トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ニホンアカガエルの幼体

2019-05-28 | 小父のお隣さん
 水見回りをしていると時折はニホンアカガエルの小さな個体に出会う。今季の産卵は過去最多だったにもかかわらず出会う幼体は微々たるものである。
 どちらかと言えばツチガエルの数が多い。芭蕉翁の「古池や蛙飛び込む・・・」のカエルはツチガエルとの文章をどこかで記憶しているが本当だろうか。吟句したのは山寺だったか羽黒山だったか記憶があいまいだけれど、あの池を尋ねた時にカエルの存在は不明だった。

はるみ醸造酢「ラッキョウ漬け」プロジェクト頓挫

2019-05-28 | 何よりの楽しみ
 3月末からおいしいミカンはるみ果汁を使い醸造酢を作ろうと努めてきた。出来上がりの目安は五月下旬に置いたのだが、さてその成果やいかに、の時期になってしまった。
 単に手作り醸造酢を作るだけでなく、その酢で「ラッキョウを漬ける」のが最終目標のプロジェクトXだったのである。

 五月に入り気温が上がるにつれて仕込み中の液体が濃色に変わってきた。表面にできたバクテリアマットも厚くなって七味唐辛子の容器を載せても破れない。蒸しパンの表面より硬く、昔食べた方形の牛乳パンの硬さに近い。
 臭いに腐敗臭はなく酸の香りがするし、舐めてみれば酸性を感じるけれど酸度は不明で使えない。このまま「ラッキョウの甘酢漬け」に使って失敗したら向こう一年間ラッキョウが食えなくなるし大枚2500円が無駄になる。
 そこで醸造中のつもりの「はるみ酢」は床下収納庫に移して酢は購入した。「はるみ酢」はこのまま熟成させ、どこかで酸度測定ができたらそこで処遇を考える。

 ラッキョウは鳥取産2kgを用意した。安いラッキョウも並べられていたものの農家育ちの小生としては「くず物」のラッキョウに見え、とても購入する気にはならない代物で、店舗の担当者の良心を疑う。
 五月に入り、池の造成、郷里での法事、水源地の谷止工と連続して重作業が続き、谷止工で丸太を曳き据えた作業でエネルギーが枯渇してしまった。急に暑くなった事もあり三日間ほど暑い期間は休養日にした。バテバテを自覚しなければならない体調で、その間にラッキョウを漬ける作業を済ます。

 ラッキョウ2㎏はヒゲ根と茎の部分を切り取り薄皮と汚れを外して綺麗にした。一粒一粒処理していくので2kgが限界である。貯蔵瓶は4kg入るので、そのまま漬け込むと上部は空気に触れる。それを防ぐために冷凍パックの密閉容器で2週間ほど漬け込み、液が増えた段階で貯蔵瓶に戻したい。酢醸造中の容器に1kgが入る容量があったから2本使って丁度収まる按配でラッキョー、いいえラッキー!。

 現在、熟成?中の「はるみ酢」は、今回購入した酢の空き容器に濾過して移せば八方円満だけれど酢作りだけに「酸っぱい」味わいの醸造の顛末だった。
 我が家に巣作りしているイソヒヨドリも巣立ったことだし、酸っぱくもあり酸っぱくもなしの目出度し目出度しというところで、ひっきょうどう転んでももがいても大成功だったとしても「エネルギーの総和は零」なので全てはここに帰結する。
 まあ「酸っぱい」はあっても「失敗」なんて事は無いのだし越後人の気質は「忍耐強い」にあるのだから…。
 

 自家醸造酢は使わない 処理して等分 密閉パックで仮り漬け