トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

出来るかなマリオネット「リトルミイ」10 (操作盤の制作)

2019-05-02 | 何よりの楽しみ
 終盤の制作は操作盤である。当初は一般的なカタカナのキに似た操作木を思い浮かべていたのだが本体の糸固定点が定まり動きの想定が容易になってくると欲が出てきた。スケッチをし動きをシュミレーションしたりして実現の可能性を探す。なんたって一点物の名品を生み出すのである。
 この操作木だけは操り人形を着手した頃からイメージが定まらず悩みの種で、夜間トイレに起きるとそのあとがいけない。「ああでもない、こうでもない」と脳内はスライドショー紛いになって、結局は「ままよっ!」とばかり早朝4時起きの夏時間の実施になってしまう。

 本体が出来上がり操作木をどうするかスケッチを見ながら思案投げ首してもン十肩では首もよう曲がらず、「操作木式」でなく「操作盤」に近い形式は捨てがたくもあって手・足・頭部・腰の操作は間違いないので動きの決まった部分のパーツから作り出した。一部でも形が出来るとイメージやビジョンが明確になって行くものでトントンと進む。

 そうなると気が逸り、夕食の時間になる午後5時過ぎても縁台でパーツの切り出しとなった。しかし昔から「そうは問屋が卸さない」と言われる通り、一般的な操作木式でない操作盤式は作っても予定調和してくれる保証はゼロなのでちゃぶ台返しは想定内、だめならキ形に戻すだけで造作もない。

 写真中央の棒が主軸でこれにパーツが付く。左と左下の白いパーツは手足用、中央上と右側が頭部と胴体用のパーツになる。試作品だし、これで想定している動きを出せるかどうか全く持って自信はないものの「やってみなけりゃ分からない」のだ。

 パーツを用意し組み合わせて行く間に頭部の可動範囲を制限する必要が出てきた。胴と頭の接続はゴム管だけなので容易に一回転してしまうのである。そこで左右の振りと頭の傾げにリミッターを付けてみた。全て泥縄式の出たとこ工作なのでどうなる事やらの気分で工作する。
 リミッターを組み付けて仮り組み立てしてみたが操作木式でない操作盤もどきの仕様になったから持つ位置が定まらない。これでは操りに支障が出そうに思えた。

 そこで思慮分別のある小生なので更に泥縄式を重ねて持ち手を付けたら「ボウガン」みたいになってしまった。これでは誰が見てもマリオネットの操作に使う道具には見えないだろう。まあ、見てくれより支障なく操作できるかどうかが目下の懸念だ。
 固定には木ねじ4本を使っただけで後はすべて木製である。この木ねじ使用は接着面積が少なく強度不足になるからで、云わば「必要最小限」の金属材料だけれど出来るなら「オール木製」で作ってみたかった。それでも「木aワーカー」と自負して爺我自賛するには十分で、すでに匠の領域に入っておる・・・。

 支え難い  ➡   ピストル型にした  ➡   左右のリミッター

今日のとんぼ「クロスジギンヤンマの産卵」

2019-05-02 | 小父のお隣さん
 水見回り中、泥水池4で産卵していたクロスジギンヤンマを確認した。今季の産卵行動は初見なのだがオスも縄張り行動をするようになった。
 水辺の草むらからはシオカラトンボ♀の羽化体が目に付くけれどオスの同様な姿は認められないのが不思議と言えば不思議だ。

 「なんでメスだけ、なんでメスだけ…」とついコマーシャルの音程で独り言を言ってしまうが、それもくだんの女優にある。
 出演は「夜のピクニック」しか知らない小生であるが、大人になった今でも「いたずら小僧!?」のような持ち味は捨てがたい。小生の「アオスジギン爺」は捨て難い。棲家は散乱してるわい。