トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ササユリ開花していた

2024-06-06 | 小父のお隣さん

 カサスゲ抜去が人差し指の切り傷でやむなく二日の中止だ。皮膚を出血する程に傷つけて、そのまま泥水に晒している訳にはいかない。何よりも破傷風が恐ろしいから自宅で我慢我慢の二日間だった。とは言え自宅でも水仕事はあるが洗剤に晒しても細菌に晒す訳では無いので絆創膏が「濡れたら取り換える」のをこまめにやれば良い。小生の場合、いつの頃より傷を外気に晒していると治りが悪く、あまつさえ治癒した後も色素沈着して見苦しくなるので、どうしても軟膏を塗付し絆創膏で外気と遮断しておくひと手間が必要になる。

 さて、作業途中だった第4泥水池のカサスゲ抜去を終え、次の予定池を見に行った折りにササユリの花に出会ったのである。既に花弁は汚れているから数日前には開花していたはずなのだが、今期は開化株確認はしていないので仕方がない。トンボ池通路脇に蕾を付けた1本があって楽しみにしていたのだが「自然観察会」と称して通り道脇を大幅に刈り払われてしまい跡形もなくなってしまった。野外活動する場合の一般的な姿勢は「雑草=坊主刈り」のワンパターンで、植生が環境の基盤を成している事など全く認識はしてはいないのでこの差は埋める事が出来ないのが悩みでもあり障害でもある。

     


シェルター水路の泥浚い

2024-06-06 | 水辺環境の保全

 このシェルター水路と呼んでいる水域は唯一、送水に頼らなくても湛水を維持できる絞り水と雨水で満たされた水域である。そのため断水しても干あがる可能性は低くフイールドの水生生物の絶滅防止機能を持つ大事な水域なのだ。水域造成初期のこの水路は、本当に幅30cm程度の上棚からの漏水を泥水池1に届ける集水機能を有していただけなのだが、たびたび掘削と拡幅を繰り返して現状の形になった。

 今回の泥浚いは別の見方をすれば「泥上げ」でもあり、長年の泥上げの結果、堤の高さが50cmほどになってきて作業性も悪くなり水域への出入りにも「ウントコショ、ドッコイショ!」となってしまった。せめて堤や畔の高さを半分ほどに減じたいのだが掘削と場外搬出量を考えると恐ろしくて手が出ない。まあ、この水域の作業も向こう10年は難しくなるだろうから「孤爺さんボチャン!ハイ上がり‼」の恐れはあるものの現状で行くしかあるまい。

 この日は水路の泥浚いだけの泥の積み上げなのだが隣りの第3泥水池の泥上げを行うと更にいっそう盛り上がる事になるが、その作業はこの日の泥土が乾燥しなくては歩けないからそれまでは先送りである。その間に他の区域の泥上げを済ませなければならないので「今日も泥上げ、明日も泥上げ、これじゃ年がら年中お洗濯お洗濯・・・」。