局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

え~し~

2011-03-19 13:29:11 | 日々の生活
民放がぽつぽつと地震報道以外の番組を流すようになってきた。
もともとTVは好きじゃないし、バラエティーのバカ騒ぎがちょっと自粛されているのは結果的には良い傾向とは思うんだけどあの従来のコマーシャル枠に流れるACの啓蒙ってのはホントにうんざりする。
年末の胃腸薬のバカ騒ぎCMも腹立たしいがそれよりもはるかに頻度が多いんだから・・・

ネットなんかを眺めると 誰もがそう思っているらしいから 今更言うのもなんだし 最初の一回くらいは 「子宮頸がん検診 受けたのいつだったっけ?」とか「脳梗塞も怖いね~」とか思ったが、あんなに何度も繰り返される必要があるのか? 仁科明子さんやオシムさんには罪はないが、(わかりましたよ しつこいな)と心の中でついつい突っ込んでしまう。

それにあの作りのダサさ ぽぽぽ~ん のナントカライオンに代表するオヤジギャクみたいな語呂合わせとちっともかわいくないキャラクターのセンスがわからん。

本をよじ登って 知層 に至っては怒りさえ湧いてきた。


昔さ、道徳の授業で文部省推薦なんて短い映画みたいなもの見せられませんでした?

私は久しぶりにあれを思い出した。

先生もやる気があんまりないけど指導要領どうりにああいったフィルムを生徒に見せて これを見てどう思うか? どうしなければならないかを導いて行く授業。
私の所属した小中学校は附属っていうこまっちゃくれた集団だったので 先生の思惑どおりに最後はチャンチャンでまとめてあげて「ハイハイ これでおしまいね」と必要以上に突っ込まないようにしようという雰囲気があった。
元の教材が 安っぽいしダサい上に説教臭くておもしろくない。きちんと議論すれば面白い話し合いもできる集団だったけど、そうする気にもならないほどつまんない教材だった。

今のえ~し~を見てそれを思い浮かべちゃったわけです。


「道徳」ってこと自体はもちろん教えなければならないって言うのはわかる。
だけど、そのやりかた その教材としての素材の選び方ってのは問題だわね。

人間の生き方とかモラルって説教臭いフィルムを見させられるより たとえば一冊の良質の児童文学をきちんと読んだ方がよろしいんじゃないでしょうかね?

たとえば ナルニア国物語のシリーズなんてのもいいと思う。ベースにはキリスト教精神があり、聖書の記述が形を変えて色々な所にちりばめられているが、それが決して押しつけがましく 説教臭くなくわくわくしながら読めて、かつ人間としてとるべき姿が自然に学べると思うんだけど。

あと、今 こういう状況だったら 大草原の小さな家 に代表される インガルス一家の物語なんかも子供たち(いいえ大人にも)に読んでもらいたいと思う。
困難にたちむかう姿。モノがなくても自分たちで工夫して質素でも快適な生活を作っていく姿。一年かけて作り上げた畑の収穫直前にイナゴの群れに襲われても またたくましく立ち上がるお父さん、それを支える家族の姿。

え~し~ よりははるかに胸に残るよ。それに面白いよ と 思います。お勧めします。

しかし あれを繰り返し流す民放TV局 色々事情はあるのだろうが、あの枠があるなら 安否情報とか地元の情報とか流せばいいのに。インターネットとか見られないお年寄りには役立つと思うんだけど。

コメント
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