に残った。 

大人の女性の優しさというより、成熟した人間の心の余裕を、

垣間見た気がした。

 

唇をコントロールできれば、自分の心持をコントロールできる~と 

ある人は言う。

いつも、口角を上げていることは無理だ。

でも、意識の力でそうするよう、努力はできる。

口角が上がれば人相は良くなる。

人相が良くなれば、運命も良くなるだろう。 

唇から出る言葉が いつも優しいとは限らない。 

でも、真実の言葉であるように心掛けることは、できるだろう。

行動と言葉がともなうように、唇から出る言葉に気を付けていれば、

有言実行の人になる。

そして、人の信頼を得る。

人の信頼を得るから、人が集まる。

そうして、仕事もうまく運び、自分に自信もついてくる。

モナ・リザの唇に秘密があるといった夏目漱石は、

さすがに、先識眼があると思った。

でも、モナ・リザだけの話ではない。 

私たち一人一人の 唇に、口元に、

大いなる、幸せの秘密が隠されていることも真実のようだ。

         

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