トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

予知と回避

2009-07-09 | 小人閑居して憮然

Sn3d0439  今日は梅雨の中休みだった。時折、薄日が射すような時間もあったから、この時期にしては文句の無い作業日和に違いない。

 しかし、こんな日に限って午前に予定が入っていたからフイールドには出かけれなかった。そんな訳で午後は「置いてきぼり」を喰らったかのように解体作業を眺めていたのだが……。

 そこで気がついて溜息になったことがあった。南側の道路は通学路で、朝な夕な児童達が通る。午後の時間は下校の児童達や放課後を楽しむ子ども達の姿が垣間見えるのだ。

 今日の住宅の解体現場は二階の取り壊しだった。重機を使ってベキベキメリメリと引きちぎっていく。児童達はその脇の道路を通行していくのだが、誰一人として回避行動を取らなかった。

 自転車で走ってきた児童は、屋根の断熱材を手にとって眺めていた子、風に舞ってきた断熱材を自転車をとめて作業員に手渡した子、探究心、小さな親切と取れなくも無いが、その間は作業が中断されていることに斟酌はない。

 下校の児童達も、いつもどおりなのだろう、住宅の軒下側を左側通行で何事も無いかのように行き過ぎていく。ラインのある反対側を右側通行する子は少数だった。

 午後も3時過ぎだし、見た目も小学校の高学年と思える子どもたちだが、作業現場の至近距離を通るのに回避行動も無く、あえて留まる子もいるとはいささか驚愕に値する。

 かく言う小生は危険予知はして回避の時点で失敗し肋骨骨折した本人だから大きなことは言えないか・・・・(トホホ…)。