先週、運転中のラジオで『二万本の蝋梅満開』と聞きました。私の大好きな蝋梅、我が家では未だ咲かないのに!と、ワクワクと出かけました。ラジオできいた地名は『やどりぎ』。『寄』と言う漢字を当てると知ったのは、webで調べてからでした。
新東名から降りて、山道を7kmほど走り、ついた場所には、町営グラウンドの無料駐車場、さらに、丘に上がるための無料シャトルバスも用意されて。足元不如意でも、さりげなく行ける工夫がありました。
眼前に広がる、一面の黄色!美しい。先立つ、妖しい、ふくよかな蝋梅の香り。形をもって、迫ってくるようで、圧倒されました。
よく整備された道を登っていくと、本当にふた山、蝋梅でした。あちこちに、ベンチがあり、ゆっくりマイペースで花と居られる、別世界のようでした。
この素晴らしい蝋梅園は、どうして在るのか? 謂れを調べました。
元々は柑橘や茶畑だった山。町の高齢化に伴う、農耕放棄地で荒廃していた山肌に。平成16年から、蝋梅を植える計画がたち。見事な蝋梅園に育て上げた町の姿勢があったそう。今では一月から二月まで、沢山のお客様を迎える、ちゃんとした街おこしになったとありました。
この美しい場所には、そんな歴史があったのです。見事な努力を感じました。
林の中には、河津桜もあり!
蝋梅と重なり合う、綾錦のようでした。
満開の蝋梅に、はしりの河津桜!
見事な春の先駆けを楽しみました。
人の努力の積み重ねによって、守られる美しい場所。胸打たれる、いい時間でした。感謝!
▪️松田町やどりぎ蝋梅園、神奈川県足柄上郡松田町寄
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