泥水地の樹木が大きくなって水域を覆うようになり日照と水鳥の飛び立つ方向が制限される環境になってしまったから実生樹のクルミとクワの樹を伐採し、残したオニグルミも横枝を整枝剪定した。これによって林道からの視界も開けたし水面にも日照が戻り、何よりも水鳥が飛び立つ方向が少しだけ広がった。まずは目出度い祝着至極である。
この作業の数日前、泥水池4を覆っていたコブシの横枝を選定してあったから泥水池4はすっかり明るく広くなったように感じる。こうなると今まで飛翔数がほとんどなかった中核種のシオカラやショウジョウトンボなどが寄ってきてにぎやかさを増していた。トンボの世界に貨幣制度は無いものの現金であることは間違いない。それはそうだろう、種の繁栄保存と密接につながっているのが環境で、彼らにとっては環境が全てである。
下の写真、右端から枝が水面に伸びているのはマユミだったかツリバナだったかだが秋になるとオオアオイトトンボの集団産卵が観られる樹木でもありクワの樹の陰になって徒長しているのをも助けた事になる。まあ、鳥の糞で繁殖したクワの樹よりも数少ない産卵樹を活かした、と言う事にもなって孤爺は誠にかっこいいのだ。これを公式にすればE(c)となるけれど郷里ではA(c)と発音する。小生は未だに直らない。蛇足だが苺はetigo、保育園はhoekuinnとなってしまう。ワープロを使い慣れた当時でさえ入力で「保育園」の変換が出て来ず、笑われたものだ。
明るくなった