カサスゲ抜去が人差し指の切り傷でやむなく二日の中止だ。皮膚を出血する程に傷つけて、そのまま泥水に晒している訳にはいかない。何よりも破傷風が恐ろしいから自宅で我慢我慢の二日間だった。とは言え自宅でも水仕事はあるが洗剤に晒しても細菌に晒す訳では無いので絆創膏が「濡れたら取り換える」のをこまめにやれば良い。小生の場合、いつの頃より傷を外気に晒していると治りが悪く、あまつさえ治癒した後も色素沈着して見苦しくなるので、どうしても軟膏を塗付し絆創膏で外気と遮断しておくひと手間が必要になる。
さて、作業途中だった第4泥水池のカサスゲ抜去を終え、次の予定池を見に行った折りにササユリの花に出会ったのである。既に花弁は汚れているから数日前には開花していたはずなのだが、今期は開化株確認はしていないので仕方がない。トンボ池通路脇に蕾を付けた1本があって楽しみにしていたのだが「自然観察会」と称して通り道脇を大幅に刈り払われてしまい跡形もなくなってしまった。野外活動する場合の一般的な姿勢は「雑草=坊主刈り」のワンパターンで、植生が環境の基盤を成している事など全く認識はしてはいないのでこの差は埋める事が出来ないのが悩みでもあり障害でもある。