ボーイスカウトとカブ隊が引率されてツリーハウスを作りにやってきた。栗はほとんど木には無かったが大型ペールに取り貯めた毬のままの栗を木の下に撒いて拾ってもらった。利用する当てのなかった栗だったが役に立った。栗拾いは初めての児童もいたのだ。
これで今シーズンの栗拾いは終了。団体で3グループ、小人数では何人入ったか・・・。不作の割には長持ちしたといえよう。早速お礼肥えを施さなくてはならない。
栗は秋の食欲を満たす味覚ではあるが、食欲を満たしながら芸術も行っている器用な虫も近くに居た。いわゆる「絵描き虫」だ。喰い進んだ結果とは言え、遠くからでもわかる葉を白く見せて作品つくりに余念がない。
作品ではないが「?????」と思ったのがタテハの産卵だ。オオバコなど地表面の葉やゴミにまで尾端をこすりつけている。よほど産気づいて切羽詰ったのかとおかしかった。立派な体格だった。しかし産卵しても一匹も成虫にはなれないから悲しい。
そういえば、カラスザンショウには尽きることなくアゲハ類の産卵が続いているが、まだ一匹として終令幼虫になったのを見たことが無い。ここにも食欲の秋が垣間見える。
『栗を取りニギリ食べれば竹ボラの響く谷あい童賑やか』