* だめ男子住んで都の永田町 罵声
* 永き紐さえずり足らず終わりなり 罵声
* 夏草や兵どもが棒と立ち 罵声
* 猿ひとを永田の人は惜しみける 罵声
* 静けさや達磨片目でセミの声 罵声
* 越後屋の絹裂く悲鳴宗旨替え 疎閣
* 秋風や白けの国にひと波乱 虚来
* 今日からは永田のあるじ早く寝よ 一詐
* 総選挙定め無き世の定めかな 砕覚
* 目のうろこ山動きたり初組閣 粗動
* 悟空の毛散りてまたぞろ破竹かな トロル
* 名人も飲み疲れれば選句なし 酌婦
お客人 ☆江戸の世も孔子の世にも有りけりてこの世来の世に絶えぬ小人 狂蚊