「所詮ケータイのカメラだなあ」と思うときがある。拡大撮影するとブレ易い。シャッターや絞りの調整も出来ないから結構苦労する。
時間をかけて接近するのはゲーム感覚で面白いのだが、いざピントが合ってシャッターを押そうとするその瞬間、風が吹いて台無しにしてくれる。珍しい対象に遭遇し、苦労してピントが合うところまで迫った時に限ってそうなのだ。
多少の風では動かない対象なら問題はないが花や昆虫となるとどうしても揺れ動く環境になってしまいがちだ。
茶色のバッタはトノサマバッタではないかと思って写したのだが風で上下して撮影し難かった。トンボはミヤマアカネか、と記録したのだけど撮影距離まで入ると飛び立って、別のヤキモキがあった。
桑の葉裏に見慣れないものがぶら下がっていた。周囲にクモの糸らしきものが張られてぶら下がっていたから「クモの卵包」ではないかと思ったが、はじめてみた物体でなんともだ。
これも枝の先端で、揺れるしバックにピントが合いやすい構図だから手間取った。片手で枝を持って撮影するとカメラの操作が難しい。距離にピントを合わせただけでは解決にはならないのだから。
こんな「好事魔多し」みたいなことを「マーフィーの法則」とか言うのだそうだが、小生は「マタフイの法則」と密かに思っている。