天気図と天気予報を確認しながらの日々だが、梅雨のこの時期は予報の精度が極端に悪い。梅雨前線の数十キロメートルの移動で変わるのだから仕方がない面もあるが、昨日は「午後から雨、ところによっては雷」を信じたばかりに棒に振ってしまった。
きょうは「午前は曇り、午後は回復」とのことで出かけたが、結局終日曇りとなった。予報が信頼できないから、いきおい自分の山勘頼りだ。
そろそろ山百合が咲いているだろうかと立ち寄ってみたら盗掘されていた。表土の直ぐ下は固い粘土層だから球根はもぐりこめなくて浅く土を被っているだけだ。だから掘り易いと言えば掘りやすいのだが、花も咲かずに枯れるだけなのが判らないらしい。
狭いところに10株くらいあったが枯れそうな一本だけを残して持ち去られた。鉄砲百合もササユリも掘り取られているから百合マニアでもいるのだろうか。猪でも掘ってはいかないものを良く見て盗っていくものだ。天気予報もこれくらいの精度があればねえ。
トレイルの草刈りのついでに棚田の畦の草刈りも済ませてきたが、猪の足跡がここかしこにあった。畦を破られなくてほっとしたが、水中に藻がいっぱい発生していた。フサモだろうか同定は出来ないが、この水域には絶滅危惧種があると聞いているのですこし気分を直した。
埋蔵種子の生命力には感心する。そういえば「大賀ハス」の花が咲いたとニュースでつたえていた。