作業に向う途中で、筍掘りから帰ってきた人と出合った。顔見知りだったから収穫物の写真を撮らせてもらう。
今時は、どの人もこんな大きさである。今年は表年に当たるが、夏の高温や今冬の低温がどう影響するのか不明だけれど、そこそこの収穫はしているようである。
日曜以降、連日10台程度の車が駐車するが、小生意外は筍掘りや山菜取りの連中なのだ。
作業が楽で嬉しいな、と鳶口で木材を引きずり出し、使用するサイズに切断などしていたら鳶口の柄が頭部でおれてしまった。「あーあ!」である。破断面を見れば一目瞭然、強度が失われている。
「腐っている」と言われたのだが、もう少し寿命があるとおもっていた。いわゆる希望的観測だったのである。結局、残りの半分以上は両手で丸太を抱え出し、一輪車に乗せるはめになった。
腐食が始まっている集積材だから、手袋も袖もグチャグチャになり気持ちの悪い事、この上なかった。道具は本当に役に立つ事が身に滲みた作業だった。