トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

雪割り草

2012-03-21 | 感じるままの回り道

Photo_3  駐車地の沢への斜面に赤いものが見えた。何だろうと近寄ったら雪割り草だった。

 当地は雪割り草の自生はないから、外部からの株である。理由はすぐに判明した。園芸用土を廃棄した中にに出ているのだ。鹿沼土が廃棄されており、その上に株があったから、おおかた捨てるつもりだったのか、紛れて捨てられたのかだろう。

 郷里には雪割り草が自生していて、長兄は家の脇で栽培もしているが、小生の子ども時代に雪割り草をみた記憶は無い。早春の花と言えばカタクリ、マンサク、ネコヤナギ、フキノトウだった。


処理木を生かす 1

2012-03-21 | 今日は真面目に

Photo_3 Photo_4

 風害木を処理して寸切りにしたのが大量に出る。細いところは杭にしたり護岸の土留めに活用したりするのだが、太いところは使うに困る代物だ。製材すれば柱や梁に使えるサイズも多い。もったいないことである。

 今回、幹元の太い部分を半割りにして、泥水地の排水口の渡し木に使用した。幅は一尺はあるし、耐用年数も10年はあるだろう。泥水地の畦は歩道ではないものの、水を通すために切った部分は渡る場所になってしまう事が多い。そのため踏み削られて崩れてしまうので調度良い設えになる。

 切り取られた所を飛び越えるのは大人の足では造作も無いが、おチビちゃんでは少々非力だから、材料があるのを幸いに3箇所の切り通しに渡した。おチビちゃんたちにはちょっとした冒険かも。

 水辺は水生生物「小さき者」のために築いたのだけれど、おチビちゃん達も「小さき者」には違いない。幼児期の水辺の活動を通して自然環境を守る人材が育ってくれればこの上ない喜びでもあるが、植樹と同じで成長を確認することは叶わないのだ。