オニヤンマがテリトリーを形成する小さな流路は畦が無いからすぐ氾濫する。これではヤゴの生息もおぼつかない。我がグループのテリトリーでは無いので一応は断りを入れ承諾されているのだがようやく着手である。
畦の護岸に丸太が欲しくて間伐を兼ねて伐採に行く。放置林なので適径材が少なく、運搬の労力も考えると水路から近い方が望ましい。トレイル脇に3本の適径材が取れる場所はそれでも谷地に落とす場所まで50m以上はある。問題は距離よりも「掛り木」になって処理が煩雑になる事だったのだが恐れ多くも思った通りになってしまった。全く持って「しまった!」だが後の祭りと言うものだろう。
その理由は林内と小生の双方にあって立ち木の上部は枝絡みしているから倒れにくい。上部で枝一本が絡んでも倒れてくれないのが多いのだ。それも「お互い倒れないように頑張ろうね!」とばかり枝絡みさせスクラムを組んでいる状態では切断しても立ったままだった。
これにロープを掛け独りで引いたところで揺れるだけで息を切らしてしまう。この行為は「やってはいけない!」の類で直撃お約束だ。結局、牽引器を取りに下る羽目になった。
牽引器で幹の上方を引き倒そうにも倒れないから結局は幹元にロープを掛け引き落とす事になった。この作業を独力で行うには手間暇手数をかけねばならず林内で右往左往する事になる。久しぶりの林内作業で息絶え絶えになったものの怪我なく終了して昼ごはん。
掛り木処理は伐採作業の中でもダントツで重大事故が多い作業で骨惜しみできない。牽引時の直撃を防ぐために滑車を入れて安全策を労したが荷重に耐えかね滑車を損傷してしまった。「ん千円」の損害である。
さて小生側の理由は希望的観測による甘い判断にあって、現場も見ずに必要な資材一通りを持ち込まないのが要因だ。今回も「倒れるだろう」との見込みで牽引器、木回し、楔などは携行しなかった。ロープと鳶口、チェーンソーとオイルに手入れ用具では、ひとたび掛り木が発生すれば「万歳万歳令和万歳」とお手上げになるだけなのである。
今回も3本全て掛り木となり結局は牽引器を取りに下ったのだ。準備万端携行するとなると独りでは2回の往復が必要で、これがうっとおしく感じるが掛り木ともなればもっとうっとおしいけれど、人は易きに流れてカチカチ山になるのである。
それでも必要な材を運び尾根道から下の水辺まで丸太落としで片づけた。意気揚々どころか息絶え絶え帰路、2往復で上げた道具を1回で降ろす事にした。背負い籠にはチェーンソー、オイルと手入れ道具、ロープ、飲料水、救急キット、手鋸を入れ、手持ちのコンテナボックスには牽引器、ワイヤーロープ、滑車、吊りベルト等のセットと鳶口を抱えての下山だ。
息絶え絶えで処理したのに更にもう1スパンの荷降ろしがあるとは。この日は仏滅で三隣亡に違いない。暦を確認せずともビビビッとくる。伐採と土木作業は大仕事の双璧なのだが、更に横綱級の「谷止工」が水源地で待っている。かくして令和は頭を下げてしまう作業の連続で始まった。まあ、考えずとも「れいは?」と言われれば頭を下げるのが君子というもので・・・納得。
木元を引く ➡
引き落とす ➡
材が採れた
畦の護岸に丸太が欲しくて間伐を兼ねて伐採に行く。放置林なので適径材が少なく、運搬の労力も考えると水路から近い方が望ましい。トレイル脇に3本の適径材が取れる場所はそれでも谷地に落とす場所まで50m以上はある。問題は距離よりも「掛り木」になって処理が煩雑になる事だったのだが恐れ多くも思った通りになってしまった。全く持って「しまった!」だが後の祭りと言うものだろう。
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これにロープを掛け独りで引いたところで揺れるだけで息を切らしてしまう。この行為は「やってはいけない!」の類で直撃お約束だ。結局、牽引器を取りに下る羽目になった。
牽引器で幹の上方を引き倒そうにも倒れないから結局は幹元にロープを掛け引き落とす事になった。この作業を独力で行うには手間暇手数をかけねばならず林内で右往左往する事になる。久しぶりの林内作業で息絶え絶えになったものの怪我なく終了して昼ごはん。
掛り木処理は伐採作業の中でもダントツで重大事故が多い作業で骨惜しみできない。牽引時の直撃を防ぐために滑車を入れて安全策を労したが荷重に耐えかね滑車を損傷してしまった。「ん千円」の損害である。
さて小生側の理由は希望的観測による甘い判断にあって、現場も見ずに必要な資材一通りを持ち込まないのが要因だ。今回も「倒れるだろう」との見込みで牽引器、木回し、楔などは携行しなかった。ロープと鳶口、チェーンソーとオイルに手入れ用具では、ひとたび掛り木が発生すれば「万歳万歳令和万歳」とお手上げになるだけなのである。
今回も3本全て掛り木となり結局は牽引器を取りに下ったのだ。準備万端携行するとなると独りでは2回の往復が必要で、これがうっとおしく感じるが掛り木ともなればもっとうっとおしいけれど、人は易きに流れてカチカチ山になるのである。
それでも必要な材を運び尾根道から下の水辺まで丸太落としで片づけた。意気揚々どころか息絶え絶え帰路、2往復で上げた道具を1回で降ろす事にした。背負い籠にはチェーンソー、オイルと手入れ道具、ロープ、飲料水、救急キット、手鋸を入れ、手持ちのコンテナボックスには牽引器、ワイヤーロープ、滑車、吊りベルト等のセットと鳶口を抱えての下山だ。
息絶え絶えで処理したのに更にもう1スパンの荷降ろしがあるとは。この日は仏滅で三隣亡に違いない。暦を確認せずともビビビッとくる。伐採と土木作業は大仕事の双璧なのだが、更に横綱級の「谷止工」が水源地で待っている。かくして令和は頭を下げてしまう作業の連続で始まった。まあ、考えずとも「れいは?」と言われれば頭を下げるのが君子というもので・・・納得。
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