トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

驚き桃の木三枝の木

2009-07-28 | 旅行記

Photo 寒山寺の石碑を見て勘違いに気がついた。それは「寒山=寒山寺」と認識していたことだ。確かに石碑の句は有名だが「寒山」で思い起こすのは「遠く寒山に登れば・・・」の一句だったからだ。どうでもいいことだが個人的には「寒山に登れば・・・」のほうがしっくり染みてくる。

 庭園や植栽をみて気がついた事、一つは日本に比べて桃の木の植栽が多かった。これは桃源郷の故事に由来するのだろうと勝手に推測した。

 庭園に植栽され樹木の手入れは大雑把で、日本のような繊細さは感じられなかった。樹種も乏しいように思えた。特になじめなかったのは石の好みだ。太湖石というのか刺々しい岩石が多くてなじめない。庭園の佇まいは大陸らしいゆったり感が感じられなく藪に潜り込んだような印象を受けるところが多かった。日本と異なり地平までさえぎるものの無い土地柄では囲まれた感じに安らぎを覚えるのだろうか?。

 街路樹に植栽された樹木は幼木のうちに主幹を切って「茄子の3本仕立て」あるいは「果樹の杯状仕立て」の中間のような樹形に仕立てられているのが普通だった。

 街路のプラタナスは例外なくそうだったし、造成中の園地に植栽された幼樹もそのような樹形に仕立てられたものが多かった。

 理由を尋ねたわけではないが(ガイドは知らなかった)効率的に木陰を作るための樹形だろうと推測する。