トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

林接した水辺の創出 6 (法面を固める)

2019-05-25 | 水辺環境の保全
 池となる部分の掘り下げが終わり堤の形成に入った。掘り下げた部分に湛水するのだが湛水を支えるのは土の底と堤である。
 40㎝ほど掘り下げた事で下降する漏水孔は認められなかったものの、土をへぎ削いでいく途中に次々と漏水孔となる横孔が出てきた。孔の内面は綺麗で鼠の穴なのか過去の漏水孔なのかは判断できなかったものの、まさしく漏水させる元凶となるべき孔なのだ。

 この穴に沿い掘り進み潰して置く事が水漏れを防ぐ最善策と理解はしていても十指では足らない穴を潰す意欲は如何ともしがたく法面を叩き板で固めてとりあえずは様子を見る事にした。Yさんがレーザー水準器で水平位を印してくれたので堤の上端面、護岸木の敷設、通水管の位置等々、それを基準に作業をすればそれなりの質は得られるだろう。

 とは言っても見かけでは無い「水漏れしない」のが肝要なのであって、そのために叩き板での法面の固めと上端面の胴突き作業は必須である。今回は底になる部分の胴突き作業より法面の叩き作業の方に肩入れが必要で、この日はようやく法面の半周を固めた。勿論、一回で終わるはずもなく法面が済んだら上端面、また法面と複数回行って万全を期したい。肩入れ尋常では済まず肩こりもまた尋常ではない。

 掘り取り作業と胴突き、叩きと上肢の重作業が続いて肩こりが酷くなった。帰宅後、一休みしたら肩井と腕の三里に灸を据えるのが日課になってしまったが、台所の換気扇の下で上半身裸で灸を据えるのは冬季と異なり寒く無くてよろしい。
 腰痛が酷くならず安堵しているが肩凝りもまた辛いものだなあ、というのが実感。

         手前は未施工部      叩き固めた法面二面

イソヒヨドリ、我が家も巣立ちだ!

2019-05-25 | 小父のお隣さん
 まだ暗い朝4時前から玄関ポーチの小屋根付近が煩い。カサカサとがコンとがトコトコとか絶え間なく音がしてくる。小生は昨夜9時から未明の3時半過ぎまで寝続けたから起きてデスクにいたのだが、その窓の前なのだ。「巣立ちの日が来たか…」と思っていたらビンゴだった。

 暑くなってきたから上下窓は半上げで網戸、内側は営巣期にはブラインドは下げっぱなしだから音は聞こえても様子は見えない。そのうちに上下窓の枠や網戸、壁の窓枠に取り付いた雛鳥の影があった。カメラは横にあるがフラッシュは使えない。ブラインドの隙間から鏡胴を入れても暗くて判然とせずカメラの写角内に入るまでブラインドをそーと上げてみたら窓直下の屋根のてっぺんにいる。窓枠から頭部が見える近さである。

 その位置では撮影できず、移動を待って軒先に近い部分で一枚撮影したのだが、網戸に合焦して雛鳥はボケてしまった。マニアルなら焦点は合わせられたのだろうがそんな余裕は無い。まだ薄暗いがデスクのライトは消して覗いていたら給餌に来た親鳥に気付かれてしまい止む無く「ジ・エンド」となった。
 巣は左側の化粧雨樋の中にあって、この場所を自動カメラで撮影しようと借りてきたのだが撮影モードにならないし取り付けベルトと架台を作らねばならず頓挫した。カメラはPCの横に放りっ放しだ。

 おおむね巣立ちの頃の雛はそうなのだろうが嘴は黄色いし翼や尾羽根が短くてお爺心でも「カワイイ!」になる。しかしなあ、あの大きく甲高い早朝の囀りは遠慮してほしい。まあ、ヒヨドリよりは許容できるけど。