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昇降部に夜間の利用を考慮すると安全のためには手すりが必要に思え急遽設置する事にした。材料は放置されたままのCチャンを使う。必要な部材を用意しボルト穴を開け設置し終わった頃に夜間演劇主催者側の若者が手伝いにやってきた。通路の整備に「人手として使ってください」と言われていたスタッフである。とりあえず昇降部の敷き板を外し山砂を敷き詰めてから再度、板を並べてもらう事にして、ここが終われば下の段への昇降路を削り出してもらう手筈になった。
汗水垂らして作業を行ってくれたのだが「初めての作業です」と言うのも見ていて分かるほどで、やはり仕上がりは手直しが必要だったのは無理もない。敷き板は一見は良さそうに見えたものの敷いた位置が手摺より離れすぎて手が届きにくいし平坦に山砂を敷き詰めてもらいたかったところも窪んだまま残ってしまった。
唐グワとスコップで新たに掘削した傾斜路も利用者の動線と動態をイメージしながら創出できる訳もなく「粗削り」の段階のままだったと言える。後日、この二カ所の手直しを行い「まずまず」の程度、品質までに設えなおした。この傾斜路の路面は粘土質なので山砂を運び敷き詰めスリップ防止とした。
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これを行いながら近くにふんだんにあるテーダ松の落ち葉に目を付けた。これを通路に敷き詰めれば夜間通路の目印になるだろう。我ながら「有る物を活用する」と言う姿勢は衰えてはいない。これも生まれも育ちも雅な米作農家出身の賜物で生まれながらに身についてしまっている行動だ。「三つ子の魂百までも」と言うではないか。二度童ともなれば原点回帰であるのはホンの事、ホンの事。