糀とヨーグルトチーズの熟成品はマイブームとなって合わせる食材を多々変えつつ食べてきたのだが結果としては「塩味の具材がより旨くなる」のは間違いないと確信した。そこで混ぜ合わせる食材としてサバ缶のフレークがある事を思い出し店頭を探したのだが見つけられず鮭のほぐしなどはあったけれど価格が高い。仕方が無いので自ら用意した。
塩サケの切り身を焼き、ほぐしながら小骨は取り除いて混入する。今までだと大きな容器に作り込んだけれど消費期間が長くなり傷みやすくなる季節でもあるし、何よりも味に飽きが来るようになって容器は小さくし作り置きの種類を増やしたのだ。しかし、この薄幸惣菜の王道はやはり「キムチ」に軍配が上がる。今回は別容器にキムチ入りも用意したのだが、まずはキムチの水分を一晩掛けて抜いてから合した。糀菌の働きで保存している間に水分量が増える傾向にあるから最初の水分は可能な限り除くのが旨さの秘訣だった。
さて、今回の「鮭フレーク合わせ」は「イナゴ合わせ」に続き動物性たんぱく質の入ったエッ!品になり、ご飯のお供に、そのまま口中にでも構わん美味しい味が出たのだが塩鮭が甘塩だったから少々塩味不足気味に感じたのだが、これを塩分の多い塩鮭に変更すれば「美味しくなる」のは分かっていても塩分摂取量が増えるのは避けたい。しかしなんだろう、濃厚な旨味としか感じない基は相乗効果としか思えないのである。