
ソメイヨシノ満開の知らせに重なる冷たい雨、花寒の東京です。
年度末で離職するスタッフを送り出す、ささやかな茶会を準備中。
介護のための離職。
親を送ったあとの、本人の生活に不安を残す選択であるのに、留める術がない日本社会に、唇を噛む思いがします。
白地にライムグリーンの縁取りの洋菊、黄緑色のポピー。若緑は健やかな気持ちの活きる日々を願って。柔らかなひわ色のローズ・カーネーションは、小さな良いことを見つける、貴方らしさを失わないようにと願って。
桜のパッケージのお菓子を添えて、手渡す予定です。
難しいけれど、他のことに目を向ける、自分のための時間を持ち続けてほしい。貴方が幸せであることが、最終的な親御さんの願いであるはずだから、忘れないで。
そう伝える、介護離職される方を送り出す時に。
誰もがいく道だから、寂しくならないように、美味しいコーヒーとお菓子を用意して。はなむけの時。