トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「クズ花穂酵母でフォカッチャ」

2022-09-25 | 今日は真面目に
 台風14号の脚が遅い。風雨に見舞われると思い自宅謹慎ときめたのだが結果は蒸し蒸しした1日となって雨は降らなかった。
 それでも前日の予報で決めた「クズ花穂酵母でのフォカッチャ」を朝食の後片付けに続いて作業開始である。なにせ自家採種酵母であるから発酵状態も不明だし出来上がりの程度も分からん。発酵時間だって馬鹿長く必要だとチェックしたレシピには書いてある。
 いわゆる「天然酵母でパン作り」など全てチェックできないほど溢れていても役に立つ情報量は少ない。幾多のレシピサイトはあるにせよ閲覧数の多いのが上位になる仕組みではマイノリティーのレポートなどスクロールしても出てこない。何時もレシピサイトを見て感じるのだが「まず最初に基本中の基本のレシピ」を掲載するべきだろう。アレンジなんて化粧とおんなじ、バリエーションなど千差万別なので役には立たない、と負け組の姥捨て山爺さんはつぶやく。

 さてさて閑話休題、緩和冒頭、あれこれ思い煩って妥協の産物レシピは次のようにした。
                    強力粉     150g +大匙3杯(生地調整の結果だ)
                    元種       60g(粉の分量の40%と算出)
                     水       60g

                    牛乳       60g(バター溶解用)
                    バター      10g
                    キビ糖     大匙2
                     塩        2g

                    オリーブ油    適量
                    ハーブ塩     適量 

 元種と水は1:1で撹拌、牛乳とバターはレンジで人肌に溶解、これらにキビ糖、塩を投入しホイッパーで混ぜる。これを強力粉と合わせ生地を作る。常温下で6時間の一次発酵だ。6時間経過しても膨らみ方は少ない様に思えた。膨らまない場合もあるからと承知はしていたが次の段階に進む。

 一次発酵が膨張不足に見えたものの「あり得る事態」として粛々とガス抜き捏ねを実施。また丸めて二次発酵2時間を待つ。この発酵状態は良かった。膨張感は目にも見えたから「おいらの日々は薄幸だ!」なんて卑下しなくてすんだものの外出しないと決めた日だからひげは伸び放題。まあ、来客や電話、メールだって不要な老後である。

 二次発酵を終えた生地はバッドの中で延ばしてから更に1時間弱のベンチタイムを与える。そのあとオリーブ油を塗付し窪みを並べハーブ塩を振りかけて準備万端、予熱200℃11分のセットで焼いた。12分が適切だったかもしれない。

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 焼き上がり早速試食する。何時もハーブ塩が少なめに感じていたから今回は気持ち大目に振った結果、塩味が効いている。「塩分少な目」が良かったのかどうか、毎回レシピの安定しない拙者のキッチン三昧だからしょうもないのだが台風もこないし雨も降らないからヒグラシが鳴いている。まあ、小生だってその日暮らしの同類だ。
 さて、課題の発酵状態は断面を見れば大小さまざまなスポンジ状になっている事は見える。「強力な発酵」ではなかったものの見た目には十分と判じた。試食はモッチリ感が最初で塩味とオリーブ油が効いた感じであっさり感が欲しかった。香りに遜色はなく色目も美しい。まあ、今までは強力粉のみで作った事は無いので新鮮に見えたのだろう。端的には「美味しい」💮であった。




今日のトンボ「亭主の好きな赤烏帽子」

2022-09-25 | 小父のお隣さん
 トンボ池のウシノヒタイやカサスゲを抜去除草中に近くを飛翔していたのはシオカラトンボと真っ赤なトンボ、水面近くにはクロイトトンボがまだ飛翔していたがキイトトンボは見つからない。
 さて、この赤いトンボの判別は何時も悩むところで「ショウジョウトンボ」か「ネキトンボ」か「それが問題だ!」。

 結局はPCで画像を表示して図鑑と対照するのであるけれど分からない時が圧倒的に多いのである。今回もあやふやで終わりそうだったけれど「成熟したオスは脚まで真っ赤になります」というショウジョウトンボの記載から、今回のトンボは脚が黒いから「ネキトンボ」だろうと推測。まあ、何時もの事ながら断定できない詰めの甘さか気性の弱さ。まあ、生まれも育ちも雅な南魚沼生まれの小生としては「君子は争わず」なのである。

 「赤裸」は「因幡の白兎」に出て来るがトンボだってその口であろうが哀れな感じはせず装いに見える。「アカトンボ」は好き、「真っ赤な嘘」はいただけない。「赤子の魂」はこの多様化した浮世ではさてどうなる事やら。小生は「赤っ恥」の人生で浮世だわい。アッカンベーして本稿終了・・・。まあ、「真面目に書かんとあかんなあ」と思うけれど生まれも育ちも雅なもんで。