『半世紀苛政あらわで民の蹴り』
『小人が新人となり擬似の堂』
『田んぼより止まざる追われ里帰り』
『更屋敷一枚も無く出も出来ず』
『セミの声景色潰して残暑なり』
『蜂が来る残暑残暑に胆は冷え』
『陽は強く陰冷ややかに長の月』
『ひる残暑よる清涼の白露かな』