トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

「令和」初日は通水作業

2019-05-01 | 水辺環境の保全
 4月28日、隣沢からの送水が途絶えた。断水の理由は降雨濁り水に由る送水管内の砂泥沈澱だった。「水辺の一大事」なので復旧道具一式を車載し翌29日の作業と決めていたが降雨で断念、30日も降雨で断念。ようやく5月1日に作業日和になった。

 いつも通りのエンジンポンプで強制排砂する事40分、送水管への注水を終え送水管口に平手を当ててみれば陰圧で吸い付く。これで通水の確認がとれた。フイールドに回り吐出口での目視確認でも最大吐水量の30%ほどだが吐水していた。水の落ちる升内は濁っているから排泥は出来たと見たが、一昼夜経過しないと水量が戻らないのが通例なので測定は翌日にする。

 エンジンポンプに依る通水作業は送水管からホースが抜け出なければ特に用も無い。河原をぶらぶらしながらの時間つぶし。アサヒナカワトンボの交尾体を移したりニホンアカガエルを写したりと、それなりの楽しみはあるけれど、本格的な谷止工を行わなければならない時期に来たのも荒れてきた河床を見ると感じる。
 これが最大の難関なのであるがもう先送りも出来ないだろう。

 降雨で再流入 ➡   清掃後の強制通水 ➡  とりあえずの吐水 

雨後のキクラゲ大発生!

2019-05-01 | 何よりの楽しみ
 水源地の立ち枯れ木にキクラゲが大発生してくる1本がある。普段は見るだけで採集はしないのだけれど帽子に少々頂いてきた。他に知る人もいないから雨が降れば膨らみ晴天が続けば萎むを繰り返している。
 昨年、会友のMさんに教えたら採集に行ってまるまる1年楽しんだとの事だった。この日、小生が採集したのはMさんが採集した後の手が届く範囲でしかないけれど見上げれば立派なキクラゲが頭上高く木漏れ日に映えている。

 発見した当初、切り倒して採集しようかと思ったもののそのままなので上部のキクラゲは大きく育って立派なものだ。帰宅してお昼に麺の具にしたが歯切れの良い柔らかさで無味無臭であっても「美味しい」と感じる。簡単単純な昼ごはんでもこれだけで小生にはグルメになる。

 瞬間移動して今日5月1日は新元号のスタートとか。現役当時、転勤先にこの日を誕生日とするのが4人いた。同じ誕生日が4人もまとまるのも珍しいけれど、さて元号誕生日と重なった誕生日のこの日彼ら彼女らは何を感じているのであろうか。思い返してもそれぞれ別個の未舗装のルートを辿っている。まあ、振り返れば故郷、振り向けば黄泉路が小生の立ち位置で、キクラゲの幹を仰ぎ見れば登り詰めるための階段に見える。

               雨あがりキクラゲ膨潤ルリビタキ