トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「ダビドサナエか?違うか?」

2019-05-24 | 小父のお隣さん
 20日から21日にかけ204mmの降水量だった。さすがにこうなると取水地は荒れるし送水も滞る。とりあえず流路の整備と取水升の泥浚いを行っての帰路、踏み分け道で下らずに河床を下った。トンボに有り付けるのではないかとの乞食根性みたいなもんである。

 ほとんどがアサヒナカワトンボで茶翅も透明の個体もいたが茶翅の方が数多い。写真のトンボも最初はカワトンボかと思っただけなのだが止まった姿は翅を閉じていない。「これはカワトンボでは無くダビドサナエか!」と一喜して一憂だった。
 小生の判別能力は頼りなく、ただ「記憶のダビドサナエとは異なる」と胸が騒ぐ。家で図鑑対照してみても体色が白っぽいし腹部末節もストレートで図鑑の写真と異なっている。個体差や成熟度でバリエーションがあるのは承知なのだが、それが更に混迷を深める。
 迷惑至極でもS先生に写真判定を頼もう。

※ 26日、フイールドで写真鑑定してもらった。老熟とまでは言及しなかったけれど「ダビドサナエの成熟体」との事。小生的には白化の度合いが進んでいるし黒や黄色の模様も認められないので見当もつかなかったのである。とにかく性別や成熟度でも見た目が変わるので見当識障害が出てきた小生としては難しくなる一方であるが正しい一報はS先生からもたらされる。

「東京都特許許可局」が煩い

2019-05-24 | 小人閑居して憮然
 二つ池のつい先日に潰したばかりの漏水部近くに新たな漏水孔が出来ている。20日夕刻からの降雨で満水位となり安心していたのに三日過ぎずに漏水孔が現れ減水し湛水不能だ。
 放棄田となってからは葦原だったところだし葦の地下茎が耕盤直下を水平に縦横にあった地盤だから文句も言えない。太い地下茎が腐食すると漏水トンネルの完成である。
 先だって潰し作業を行った時にも何処とつながっているか不明の親指程度の横穴が幾つもあったのだ。

 今回も穴の周囲を泥で囲み流入を止めて掘り下げて潰した。それでも横方向に走る漏水孔は感知できないからおっつけどこかで孔があく。下の棚にはこの棚からの漏水部が三カ所もあって、二つ池が減水しても漏水量は変わらず、この流入部は今もって分からないのだ。

 この作業は22日に行ったのだが、この日がホトトギスの初鳴き日となった。古典ではホトトギスもヒヨドリも愛された鳥のようだが漏水孔潰しとシンクロすると五月蠅い。ついでに第二分水池の分水路接続部の漏水孔二つも潰した。
 20日の出水時に顕在化してどこで流出しているのか不明の孔なのだ。基盤層深く形成された孔なので表面を潰しても度々顕在化する。

 会の棚田も田植えが済んだけれどサンコウチョウの鳴き声はまだ耳にしていない。こっちの鳴き声はのどかな感じに浸れる。隣沢での作業は、いわゆるサンコウチョウお約束の大樹があるけれどひっそりしたものだ。

         漏水部      漏水孔       潰し終わり